LPC1769を使う4

※トレランの記事を書く予定でしたがLPCXpressoLPC1769版が手に入ったため次回!

先日から騒がれはじめていますが、LPCXpressoのLPC1768版にLPC1769が乗っている
ものがある。という話。実際に市場に出回っているのはすでにLPC1769のものに
置き換わり初めているようです。ねむいさんもLPC1769版をゲッツしました!!


↑ご覧のように"TARGET LPC1769"と明記されているので安心です♥



↑LPC1768版で問題だったRTC用のクロックがピンコ立ちになってた件は今回の
 LPC1769版ではちゃんとSMDの製品にかわりスマートな形状に戻りました。
 1768版買わずにずっと我慢してた甲斐があったぜ…


さて、LPC1768とLPC1769の違いですが、単にクロック動作上限が100MHz
から120MHzに変わっただけです。
チップリビジョンも"-"の無印なのでエラッタもごっそり引き継いでいます
細かい部分は各自エラッタシートをご参照ください。
以前に別基板で120MHzにて動作実験を行い、aitendoさんのOLEDを動かす
パフォーマンスとかもやってますが、今回もLPCXPresso1769版でおさらいを
してみました。



↑お約束で真っ二つに切断。
 LPCLinkとかLPCXpressoIDEとかはもちろん一切使いません。
 いつもの通りCodeSourceryG++とmakeとVersaloonとinsightを使えば
 十二分に戦えます!

ところでLPC1114/LPC1343版ではフリースペースになっていた部位はLPC1769版では
I/Oピンが出ています。
このピン群の扱いは当面何も付けないでおいてあとあとどうするか考えます…。
とりあえず秋月のロープロのコネクタを両サイドに取り付けました。


↑二つに割ってしまったせいで+3.3Vの供給のことすっかり頭から飛んでましたorz
 仕方ないのでVersaloonの3.3Vから拝借。他者の製品同士が合体して
 なかなかシュールですね…。


↑Versaloon+VSGUIでSWDが繋がるのとOpenOCD立ち上げてLED点滅プログラムが
 SWDデバッグ出来るのを先ず確認。


↑次にいつもの如く液晶表示とかやってみるのですが、今回はSPI接続
 専用で128x160pixelなTFT-LCDを使ってみました!
 
コントローラICは皆さんもおなじみのST7735です。


↑表示周りは完全にモジュール化させてるのでデバイス依存部以外はほぼコピペです。
 120MHzまできっちりまわせよ(某豆腐屋みたいな顔で)


…そういえば5か月くらい前に中華LPC1769基板をいぢっていたような…気のせいか…
前回と全く同じことをしているような気がするわけでもないかもしれなくもない…

LPC1769にはまだFatFs積んで動作確認させた実績ないので早急にベースを固めなけれ
ばなりませんね。

Comments

軟弱にmbedに走っていますが、このねむいさんの記事を読ませていただきまして、
色々と勉強になりました。

1769についても少し前に調べましたら、デジキーなら1769で売っていました。
1768とはバイナリで完全互換なんでしょうか。

残念ながら手持ちのLPCXpressoは1768ですが、やはりVersaloonとか開発環境を
まともにしてフルの512kバイトの開発をできるようにしないと、明日はなさそうですね(汗;)。

とりあえず、mbedでアナログRGB(VGA)をなんとかやっつけたいのですが・・・。



Shuji様

ねむいです。おはようございます。

1768と1769の違いは最高動作周波数だけなので1768の
ものがそのまま動きます。
それとVersaloonはOpenOCDとの絡みがあって新バージ
ョンへの過渡期で安定してないので、mbedをいぢりつ
つしばらく待った方が得策かと思います。

アナログオシロで描画するネタはかなり興味がありました。
これからも期待してますよ〜!

はじめまして。カメラモジュールとLCD関連の工作ブログから読ませていただいております。
ぶしつけな質問で申し訳ありません。なかなか資料が見つからず困っております。ご存知でしたら、ご教授いただければと思いました。
LCDのJD-T1800(ST7735 または ST7735R)で、HOSTマイコンからSPI通信で行う場合です。3line/4line の4line Selialを選択した場合、connection Pin のD/CX は、どのようにHOSTマイコンとハード的に接続すればよいのでしょうか?
よろしくお願いします。

miyano様はじめまして、
ねむいです。

信号名「D/CX」とはData/Command(末尾のXはアクティブロー)を意味します。
D/CXをLoにして送った時のデータはST7735を制御する"コマンド"、HIで送ると
ST7735のDDRAMへ描く"データ"扱いとなります。
なお、これは信号名「RS」(ResisterSelect)とまったく同義なものです。
各液晶モジュールのデータシートは信号名の表記方法に大幅なぶれがあるので
そういうものであるとして覚えておいてください。

HOSTマイコン(?)との接続の仕方は好きなGPIOを「RS」として定義して
パタパタでOKです。そして具体的にどのタイミングでRSを変化させるかは私の
STM32などのFatFsサンプルに同梱されているst7735.cをご覧ください。

ねむい様
ご返事ありがとうございました。

マイコンはSH7145なので、合わせながら見ていきます。
ところで、このJDT1800のLCDは、モード設定は、コレって資料がどこかにあるのでしょうか?(SRGBやSMX,SMY etc)
勉強不足ですみません。

ねむいです。こんばんは。

各モード設定の詳細については液晶モジュールのコントローラICを、今回の
JD-T18003-T01で言うとST7735もしくはST7735Rのデータシートをご参照ください。
ST7735系だとMADCTL(0x36)にBGR,MX,MY,MV,MHなどの定義があります。

一般的に、ドライバIC付きのTFT-LCDモジュールは同じドライバICでも
COG上の結線が違うため"同じ"初期化コードを使ってるはずなのにまともに
表示ができないという事例が非常にたくさんあります。さらに言うと同メーカー
のドライバIC間ですらコマンド体系がMIPIに準拠してたりしてなかったりで
統一性が全くと言っていいほどないので、中華液晶モジュールを使いこなす
際は"多くの人が同じものを使用していて"かつ"リソース(回避策含む)がネット
上に豊富に存在する"物を選んで購入する情報収集能力が非常に重要になります。


あとSH2お使いなんですよね…。理解されてると思いますがエンディアンの
違いにも気を付けてください。私のARM/AVR用サンプルはすべてリトルです。

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