いろいろ試す61(と今年の反省会)

あっという間に年末になってしまいましたね…
残り時間は少ないですが最後まで頑張りましょう〜




●ATMELSTARTが新機種のAVR非対応に

ねむいさんはだいぶ前からAVR-DDシリーズも手に入れておりました。
しかし買ってそのまま放置してたのでとりあえず使ってみようと思い、
まずはATMELSTARTで初期コードの生成をやってみようと思ったのですが
AVR-DDシリーズにはもはや対応しておりませんでしたorz

そしてMicorochip社の提供するMPLABなる総合開発環境でコードを
生成する必要があります…

ねむいさんAVRはArduinoすら使わずavr-gccのコマンドラインビルド環境で
プログラム書き込みはavrdude派なのでこんな小規模のマイコンにこんな
糞重い環境使いたくないんですけぉ!!!

う〜む微妙だ…


と思案に暮れていたところにMicrochipのgithubを見てみたらちゃんと周辺
機器別のExampleが大量にありましたとさorz
これ参考にAVR-DDのコードをAVR-GCCに当てはめて動作せしめられました。
今回はほんのさわりだけですがAVR-DDシリーズについては来年詳しく紹介
しますのでよろしく!

秋月電子でもAVR64DD28が販売開始でこれは熱くなるかも!?


●Picoscope7のソフトがようやく安定…か?
6から7になって超不安定になってしまったPicoscopeのソフトですが10月に
7.1.13にアップデートしておりました。"Other stability improvements "の
文字列を信じてインストールしてみました!!!


お?


以前のverでは速攻固まって使い物にならなかったI2Cのデコード表示も
ちゃんとできてる!!


と思ったらいろいろいじってたら固まったorz
ううむあと一歩…

全く使えないレベルからだましだまし使えるレベルになってきましたがまだ
安心して移行できる状態ではないですね…
当分の間は6を使っていこうと思います…ていうか私以外にPicoscopeを
使ってる人ほとんどいないのでは…ちょっと波形が見たいけど据え置き型を
出すまでもない状況ではかなり使えるんですけどね〜


●いつものの小変更
私のSTM32へのFatFs移植例"いつもの"について、長らくCMSISv5を
使ってまいりましたが今年後半からCMSISv6に移行しております。
で、このCMSISv6ですがNVIC周りで最近結構でかい更新がかかりました
さらに、CMSIS_v6のその他の変更はこちらにまとめられております

具体的にはIPというレジスタがIPRに変更になっています。
STM32においては古いペリフェラルライブラリを使用しているSTM32F1と
STM32F4の作例が直撃です(新しいHALライブラリは大丈夫です)。

仕方ないのでこんな感じに修正してお茶を濁しておきました…。
んでもってついでに以下の作例を2024年1月版に更新しております。
STM32F1
STM32F4
STM32F7
STM32H7
STM32L5
STM32H5

STM32L5に関しては今回の更新で完全終了で今後はH5に注力していきます。
H5は精力的に更新していきますので今後ともよろしく!!


●中華液晶追加など
地味ですがねむいさんのいつものの作例中にある液晶ドライバに
2種追加しております。年末なのでついでに紹介しようと思います。

まずはNT39106をコントローラに持つ170x220のQCIFなやつです。


お次はNT39116Bをコントローラに持つ240x320のQVGAなやつです。

これらの液晶モジュールは中華サイトを調べまくったりすでに動作
確認できた品種に似た型番の物から初期化コードを推測して無理くそ
動かしちゃってます。
ここまで来たらもう意地ですがAliexpress見てると次から次に新しい
刺客がやってくるので飽きさせてくれませんね…
こちらも地味に追加を重ねていこうと思います。


●"ペット・サウンズ"で使われてたフォント
電子工作と全然関係ないですがねむいさんはBeachBoysの大ファンで、
PetSoundsは好きなアルバムの一つです。
このアルバムジャケットで使用されていたフォントが今まで何か分からなかった
のですが調べまくって判明いたしました。
それがCooper Blackです!!!
型番シール作成する時はこのフォント好んで使っております。
まぁ完全に個人の趣味ですけどね〜



●そして反省会と来年の展望

今年もやろうと思ってできなかったことだらけですが長年後しでやっと
かたづいたやつが1件…
・DropBoxの画像表示問題の解消
 これにつきます。
 5年越しでやっとこ終わりました…長かった…
 このペースでいくと今度は容量問題に立ち当たることになりますが
 その時はその時で対処していきたいなと思います

そして今後やるべき事柄ですがこれは2件…
・ARM開発環境の整備
 特にかつてデバッグで使用していたInsightはWin10以降で使用不能に
 なってしまいましたので現在CodeLiteによるデバッグ方法を確立して
 いる最中となっております。
 2024年中にはわかりやすくなおかつ安定してデバッグできるような
 手順書の作成を進めてまいります。

・AVR関連の記事の増強
 これ最近になっていろいろ問い合わせいただくようになってきました。
 UPDIを使用する新しいタイプのAVRの使用記や書き込みソフト"avrdude"
 についての記事の需要が非常に高まっていると感じます。
 ちょうどAVR-EA/EBも出てさらにAVR-DUシリーズも登場の予感が出て
 来ましたのでちょっとAVRにもがむばってみようと思います。
 せっかくなのでついでにXMEGAの作例も2024年版に更新してみました
 かつて一度は捨てたはずのマイコンですが再びこうやって相まみえる
 とは運命を感じますね…


てわけで上記2件を来年の目標に記事の充実と整備を続けていこうと
思います!今後ともよろしくお願いします。

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