近畿自然歩道を行く -三度目の正直！ねむいさんは天橋立を股覗けるのか！？

今回は昨年、雪に阻まれて全然股覗きできなかった天橋立のりべんぢと
なります…！！何度も悪天候に見舞われ続けた天橋立ですが三度目の
正直となるのか！？こうご期待…！


●2025.12.20 近畿自然歩道(岩滝口〜与謝野町役場〜延利(〜京丹後大宮)))

今年も京都駅から天橋立まで高速バスでひとっ飛びです。
電車よりバスのほうがよっぽど早いなんてね☆
(注：奥に見えるバスが天橋立行きの高速バスです)



道の駅京丹波味夢の里で休憩です。
昨年は乗客が腹下したのか15分も遅延するトラブルに見舞われましたが
今年はスムーズに行けました…


2時間ほどで天橋立駅に到着です。
スタートの岩滝口行の電車が出るのがまだ時間があるので散策します。



文殊堂でお参りです。


今年は天気は大丈夫そうなので期待が持てます…？


このご時世ですが中国人観光客はあまり減ってると感じない印象です。


京都丹後鉄道に乗って岩滝口へ…



隣の駅ですが結構遠い。
妙な俗称がついてる岩滝口駅から今年最後のトレイルがスタートです。



まずは与謝野町役場に。
ここが今回の近畿自然歩道のスタート地点です。


京都の近畿自然歩道の道標は文字が完全に消えてしまっているものが多く
意味不明のモニュメント化しているのが多々あります。


昨年とのエントリポイントです。
このまま北に向かいます。



そして一字観公園へのトレイルがはぢまった…！！
東海自然歩道の丹沢に比べたら全然楽だ…！！


と思ったら5分もかからず平地に…
普通に走れます♪


そして車道に出ました。
一字観公園の登り口があります。



妙見堂に出ました…そして…！
ここまで来る観光客はほとんどいませんがここが股覗き発祥の地です…！！


うおおおおおおおおお！！！！
好天候で天橋立を股覗き達成です！！！


一字観公園からはこんな感じで天橋立が見えます。


もう股覗きまくりです！！


一字観公園展望台からも…


もうええっちゅうねん


一字観公園は虹裏のみんなが大好きな与謝野晶子ゆかりの場所です。
たぶん晶子さんも鉄幹さんとラブラブＷ股覗きしたのでしょう…


さて、さっきの登り口に戻ってきましたが長命いっぷく名水なる湧き水は
枯れてしまってました…


ここからはひたすら車道を駆け抜けていきます…！
大内峠はこのあたりのようですね。


うぉおおおおおはしれはしれ！


板列展望台は経年劣化で立ち入り禁止になってました…
ほんとに危ないので入っちゃダメです。


少し進んだところからもビューポイントがあります。
天橋立駅周辺もここからだとよく見えます。


この林道もだいぶ線形改良が進んでいるようで古い大内峠の標柱も
道から大きく外れたところにあります。



崩落地点を超えて道は徐々に降下していきます…
東海自然歩道のうっ憤を晴らすがごとく駆け下りていきます！



林道が終わって府道と合流します。



しばらく進んでいると延利(のぶとし)なる地区に到達します。



ここ延利で近畿自然歩道から離脱して京丹後大宮駅に向かいます。



にしても当日は１２月下旬だというのにすごく暑かった…
まぁ天候が良かったおかげでしょうね…


ねこ


川を越えて駅前通りに…
文字が脱落した飲食店の壁がいい味出してます。





京丹後大宮駅に到着です。今回は大きなトラブルもなく無事に到着できました☆


電車で天橋立駅まで戻ります…目的はもちろん温泉です♨


今回はホテル北野屋さんのところで天橋立温泉を堪能しました(1200円)。
まだ宿泊の人たちが入る時間帯ではなかったので貸し切り状態で最高です♨


じっくりあったまった後はまた散策して家族のためのお土産を買いました。
そいえば毎年このお店で買ってますね…。


ぁー良い夕暮れだ…やっとこの景色が見られましたよぅ…


今年も帰りは高速バスで大阪へ…！
昨年は京都行のバス満席で取れなかっただけですが、今年は立花在住の
友人と梅田で忘年会やるので京都じゃなくて大阪行きなのです…！


バスから降りたら大阪に降りた時定番の北向地蔵でお参りしました。




というわけで今年最後のトレイルも無事走破できました。
現在攻略中の東海自然歩道もお金がたまったらすぐに続きを行う予定です…！
らいねんもがんばるぞい！
●2025.12.20 近畿自然歩道(岩滝口〜与謝野町役場〜延利(〜京丹後大宮)))
　　GNSSログ
風

SDカードとかUSBメモリにSystem Volume Information絶対作らせなくする方法Win11版


あのさぁ…10000000000歩譲ってNTFSだとボリュームシャドウコピーの
時に必要だから存在をある程度は許しますけどね…
exFATやFAT32でフォーマットされたSDカードやUSBメモリとかで勝手に
System Volume Informationを用もないのに作ってきやがるの絶対に
許さないんですよぅ！１！！！１１！！

というわけでWin11環境に移行した記念にWin11でSDカードとかUSBメモリ
とかのリムーバブルメディアにSystem Volume Informationフォルダを
作らせない方法を記録したいと思います。Win10でもやってましたが！


●System Volume Information！！お前を潰す！絶対につぶす！１！！
コンピュータの管理➡サービスとアプリケーション➡サービス から
Windows Search
Storage Service
BitLocker
この3つのサービスを即刻停止しろ！！！！！！

Win10の頃とほぼ共通ですがWin11/25H2においてはこの3つのサービスの
息の根を下に示す画像の要領で止めてください。これで確実に止まります。
レジストリキー設定したり値をいじる方法もありましたが、これはMSが
逐一対策してきやがってすぐにその効果がなくなります。
なのでサービスそのものを根本から捻りつぶすほうが確実なのです！
※もちろんadministratorアカウントで実施のこと。

��Windows Search

このサービスを止めるとインデックス作成が止まり、素早い
ファイルサーチができなくなるそうですが…
ファイル探索はサードパーティツール使ったほうが柔軟に
できますから全ッ然要らないです。速攻止めます。
ていうかファイル捜索の仕様をwin2000の頃に戻ちて…！

��Storage Service

このサービスを止めるとMicrosoft Store経由のアプリの
インストールが正常に機能しなくなります(Win10も同じ)…
あとストレージセンサーなる機能も使えなくなります…
…ねむいさんは"アプリ"をほぼ使わないexe派なのでこんな機能
はっきりいってどうでもいいです！問答無用で止めます！！

…あ"？ストアアプリ使いこなせないぱそこんの大先生のくせにですって！？
あんたの都合なんてどうでもいいですよぅ！

��BitLocker

一体何のためにあるんでしょうかこの機能は？？？
ねむいさんには肝心の時にシステムが復帰できなくなるくそったれ
ランサム機能にしか見えません…んなもん問答無用で永久停止です。
実はWin11/25H2ではこの機能はSystem Volume Information作成に
特に影響ないのですがWin10では猛威を振るっていてWin11でも
この先いつ梯子を外されるかわからないのでこのサービスは問答無用で
止めろ！とさせていただきます！！！


上記�　銑�を念入りに停止してスタートアップの種類も"無効"を確認したら
PCをシャットダウンして電源をいったん完全に落とし再起動しましょう。

PC再起動後はもうSDカードとかUSBメモリにあのにっくき
System Volume Informationのフォルダは作られなくなります！！


●すでにできてしまった場合どうやって消せばいいの？
実は簡単にできます。ポータブルデバイスとして開きなおして
そこからファイル/フォルダ削除をする方法です。


HドライブがSDカードリーダーをマウントしたドライブを例とします。
ここでHドライブを右クリックして"ポータブル デバイスとして開く"
で開きます。


するとエクスプローラのアイコン表示が微妙に違った状態でドライブの
中身を見ることができます。


この状態でSystem Volume Informationを右クリックメニューから削除を
選択すると消すことができます。
このことき二度と化けて出ないようにありったけの呪詛を込めてこの
フォルダを消してやりましょう！お前たち(=マイクロソフト)のいいように
させない、絶対に許さないというAttitude(姿勢)を叩きつけてやることが
非常に大事なのです！！


こうしてあれだけ消せなかったのに嘘のように消えました…！
ところで上記�　銑�のサービスのどれかが生きててもすぐ復活して
フォルダ作ってきやがるので油断は禁物です。念入りに�　銑�の
サービスをつぶしててください。
WindowsUpdateを行うと上記設定がたびたびリセットされて自動起動
してきやがるケースがあるので要注意です。


一応コマンドラインからでも消せる技があります。
該当するドライブをR:としますとコマンドライン(管理者権限)で
cd r:¥
rmdir /s "System Volume Information"
とすると消せることができます。まぁ"ポータブル デバイスとして"開い
て消すほうが簡単確実です。

ところで"ポータブル デバイスとして開く"が右クリックメニューに出て
こなくなることがありますのでこれの対策も紹介します。


ローカルグループポリシーエディターでコンピュータの構成➡
管理用テンプレート➡リムーバブル記憶域へのアクセスを開いて
上記画像の要領で未構成以外になってたら未構成に戻してください。


また、WPDサービスもちゃんと動作できる状態かどうかも確認して下さい。
上記画像のように設定されているか確認してください。

●サービス停止とかできない会社支給のPCとかではでどうすればいい！？
会社支給のPCだとグループポリシーやサービスが変更できないように
設定されてやがるケースも多々あります。
また、お客さんのPCとかはそんな設定してるはずもなく無邪気にSDカード
なりUSBメモリなりにSystem Volume Information攻撃を受けてしまいます
…が…！
実はこの状態でもSystem Volume Informationフォルダを作らせない技が
まだあるのです！！！


事前に0バイトのテキストファイルをドライブ直下に作成して、名前を
"System Volume Information"とすれば完了です！

こ　れ　が　攻　勢　防　御　で　す　！

これでこのSDカードやUSBメモリは攻勢防御状態になって以後の
Windowsシステムからの干渉を防ぐことができます。

この方法は一見"System Volume Information作りたくないのに自分から
System Volume Information作りに行っておまえあほか！！！"
ってお思いの方がいるかもしれません。

ですが"System Volume Information"って名前のファイルを作ってしまうと
以後のリネームや削除が一切できなくなる(OSシステムからすら)という
ﾊﾅｸｿみたいなWindowsの仕様を逆手にとって先んじてこのファイルを作って
やることによってOSからSystem Volume Informationフォルダ作成を阻害します！！！



というわけでSDカードとかUSBメモリとかのリムーバブルメディアで
System Volume Informationを作らせないあの手この手を紹介しました。

この先のOSの仕様変更やアップデートでまた別の角度から攻撃してくる
可能性が十二分に考えられるのでこのぶろぐエントリはなるべく最新に
保させていただきます！！！！


●あんたなんでSystem Volume Informationを異常に嫌ってるの？
☞Microsoftが用もないのに余計な事やりやがるからです。
世の中にはUSBマスストレージからファームウエアを更新する
マイコンシステム(マスストレージ・ブートローダー)が大昔から存在しております。
例えばもう滅びましたがmbedとかそうでした(過去形)よね？
System Volume Information攻撃はそのシステムや文化を徹底的に
破壊してしまいました。とくにKinetisの評価ボードに至っては
完殺(ジェノサイド)となっており、'94のルガールさんもドン引きの
一撃必殺技となってます。

しかも腹立つことにそういう事情やマイコン開発の歴史を全く知らない
鼻くそみたいな意識他界した連中のエラそうな的外れの説教がMSのQ&Aサイトの
くそったれコメントとしてぐぐったときに検索上位に居座りやがってます！！
困って調べてるときにさらに怒りが募る事態を私も何度も経験しているため
事態を重く見てこういった対処を致しました。
ねむいさんだけではなくほかの方々も検索の下のほうに押し流されながらも
それに反逆してSystem Volume Information対策を公開し続けております！

そういうことで今までできてたことが突然できなくなったという
くそったれな状態を何とか回避するために過去にも触れてきた
事柄を時代が変わっても何度でも何度でもな・ん・ど・で・も
紹介させていただきます！！！

東海自然歩道・復路を征く3(大滝橋-山中湖平野(-旭日丘))

秋の登山ラッシュも真冬に向かってさらなる過激な領域に突入し
舞台は神奈川県を超えて山梨県へ移っていきます…！！
前回に続いて東海自然歩道三大難所の一つ丹沢山塊攻略後半の
行方は一体どうなるのか！？こうご期待…！

今回の記事も12年前の記事と見比べてお楽しみくだち。


●2025.12.06 東海自然歩道(大滝橋➡山中湖平野➡旭日丘)


今回も新幹線＋ビジホカードを切って前線基地の小田原駅に前日泊します…


今回はビジネスホテル伊勢さんに泊まりました。
ビルの中に客室があるなかなか凝った作りです。


そして小田急で新松田駅に向かいます…



わかっていましたが新松田駅発西丹沢ビジターセンター行きの
バスは超満員！！寿司詰め状態のまま丹沢に向かいます…！
ちなみに途中で富士山見えました☆


前回のエントリポイント大滝橋です…
登山教室でここで降りる人も結構いました。
もちろん目標は畦が丸山です。

そしてここから死闘開始！！！



そうそうたしかこの辺りは走られる車道なんですよね…
そして登山道になると…



道はどんどん細くなってくる…
ねむいさんまだ滝の写真撮る余裕はあった…



前回のルートがあまりにもきつすぎたので忘れてましたが
このルートも過酷で危険です…
滑落しないように神経払って進んでいきます…



マスキ嵐沢に出ますがすぐに登り道を進みます。
この区間も黄色看板で分かりやすくなっています。



…
ぇえ…梯子が斜めって機能してない…
仕方なく脇の紐を手繰って登ります…
ちょっとでも滑ると谷の底まで滑って死にます。


ねむいさんこういう落ち葉多めの斜めってるの大嫌いです…
すでにへっぴり腰で進んでいます…



我慢して登っていると一軒屋避難小屋につきました。



そこから先は多少緩やかな沢道を進んでいきます…
しばしの安息…


そして大滝峠へ向かう急登！



休憩ポイント大滝峠上に到着です。
大滝峠"上"とあるようにここは大滝峠ではなく
もっと南に下ったところに大滝峠があります。

2025年現在、大滝峠を経由して水晶沢を通り信玄平を
抜けて城が尾峠に至る道は完全に廃道化しています。
破線すらありません。

代わりに畦が丸へ登りさらに登り降りを繰り返して
城が尾峠に至る道が唯一の正規ルートとなっております。



そして畦が丸への登り詰め！！
…と思いきやなんでかせっかく上ったのに降りる羽目にorz



大崩落地を進む。
ねむいさんこの時点でへっぴり腰がさらにへっぴり腰に…
怖い



何とか畦が丸山山頂に到着です…。
稜線に出ると風が強くなって立ってたらあという間に
体が冷えてしまいます････



畦が丸避難小屋でここから先のルートを攻略するために装備を
整えました…
こういう風が出る日は暴風フィルム(帯電防止ぷちぷち)で体幹を覆うと
ぜんっぜん違います…！！！


霜柱がもっこり伸びています…
おそらく外気温は氷点下、体感温度はそれ以下でしょう。


モロクボ沢の頭です。
ここから先はうんちゃら沢の頭というピークを多数
過ぎていきます。



そして菰釣山へ！！
…といったものの強烈な登り降りがねむいさんを襲う…


めっちゃ下ったと思ったら足場が狭すぎる鎌尾根が登場するのマジ
ところでたしかここが忘路峠でしたっけ…？？



だいぶダメージ受けて大界木山です。



また足がすくんで動かなくなりだした頃に城が尾峠です…
ねむいさんがちきんすぎて後から来た明らかに手練れの人に
たびたび追いつかれそうになります…


そしてすぐに城が尾山山頂です…



基本的にねむいさんの1/2くらいの幅の尾根道が続くので
滑落しやすくしたら死ねるところなのでめっちゃティキンモードで
進まざるを得ない・・！！


中の丸です…


って急角度で降りるんじゃねぇえぇ！！１！！１１
せっかく登ったのに！！！！


そして今度はさらに急角度で登ってその先にあったのが
ブナ沢の頭です…


そして神奈川県特有の糞トラップ、カラー土嚢が登場です…
これに不用意に足置いちゃうとずるっと滑って真っ逆さまです･･


たま〜〜〜にこんな感じで快適に走れる稜線もありますが…
すぐに降って登る…
いい加減にして…


ブナ沢乗越です。
あ…あと少し…


菰釣山山頂への道は植生保護のせいか
木階段が用意されています。


菰釣避難小屋です。
ここまで来たらあと少し…！！！


ゆったりとした登りを詰めると…




菰釣山に到達です…！！
やっとこ中間点…


し　か　し　…

無情にも富士山は分厚い雲の向こうに隠れてしまった…orz



そしてねむいさんはすっかり忘れていた。
この先も滑落の危険がある細い道をひたすら登り降りを繰り返すことを…
ていうわけでブナノ丸です。



過酷な登り下りはどんどん激しくなり、ねむいさんの精神と体力を
どんどん削っていきます…



登りの角度は異常に急になり、ねむいさんは四足獣体制でよじ登る
ことに…そして登り切ったら油沢の頭


もうこの足置いたら1000%滑る水色の土嚢の袋やだっぁぁああ！！１１！１



「宮本和知の熱血！昼休み」（ＴＢＳ）は視聴率１％台とボロボロで
６カ月で打ち切られてしまった。ちなみに巨人時代に絶対的な人気を
誇った清原グッズも今やたたき売りで在庫処分を図る始末。
かつては清原コーナーとして指定席になっていた棚は、キティちゃんに
乗っ取られてしまった。いた棚は、キティちゃんロボで視聴率１％台と人気を
誇った清原コーロボロで６カ月で打ち切られてしまった。視聴率１％台とボロ
ボロで６カ月で打ち切られてしまった。視聴率１％台と巨人時代に絶対的な
人気を誇った清原グッズも今やたたき売りで在庫処分を図る始末１％台と
人気を誇った清原コーロボ
マ　ク　タ　サ　ン

(錯乱中)


前回と同じくコーロボ清原状態になって樅ノ木沢の頭です…
もうだめ…


ねむいさんをあざ笑うかの如く滑りやすい危険なくだりが
さらに襲い掛かる！！！



と思ったらすぐに急角度で登り返…
もうだm…

虹裏メイドねむいさんはけっして地に膝など着かぬ！！
(世紀末覇王)



西沢の頭あたりから徐々に情勢が変わって走れるくらいの路が
たまに出てきます…


石保土山です…
山伏峠分岐まで行けば何とか…


…と思って進んでふと目を空にやるといつの間にか
雲は晴れて富士山が！！！


そんでもって路も走れるような路面状況になってきた…！！
徐々に体力と気力が回復してきました…！！！



送電線の下を進む…
12年前ここを通ったことを思い出しました…！！



山伏峠分岐です…！
そして富士山だけではなく山中湖も見えてきました…！！！
うぉおおおお！！


最後のくそみたいなのぼりも一気に駆け上がってクリアします！！



そこから先は天空のトレイルに！！
一気に駆け抜けろ！




富士岬平峠です…！
夕日と富士山と山中湖の調和がすごくきれい…♥



そこからさらに登って最後のピークに…！！



今回のラストピーク、高指山山頂です…！
ねむいさんはこの景色を見に来ました…！！


高指山山頂からちょっと下ったところのビューポイント
より…富士山は素晴らしい…！



さて、ここから山中湖平野に下山にかかりますが12年前は微妙に
ルートミスをしていて直登ルートで高指山に登っていましたが
今回はちゃんとしたルートで降ります…
しかしあんまり使われていない模様です。


直登ルートと合流しました。




今度は別荘地の中を突っ走ります。
12年ぶりで何もかもが懐かしい…！！



ことあるごとに富士山が見えるところで富士山撮りまくる。
平野は富士山がすごくでっかく見えます！！




車道に出ました…過酷な登山道は終焉を示します。
そしてすでにルートは神奈川県を抜けて山梨県に入っています…！！


と、
道なりに進んでいたら道間違えて直接平野に出てしまいました…


道志道を逆走し、次回のエントリポイントである不動明王社にて
今後の道中祈願をしました！！！



さて、山中湖平野に戻ってきましたが次のバスが18時以降しかなく
まだ16時台なので、結局今回も走って御殿場行きのバスが出ている
旭日丘に向かうことにしました。


日が落ちきる前に山中湖湖面に降りて撮影した夕富士です。
最高の景色…！二度と忘れられない光景となりました…！！



そして17時少し過ぎに旭日丘にゴールしました…！
今回も長い戦いだった…！



実は17時台のバスにぎりぎり間に合ってたのですがねむいさんは
もうバスは行ったと思い込んでしまい、旭日丘で着替えとお土産の
購入をゆったり行いました。


そしてコンビニを出たらなんとすでに路面がガッチガチに凍結…！！
油断してここで滑ってすっころんで土産の山梨ワイン台無しにする
ところでした…塒に帰るまでがトレランDEATH!


そして予定より7分くらい遅れて御殿場行きのバスで御殿場へ…！


バスが遅れたのででかなりのタイムバトルを強いられてなし崩しに
新幹線にぎりぎりで飛び乗るねむいさん…最後まで気が置けない…
お土産旭日丘で買っといてよかった…！！


そんでもって静岡駅でひかりに乗り換えてようやく安心…
京都まで夢の中です…



というわけで前回と今回で東海自然歩道の難所の一つ丹沢山塊をクリアする
ことができました…！12年の歳月がたって記憶と体力にかなりの差異が出ていて
こんなはずじゃなかったの連発を重ね時間も大幅に遅延してしまいましたが
大けがとか滑落は起こさず無事旭日丘までたどり着けたのでよしとしましょう…！


●2025.12.06 東海自然歩道(大滝橋➡山中湖平野➡旭日丘)　GNSSログ


次回以降は一気に難易度が下がって富士山を見ながらまったり周遊する
コースになります。雪解けが過ぎたころにまた進んでいこうと思います…！！

東海自然歩道・復路を征く2(西野々-西丹沢ビジターセンター-大滝橋)

今年も秋の登山ラッシュの季節がやってまいりました…！
特に今年は東海自然歩道復路の復路攻略を進めておりますので
必然的に極めて過酷な戦いとなってきます！！

今回は東海自然歩道の中でも最高難易度を誇る北丹沢のルートで
あり、関西から来たら最後の難関、関東から向かう場合は序盤の
難関となります。どちらから向かっても最難所なのです！！
ねむいさんは己の存在を証明するため、再びこの過酷な地に挑む！

今回の記事も12年前の記事と見比べるとわかりやすくて面白いと思います。

●2025.11.22 東海自然歩道(西野々➡西丹沢ビジターセンター➡大滝橋)

副業(本業は虹裏メイド)を終えてすぐに新幹線に乗って京都から
新横浜、さらに横浜線で橋本駅へ…！

現地のホテルはリニア建設効果かインバウンド値上げかべらぼうに
価格が上がっており、かつて宿泊したアパホテルは12年前の3倍に！！
仕方なくちょっと外れたところにある橋本パークホテルというところに
泊まりました…。かなりヤニ臭いって前評判あったのですがあんまり
気にならず、よく眠れました…zzz
そして


虹裏メイドの朝は早…い"っ!?
始発の橋本発三ヶ木行きのバスはなんと満員御礼…


三ヶ木から西野々方面行のバスも登山者でいっぱいでした…マジか…
この路線近々整理されるって噂なので記念に来たのでしょうか(←大ボケ



ほとんどの人は焼山登山口で降りていきましたがねむいさんはちょっと
先の西野々バス停に。前回の続きの西野々バス停から死闘開始です…！！



東海自然歩道の最高難易度の道に歩を進める…
12年前と変わらないゲートがお出迎えです。



焼山登山道からの道と合流しぐんぐん進んでいきます。


いやはや、紅葉がきれいです…！
(☝まだ精神的に余裕があったころ)




そんなぬるい登りはすぐに終わり、狂った角度の急登攻撃が
はぢまります…！
でも12年前と違ってロープとか追加されてて安全性はちょっと
上がってるかと思います。


標高が1000m超えたころに焼山への分岐が…




最初のピーク、焼山山頂です…！
まだまだ序盤なのでそそくさと次に進みます…！



開けた場所を進んで平戸分岐を横切ります。


焼山から姫次までは標高差400mをゆっくり上がっていくなだらかな
登りになります。


んでもって植生保護のためにこんな木の桟道が多数出てきます。


そしてお次は黍殻山頂上に向かいますが…


ねむいさんは忘れていた。
ここの木の根っこ道がめちゃくちゃやばかったことを…！
へっぴり越しで木の根っこつかんでゆっくり進んでいく…



めっちゃ時間かかった…
黍殻山山頂です…！



そこから少し進んで自然歩道の合流した先にある黍殻避難小屋にも
寄ってみました。



12年前は建て替え中でしたが今はきれいに使われていました。




さらに登っていく。
標高はいつの間にか1400mに迫っていました。
八丁坂の頭分岐を超えます。




東海自然歩道最高地点に到達です。
12年前は大阪からはるばるここまでやってきて感激しました。
今はここから大阪を目指して新たな闘志を燃やします！



そして姫次に到着です…！
12年前と違って山頂広場が整備されていました。



そしてそこからの富士山！！
ねむいさんはこれを見に来ました…！！
12年前と変わらない景色ですね…！



そこから少し西にある袖平山山頂と富士山です…！


遠くに富士山を見送る…そして
袖平山から神の川に向かって下山にかかりますが…

ここが東海自然歩道最大の難所区間となります…！！！



最初は大崩落地を横に見ながら下っていきますが…



すぐに両手両足を駆使しないと滑落して死ぬ危険な道が
連続します…そいえばこの苔の写真12年前も同じ場所で撮ったっけ…


進んでいくうちに私に異変が起きた…
なんか全然進んでない…
足が攣っただけではなく竦んでしまって足が前に出せない…！

そう、私は高所恐怖症なのです…！


全体的に落ち葉でめっちゃくちゃ滑りやすいうえに滑ったら
そのままいろんなところにたたきつけられて死
しかも12年前は気づきませんでしたがこの土嚢みたいなのに足置いたら
ほぼ確実にすべって死ぬ…！もうやだ…！


あーもーやだよもー！！！！！
下見たらまた足が動かなくなっちゃうのですが下見ないと
滑って死ぬで下を見ざるを得ない地獄…

12年まえは登りだったので下を見なくて済んだのですが…
こんな罠があったとわ…


鎖場を通る…
ここを登った時よりも確実にペースが遅い…




標高1077m、風巻の頭に到達です…
ここからさらに500m一気に下るのですが精神が参ってしまって
なかなか先に進む気が起きませんでした…



なんとか前に進めそうになったので意を決して降りる…
足の攣り止めに天日塩を補給して挑みます。
塩飴じゃ追いつきません！



まれに安全に立てる道やきれいな紅葉が出てきて気を
まぎわらせてくれます…



ちょっとまってなんなのこれ…
12年前こんなひどくなかったってこれ絶対…！
もうやだぁあぁああ１！！１！！！


風巻尾根のルート、危険なので不人気なのでしょうか…
自然に帰ってさらに荒れての無限ループになってる気がしますね…


そしてとどめにめっちゃ斜めった木橋が！！！
滑ったら3m下の岩場にたたきつけられるので四足歩行獣体制で
ちびりながらクリアー…



すっかり汚らしいぼろぼろの格好になって神ノ川林道に
叩き出されます…


うふふ紅葉がきれいだなぁ
うふふふふふふふふふふふふふふふ(錯乱)



12年前と同じく巨大東海自然トイレで休憩がてら体勢を整えます…！
まだ危険区域は脱していません…！お次は犬越路の攻略です！！



神の川ヒコッテは建屋は残って
いたものの、立ち入り禁止となっておりました…



しばし林道を登ります。
12年前の解説看板は朽ちて埋まっており星霜を感じます。



そして沢の右岸に取り付き犬越路の本格的な登りに挑みます…！！
12年前と違って黄色い看板が設置されており、迷いづらくなって
いました。そして昔からある道標は土砂で埋まっており、道の崩壊
具合がわかります…！！


途中で老夫婦を追い越しました…その時話を交わしましたがやはり
犬越路の神の川側は崩壊がかなり激しく地形も変わっているとのこと…
私も"ここから先はものすごい急登になる"と注意して先を急ぎました。



私の記憶通りとんでもない急登攻めが出てきました…！
いっぽう鎖で柵ができてるのでちょっとだけ心強いです…
…でもこんな場所とおったっけ…？？？



風巻尾根の下りで体力を精神力を消費しきってしまったので
何度もスタックしてしまう…落石注意の張り紙に「なもん分かっとらい！」
と悪態をつく。


あと0.4�劼�ぜんぜん進まない…



12年前にもあった崩落は大規模に拡大してるのかやっぱりルートが昔と
違ってる感じです…見覚えがない。


あとちょっとがほんっっっと進まない…
30秒くらい下向いてその場に立ちすくしてしまうことを繰り返す。


もうだめ
標高差あと10mくらいのこの地点でまた1分くらいスタック…
天日塩効果で足の攣りは無くなってますがまた精神的に足が
すくんじゃってます…あと10m登るだけなのに…




完全にズタボロ状態で犬越路頂上部に到達です…
ここは縦走路の中間地点でもあり避難小屋もあります。



最後の補給をして下山にかかります…！
ここから先も藪と岩の沢路で難儀だったはず…


と思いきや藪がなくなってて道もロープが張られてます。
なんかルート変わってる気がしますがちょっと安全そうでした。


峠頂上までは清原コーロボマクタサン状態だったねむいさんですが先が
見えてきたとわかった時点で謎の元気が出てきて紅葉を撮影する余裕が
でてきちゃいました！



12年前はコシツバ沢という岩場にしがみついて通っていたのですが今は
その脇に道が作られててかなり難易度下がっているようですね…！

この勝負、ねむいさんの勝ちです！！(←現金なタイプ)




用木沢の沢筋を進みます。
こちらも黄色看板が至る所にあって迷わないようになっていました！


たまに斜めってる箸もありますがジャンプでクリア！



勝ちが見えたねむいさんを祝福するように夕日と紅葉がお出迎えです…！


12年前にあった橋が流されているところもあり、
靴を脱いで渡渉しました。



そして用木沢出合に…！
もう危険地帯はすべてクリアしました…！
時間はかかってしまいしたがこの戦いを制したっ…！！



あとはお気楽な舗装路だけです♪
3連休効果もあってか道の途中にあるキャンプ場はどこも満員御礼でした。



そして西丹沢ビジターセンターに到着です。
かつては西丹沢自然教室という名でしたが近年名前が変わりました。


当日は登山シーズンもあってか臨時バスが出ているようでしたが
ねむいさんは先を進みます…！いけるとこまで行きます！




箒沢荘と中川の箒杉です。



畔が丸山分岐に到達です。
そしてそのすぐ近くに大滝橋バス停がありました。
さっきの臨時バスがちょうどやってきたので今回は
ここでゴールとしました…！
今回は本当に過酷な戦いでした…！


富士急湘南バスから名前が変わった富士急モビリティバスに乗って新松田駅まで…



そして小田急で小田原に行ってここから新幹線で京都に帰還です…
12年前は小田原の滞在時間3分だったので今回は駅蕎麦食べたりお土産
たくさん買う時間も確保しちゃいましたよぅ…！




というわけで最初の最難関を無事クリアしてまいりました…！
しかしながら東海自然歩道三大難所の丹沢山塊は前半戦が終了しただけなので
後半の大滝橋から平野も激闘必須です！

次回もしっかり装備と体調を整えて挑みたいと思います…！！


●2025.11.22 東海自然歩道(西野々➡西丹沢ビジターセンター➡大滝橋)　GNSSログ


ところで…昨今の円安と物価上昇で遠征費も12年前と比較にならないくらい
かなりかかってます…ここら辺の費用のやりくりも家族を説得しつつ何とか
こなしてまいります…！

マイコンでSDカード使うときは必ずプルアップしてね☆

なぜなら！
SDAの規格で！絶対に必要と！明記されてますから！！




SPI互換モードでは使用しないDAT1,DAT2も放置せず絶対に
プルアップしてください！これもちゃんと明記されています！!


ちなみに"SHALL"の解釈をめぐって英語教室繰り広げる奴対策の
ためにSDAは用意周到できっちりそういう連中の逃げ道塞いでいます…！
"SHALL"は欠くことができない絶対に必要な事柄と定義されています！

そんなわけでマイコンでSDカードを使う際はCLKを除くCMDとDAT0~3は
ネイティブモード・SPIモード関係なく必ず外付け抵抗で
プルアップしましょう〜！
マイコンの内蔵プルアップ機能でごまかすの絶対にダメですよぅ！
MMC/eMMCの場合はCMD&DAT0~7ね

過去の記事になりますがSTM32F4でSDカードを使う際に安定して動作
できるまでのノウハウを記載しております…ご参考に！

また、NexperiaのAN10911はSDカードとその前身のMMC、そしてeMMCの
ハードウエア設計についての情報が満載です！こちらも必ず目を通して
おいてください！




というわけでずっと議論が続いてきたSDカードにプルアップの件は
明確すぎる根拠がどっかからリークされてきたSimplifiedじゃない
ほうのSpecificationで判明しました。まじかよフリースケール最悪ですね
これで完☆全☆決☆着です…！
以上！！終わり！！閉廷！！皆解散！！

(やけくそ)


















以下自分が納得するために調べた補足情報と想定される漫才問答です。
●なぜ信号線にプルアップしないといけないのか？
➡バスフローティング(入力開放)状態防止の為です。
　一般にCMOSプロセスのロジックICは入力を開放(=ハイインピーダンス=Hi-z)
　状態で放置すると外乱の影響を極めて強く受け、VCC/2の中間電位が印可
　される状態も簡単に起こりえます。

　中間電位が印可された場合、入力バッファを構成するPMOSとNMOSの両方とも
　ONになる危険な状況が発生しシュートスルー電流が流れてしまいます。
　その結果デバイスを恒久的に破壊する可能性があります。

　破壊まで進まなくても意図しない異常な動作状態がランダムに発生します。
　一般的にいうと動いたり動かなかったりする状態です。
　この動いたり動かなかったりするというのが実に厄介なのです。

　
　仕様にもプルアップが必須なことを示唆する図があります。
　御覧のとおりSDカードの内部バッファには一般的なCMOS入力の構成に
　なっているため、プルアップしないと中間電位が印可される可能性が
　あります。

　
　その前身マルチメディアカードはほぼ同じ感じです。
　CMDはSDカードと違いオープンドレイン出力可能な構造になっています。

　てわけでCMD,DATの論理レベルを"弱く"HIに固定化(プルアップ)することにより
　Hi-Z状態を防止します。これはSDカード側だけでなくマイコン側入力にも
　同じセオリーが言えるので、プルアップは必ず必要ということになります。


●なぜプルアップなのか？プルダウンではダメなのか？
➡SDカードとその前身となったマルチメディアカードの仕様です。
　後でも述べますがSPIデバイス＝プルアップではないです。
　SDカード/MMC/eMMCにおいてはプルアップと心得ときましょう。

　仕様には明確な記述がないのですが、仕様で書かれている事柄を集約
　すると、ネイティブモード/SPIモードに限らず論理HIレベルがCMD/DATの
　無通信時のデータ線のアイドリング状態であることを示唆しています。

　特に電源投入シーケンスではCMD/DATの論理HIに固定して保つのは
　仕様上必須と記載されています。これはMMCから続く仕様です。
　
　というわけでプルアップが必ず必要ということになります。

●で、プルアップに何kohmの抵抗使えばいいの？
➡ねむいさんは22kohmの面実装抵抗使ってます
　
　
　私の根拠としてSDカードとMMCそしてeMMCのすべての仕様を満たせる範囲
　かつMMC/eMMCのオープンドレインモードの動作もカバーできるように
　配慮しています。
　カードとホストが1対1で繋げることを想定し、
　CLK=400kHz, CL=20pF(STM32の最大), Rpu=22kohmであるときのL->Hの
　立ち上がり時間は約1.01uSecとなりこの立ち上がり時間はCLK=400KHz
　時の1/2周期である1.25uSecの範囲内を満たします。
　以上の結果から22kohmの正当性が証明されることになります。

　なおかつねむいさんは手持ちとして22kohmの面実装抵抗を大量にストック
　しているのでSD/MMC/eMMCのプルアップとして最終的に22kohmを選びました。
　JTAGKey2Compatibleの回路でも22kohmでプルアップしてます。

　SDカード限定で使用するなら10kohm~33kohmで選べばまず問題はないで
　しょう。それ以上の高抵抗は正直選択するべきではないです。
　仕様上100kohmだからと言って端っこの100kohmとか使うとノイズを
　極端に拾いやすくなり、動いたり動かなかったりする厄介な不良になるので
　そういう実装はなるべく避けてください。

　まずは確実に安定して動作する状態・動作パターンを構築する！
　それぞれの環境・用途への最適化はそれから！


●ところでCLKはどうすればいいのか？プルアップ？プルダウン？
➡それよりも先ず信号の終端が必須です。
　SDカードのクロックはカードから見て入力専用、マイコン側からみて
　出力専用になるのでちょっと扱いが違います。過去の記事でも記述
　していますがCLKは特にプルアップしてません、仕様上もCLKに
　ついては具体的な指示は一切無いです。

　理由は（ホストの)電源立ち上がり後にCLKに相当するピンは常時
　出力固定もしくは"直ちに"出力に切り替わることを想定してるからです。

　一方高速信号の伝送路としてみた場合、信号の品質保持、いわゆる
　シグナル・インテグリティの概念が避けられません。
　CLKについては論理レベル固定よりも前にこの対応が最優先で必須になります。
　これはSDカード側だけではなくホスト(マイコン)側の仕様と基板パタンの
　設計まで含めて理解し、じっっっくり取り組まないといけません。

　
　STM32のSDMMCの回路設計リファレンスAN4488の例をとると…
　"Trace the impedance : 50ohm±10%"に注目です。
　これ単にテスターで測った抵抗値を50ohmにしろって意味じゃなくて
　回路の特性インピーダンスを50ohm近傍に合わせろという意味です。
　この措置をインピーダンス・マッチング(整合)といいます。

　大前提として基板のパターン設計の時点でインピーダンス整合を考慮
　するべきですが、外付け部品で終端回路を構成してさらに細かい調整を
　行えるようにする措置を行うのが通常の設計で常だと思います。

　FPGA屋さんならこんなの私が言わずとも既にご存じの今やこれは常識レベルのことだと
　 思います…が、なんでかマイコンだけしか経験が…とかフィジカルコンピューティング
　 しか経験がない人との"常識"が異常なレベルで乖離してて結局毎回こうやっt
　すみません脱線しました。

　
　STM32のSDMMC/SDIOの回路例です。
　ねむいさんはSDMMCのCLKの終端として直列終端(ソース終端)を実施
　しています。これはCLKの出力側近傍に抵抗を直列に配置することに
　よってインピーダンスの整合を図るやり方です。
　抵抗一個でできる簡単さでなおかつ結構な効果があります。

　もちろん単にCLKに直列に抵抗入れば良いというわけではなく、
　出力端つまりマイコン側の最近傍に抵抗を必ず配置する必要が
　あります。理想的にはマイコンのSDMMC_CLKピンの真近くです。
　これを守らないと効果が無いばかりか最悪逆効果となります。

　
　
　
　↑STM32F407で実施した例。ね？簡単でしょ？
　 この基板上ではオシロ見ながら調整して47ohmとしました。
　 STM32H5/STM32L5とかは33ohmにしてます。(いずれも最大周波数50MHz想定)。

　この抵抗値はこれだといったものは存在せず、オシロスコープの波形と
　実際のデータの整合性を観ながら0~47ohmの間で調整する必要があります。
　それで調整できない場合は根本的になんか変なので基板のパターン設計
　からやり直しです。

　本当はCLKだけではなくCMD,DATにもすべて適用すべきですが一番激しく
　動くのがCLKなので回路面積的に余裕が無い場合でもせめてCLKだけは
　このような"調整代(しろ)"を入れてください。



　そして長々と終端について書きましたがCLKが出力に"直ちに"切り替わら
　ないケースの場合について、中間電位がカードのCLK端子に長時間叩き
　込まれる危険性があるの何らかの形で電位を固定する必要が生じます。
　
　SDAの仕様上は指示は無いですが産業用SDカードを製造するswissbitの
　アプリケーションノートに有力な情報がありました。
　この状況が起こる場合は100kohmでプルダウンせよとのことです。
　この100kohmも適当に配置せずCLKの受信端、つまりカード側で最短で
　配置すべきです。これも変に配線を引き回してしまうとそれが信号線の
　分岐路となってしまいそこでまた反射が起こってしまうので最短経路で
　GNDにプルダウンするよう配線してください。

　仕様では直接の言及はありませんがこれらの情報を総合すると…、
　CMD,DATは論理HIでCLKは論理LOが無通信時の
　論理状態ということになります。
　尤もCLKに関してはSDMMCではパワーセーブなどを使用しない場合は
　延々と垂れ流し状態となるので論理レベルに関してはそこまで気にする
　必要はなく、上で述べた信号の終端のほうが最重要となります。

　シグナル・インテグリティの一般の解説ついては英語の文献となりますが、
　High Speed Digital Design Handbook of Black Magicと
　Signal and Power Integrity - Simplifiedがわかりやすくまとまって
　いますので必読です！

　ぇえ･･･?英語わからないですって…じ、じゃぁ日本語文献なら…
　マクニカさんの解説文書とか参考にしてください。
　正直英語圏で情報拾ったほうがよっぽど速くて正確ですよぅ##

●マイコンの内蔵プルアップ抵抗で代用するのは何故だめなのか
➡電源立ち上がり時にHi-Z状態の入力不定の時間を作ってしまうからです。
　マイコンのGPIOの機能で内蔵プルアップを有する機能がありますが
　上記の理由でSDカードのプルアップとするのは不適切です。
　かならずCMD,DATの各線は外付け抵抗でプルアップしましょう。

　STM32とかの大規模マイコンでは特にPOR後にマイコンが内部発振で
　起動->PLLでさらに高いクロックへ設定してそこから周辺回路を設定して
　…とやってると最終的にSDカードのGPIO(の内蔵プルアップ)の設定
　する頃にはSDカードはとっくに内部のコントローラは立ち上がって
　駆動しているのでもはや手遅れの場合があります。
　これはカードの個体差/種類によって大きく挙動が異なるため、それで
　動いたり動かなかったりすることになります。
　
　おまけにマイコンの品種によってはSDIO/SDMMC/SPIのモジュールを
　ハードウエア的に有効にしたら内蔵プルアップ抵抗がGPIOから切り
　離されてしまう仕様のものもあります。
　
　STM32F103のリファレンスマニュアルより。
　入出力が切り替わるAlternateFunction(SDMMCやSDIO)を有効にしたら
　内蔵プルアップが無効になり入力がHi-Z状態になることを示唆しています。
　これSDMMC/SDIOとかでSDバスモードでSDカード動かす際に引っかかって
　る人が多いです！ちゃんとリファレンスマニュアル読まないで
　ネットで拾ったソースと適当に線繋げただけだと絶対安定して動きません。
　このような憂いをなくすためにもかならずCMD,DATの各線はかならず
　外付け抵抗でプルアップしましょう。
　
　また、一般的にマイコンのGPIOに内蔵されるプルアップ用の抵抗は
　金属酸化膜とかで作られてるわけではなく、シリコン上に形成した
　定電流動作のFETをもって"うんちゃらVの電圧の時に**uAの電流が
　ながれてるから等価的にこんだけの抵抗値に相当するよー"という
　代物がほとんどです(電源ICとかの高精度をうたうものは実体抵抗が
　内蔵されてるケースもあります)。
　
　STM32H5のリファレンスより。
　しっかり"equivalent resistor"と明記されていてますね。
　金属酸化膜の実抵抗に比べて抵抗値の値のコントロールができず
　かなり大きなばらつきがあるという弱点も挙げられます。
　上記のSTM32だとある結構範囲は絞れてますが(それでもだめですが)…
　
　ATMEGA1284Pのデータシートより。
　AVRだとかなりばらついてますね。動作電圧範囲が広いせいもあるでしょうけど。

　そして内蔵プルアップ抵抗は一般的に30~100kohmと高抵抗でノイズの
　影響を受けやすくきわめて脆弱です。
　配線を基板や装置の外部に引き出して使うのなら、高速信号じゃなくても
　押しボタンスイッチなどのESDがビシバシはいる入力とかなら外付け抵抗で
　プルアップなりプルダウンなりしたうえでさらにESD保護ダイオードと
　ダメ押しの直列抵抗でガッチガチにガードすべきです！！
　
　
　またまたswissbitのアプリケーションノートからですが…
　産業用SDカードの老舗もこう言ってるからもはやマイコンの内蔵
　プルアップはSDカードのプルアップとして使えませんよねぇ…
　ぁー電源投入直後から恒久的に内蔵プルアップ(50kohm以下)が機能
　してるマイコンなら配線距離1cm以内なら多分大丈夫かと思います。
　そんなのめったに見たことないですけどー！！
　
　てわけで内蔵プルアップ・プルダウン機能を使う際はあくまでも
　そのシステムで使用しないGPIO(たいていデフォルトは入力)のHi-Z
　状態の防止程度にとどめておきましょう！
　SDカードのCMD,DATの各線は内蔵プルアップでごまかさずに必ず
　外付け抵抗でプルアップしましょう。
　大事なことなのでこの項の中でも3回言いました。
　
●ChaNさんも普通に内蔵プルアップやってるけど？何適当言ってるの？
➡貴殿はChaN師にあらず、わらは(私)と同じ技至らぬ者なり！
　至らぬ技量ならばなおこそSDA心得を紐解き精進すべし！
　(若先生風に)
　
　ChaNさんは確かに内部プルアップでSDカードを動かしてる作例が
　ありますが…例えばavrつかったgpsロガーとかですね…
　リンク先画像見てください。こんな細かい最短配線真似できますか？
　サブ�促�ーダーの配線距離ですよ…。こういうことやるのが大前提で
　内蔵プルアップでも成り立ってるのです。
　ねむいさんは逆立ちしても絶対真似できませんしそもそも5年前に目の
　手術したらそんな年になってないのにマッハで老眼加速してゲタ基板作る
　だけでも死にそうになってましたし右手プルプル病でいつもハンダ
　コテ握るきき手が常に震えてる状態です(👈これは登山始めたころから)。

　そんな状態でも1005サイズの抵抗までならハンダ付けできてますので
　横着しないでちゃんと外付け抵抗でプルアップしてくださいね☆
　ねむいさんもがんばるから☆

●いわれた通りプルアップしたら起動モード変わっちゃう奴があるんですが？
➡そ…そんな罠みたいな欠陥品…

　　捨ててしまぇえぇええええっ！

STM23H5を使ってみる7〜SAIを駆使してPCM5102Aを動かす胎動編〜

今気づいた…STM32H5の記事1年半くらい更新してなかった…
ていうか世間様はラズピコとかESP32をArduinoIDEで開発するのが主流になっちゃって
STM32マイコンは関った時点で負け犬確定のオワコンとなってしまいました…

でも私はこれしかないんだ！！
私にはこれ(STM32+makefileのコマンドラインビルド)が最高なんだ！！！


さて･･･2023年からSTM32H5を使いはぢめてはや2年となりますが
やっとこ自前のSDMMCドライバも安定してきたので新しい分野に
ちゃれんぢすることになりました！！！！

とりあえず巷で安く販売されているI2Sインターフェースを持つ
DAI(デジタルオーディオインターフェース)PCM5102Aを駆使して音楽を
SDカードから読みだして再生するのが目標です！！

ていうか実はもうとっくに実装しちゃってwav,mp3,aac,m4aの再生も
ばっちりカバーしてるのですがそれは置いといて話を進めます…



あたらめてデジタルオーディオの世界に突入するにあたり電子書籍でなく実体の
書籍を購入して勉強しております…！

ブルーバックスの「デジタルオーディオの謎を解く」はI2Sなぞまだ影も形もない
1982年に刊行されたほんとに黎明期の書籍ですが始まりを知るにはうってつけです…
通勤時間利用して読めますからね〜…ねむいさんの脳みそにはちょうど良いです。

もう一つの｢音のプログラミング｣はこれから絶対先避けては通れない
信号処理に関する書物となります…がいきなりΣを含む計算式が出てきた
のでこちらのほうは内容を理解できるのはまだまだ先になりそうです。

とにもかくにも歴史の始まりをひも解いて今ではcommon-senceとなった
概念ががなぜそう決まっていったかを理解していこうと思いました。


*自分なりに解釈した大前提
デジタルオーディオの三大要素は以下の通り
・標本化　(サンプリング)
　　☞ 一番最初の要素。
　　　 ある一定の周期(もしくは周波数)でアナログ信号を取り込むこと。
　　　 44.1kHzとか48kHzとかの値はこれを指す。
　　　 連続した値をとらず、とびとびの値を持つ。
・量子化　(クォンタイズ)
　　☞ 標本化した音の強弱をある一定の値の範囲内で分割すること。
　　　 16ビットとか24ビットとか言われてる値のこと。
　　　 こちらもとびとびの値を持つ。大体8の倍数。
・符号化　(エンコード)
　　☞ 量子化したデータを二進数で表現する方法のこと。
　　　 表現で用いられるデータの幅は上記量子化のビット数に倣う。
　　　 CDの例(リニアPCM)では符号付16bit変数(-32768~32767)で表現される。

ところで"とびとびの値"って表現は離散値と呼ばれているようですね。
量子化学だとまんま"とびとびの値"って言っていました。


*その他
*なぜ44.1kHzっていう周波数に決まったの？
☞"信号成分の最大周波数より2倍以上大きいサンプリング周波数で
　取り込めば原音は十分再現できる"とするシャノンの標本化定理に
　倣うと人間の可聴周波数領域最大は20kHzなので20kHz*2=40kHzとなる。
　なのだがこれよりもちょっと高い周波数にしてやることで高音領域で
　サンプリング周波数の折り返し雑音の影響を受けなくなる。
　なので40kHzよりももうちょっと高い値が求められる。
　
　んでもって最初にCDの規格が出来上がるときにすでに一般に普及
　していたVTRを利用してデジタルデータとして取り込むことになったが
　このVTRの装置の都合上より最終的に44.1kHzの値が決定した。
　
*48kHzとか似た周波数もあるがこれは何か
☞規格立ち上げの際にもめて最終的にこういう形なりました。
　業務向け機器でよく使われる周波数。
　実は最初は50kHzだったのですがこちらもいろんな大人の事情があり
　48kHzが正式な値としてきまりました。


　現在ではサンプリング周波数は大きく分けて44.1kHzの倍数と48kHzの
　倍数が使用されています。
　さらに昨今では192kHzとか非常に高いサンプリング周波数のハイレゾ
　なんかも出回っていますね。



てわけでだいたい歴史がわかったので(ガバガバですが)これから改めて
これらの概念を用いてSTM32H5を使いDAI(デジタルオーディオインターフェース)
に音激をたたきこんでいく方法を次回もじっくり模索していきます…!

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