中華Bluetoothなアレを試す

みなさまあけましておめでとうございます。
今年も当ぶろぐと私たち虹裏メイドをよろしくお願いいたします。

ぶろぐのメインコンテンツが自然歩道/低山ハイクにシフトして電子工作関連で
訪れる人もほとんどいなくなって久しくなりましたが、過去に提供した情報に
つきましては後から見に来てくれた方を困らせたりすることがない様に正確性を
保ちつつ整備を続けていく所存ですのでご安心ください。

さらに、これから発信していく情報に関しても去年末の地図の件のように
ルール違反とならないようにしっかり精査をしたうえで提供していくよう
心がけたいと思います。ルールは守ってクリーン行きますよぅ!

●中華Bluetoothなアレ一号機

そうだね
いきなりルール無視のダーティファイトだね。
勿論日本国内の技術基準適合証明なぞ取れてないので型名すら言うことができずアレ
呼ばわりです。使用に関しては副業先にある電磁波と音波と振動が完全遮断された
連続稼働試験室(別名お仕置き部屋)で実験の形で行っていますので間違っても
野外や窓際とかで使うようなルール違反なんかしてませんよぅオホホホ♥
↑建前

このアレはBluetoothのSPPが使える、つまりUARTを手軽に無線化できる
便利な代物です。しかも値段もいずれ紹介するアレよりも安いです。

しかしピン配置くらいしか情報がわからず最初は四苦八苦しました
…が何とか使い方を見出しました。



Bluetoothで有名なのはCSRのチップですがこれはBEKENなる大陸の中華製無線チップ
のようです。さらにそのチップから私のぶろぐでおなじみ台湾製cortex-M0の
NuvotonM051シリーズが繋がっています。
UARTの信号はこちらからやり取りを行います。


裏返すとご丁寧に信号名を振ってくれています。
実際に操作できると思われる信号はKEY/LEDとTxD/RxDくらいでした。しかも他の
SPPモジュールと違いI/O電圧が厳格でRxDにVCC(MAX3.3V)を超える電圧をかけると
動作が即座に停止しやがります###
M051自身はは5V駆動可能ですが5VトレラントI/Oではないのでこうなるようです。


モジュールから脚を引き出して汎用コネクタで差し替え可能にしておきます。



ねむいさん以前から少しずつ自作のワイヤレスモジュール接続用ハブを作ってきました。
中心部にはFTDIのFT232R基板がありこれはVCCIOとして5Vを突っ込んでいます。


てわけでTxDからは抵抗を介していますが5VCMOSレベルの信号が出ているので上記
モジュールを使うことが出来ず泣く泣く5VCMOS->3.3VLVCMOSへの電圧変換を挟みました。


また、KEYをHIにして電源を投入するとATコマンドモードになるそうですがデータ
シートがどこにも見当たらなかったのでコマンド探しの旅から始めました…。
ひとまず9600N81,CRLFありで基本の"AT"に反応しました。


"AT+VER"
"AT+BAUD"
も見つけました。ボーレートさえ変えられれば何とか使い物になります。ボーレート
の設定に関してはHC-06と似たような感じですね。しかしデバイス名やペアリングキー
の設定は一切できない男らしい仕様のようです。


PCからはこんな感じに認識されました。同じ奴何個も使う時名前変えられないので
混乱必須ですね。


ペアリングキーがないものの追加されたSPP-COMポートを開こうとするとこんな
ダイアログが出てきます。もしかして隠しで設定コマンドあるのかしら・・・。


それはさておき230400bpsでも余裕で使用できます。スレーブ専用・フロー制御無し
UARTとして使うと割り切れば十分に実用可能でしょう。マイコンの工作ではTxD,RxD
さえあれば問題ないですし。

そうやって格闘していたらひょんなことから同じモジュールを使用していると
思われるピン間隔変換基板に半田付けされたモジュールのモジュールを販売してる
ところを見つけました。
そこのデータシートを見る限りではやはりATコマンドはボーレートくらい
しかいじる項目がないと言う極めて男らしいブツでしたこれ。


・・・というわけで去年夏前くらいからBluetoothのSPPデバイスをはじめBLEにも
手を出していろいろためしてきてますのでこのような形で順次紹介していきたい
と思います。中華Bluetoothモジュールは中華TFT-LCD並みに魅力的なのですが
何度も言いますが日本の技術適合証明なんてあるわけないのでクリーンな
コンテンツを目指すねむいさんのぶろぐとしましては…おや?なんだこんな時間に…



年 始 早 々 こ ん な 内 容 で す み ま せ ん ! !

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