OpenOCD小ネタ5 -CMSIS-DAP、来る!-

あけましておめでとうございます。
今年もわたくしねむいさんと虹裏メイドたちをどうぞごひいきに。



さて、早速本題に入りましょう。正月明けから少し経ったころ、以前から少しずつ
修正が加えられていたCMSIS-DAP対応がついに公式にマージされました!

CMSIS-DAPとは以前から述べてきましたがARM謹製のオープンソースのデバッガ・
ハードウエアの名称です。大きな特徴としてPCからはUSB-HIDデバイスとして認識
されるので(mbed版はVCPドライバが必要)ドライバいらずで面倒な設定がほとんど
無く手軽に使用できます。

OpenOCDから使用する際にはOS間の差異を吸収するためhidapiというHIDデバイスの
ライブラリを経由してアクセスされます。つまり、OpenOCDからCMSIS-DAPを利用可
能にするためにはhidapiも使用可能にしておく必要があります。

私のおきぱにあるOpenOCDのバイナリはすでにhidapiが使えるように自前でビルド
したlibhidapi-0.dllをバインドしていますのですぐに使用が可能です。

↑ていうわけでCMSIS-DAP対応のOpenOCDを使ってLPC812-MAX上で
 書き込み/デバッグしてるところです♥

なお、CMSIS-DAPはSTLink/v2やTI-ICDIのようないわゆるHLAには属さず、
JTAGデバイスやSWD版Versaloonのようにローレベルまで直接ぶっ叩くことが
可能なアダプタのため、Kinetis系のような雄度の高いマイコン相手でも
バリバリ使用可能です。

特にFRDM系の評価ボードに特化したMBED版CMSIS-DAPのバイナリ
用意され始めているので利用しない手はありません!急げ!
…とその前に…
※MBED版CMSIS-DAP使用上の注意※
MBED版CMSIS-DAPは実際はUSB-MSC,USB-VCP,USB-HIDの3つのUSBコンポジット・
デバイスとして構成されています。しかし最初はMSCしか認識してくれず、
CMSIS-DAP(HID)が使えません。
こちらにあるVCPドライバをインストールすることによってCMSIS-DAPも
認識されますのでご注意を。



ところでずっとフン詰まり状態だったCMSIS-DAP対応がOpenOCDに急にマージされた
背景にはVersaloonの今後に関するちょっとした議論がありました。
かいつまんで言うとVersaloon終了です。もうこれ以上ハードもファームも更新はされる
ことはないでしょう。SWDプロトコル対応のパッチはOpenOCD0.6.0以降は全く更新
されていません。しかも今回のCMSIS-DAP対応により完全に適用不可能となります。

しかし、もうご存知の方もいますがねむいさんはCMSIS-DAPとSWD版Versaloonを統合
して使用可能なパッチを作成しています
。ねむいさんのぶろぐを知ってる方は私の目が
黒いうちはVersaloonの恩恵が受けられますのでご安心ください。
最近はOpenOCDの自前ビルドが必須のLinux系&マカーな環境の方からも続々と成功の
報告をいただくようになりました。ありがとうございます。ありがとうございます。

20140715追:
Versaloon復ッ活ッッ!


私もCMSIS-DAP対応を決起に未提出のパッチをgerritにどんどん吐いていく予定でした
のでOpenOCDがオワコンどころか一気にボルテージが上がって今年はさらに深い部分
まで切り込んでいくことになりそうです。


20150406追:
CMSIS-DAPが本来の力を取り戻しました。
遅かったOpenOCDからの書き込みも快適に行えます☆

Comments

Post a Comment








Go to top of page