東海自然歩道を徃く20(大平〜井出/井出〜朝霧高原)

あっという間に5月ですよぅおい…うっちゃってるといつまでも片付かないので今の
うちにがーっと書いちゃいます…後述しますがこのルートで今季のラストでは
ではなく実はまだまだ続きます…静岡ステージって横方向に無駄に広いのですよぅ。


●2013.03.02 大平->井出


静岡で新幹線から降りて興津駅まで行きます…興津駅は東海自然歩道の静岡バイパス
コースを通っています…



そこからバスに乗り但沼車庫に行き、さらにバスを乗りついて大平停留所に
向かいます…そしてスタートッ…!


田代峠の直前まで林道を走ることになりますが…このあととんでもない事態に!


カーゴ岩とも呼ばれる軍艦岩です…木が生えてる
舗装路が石交じりのダートになり道はさらに上に上に向かいます…


写真の徳間峠との分岐を超えて養豚場跡を過ぎてすぐの場所で事件は起こった!!

道端から突然飛び出してきた黒い大きい動物!デカい!まさかもう熊?動き早っ!!は
や左腕に牙…犬か?また飛び掛って来るっさせない捕まえ‥かなりでかい犬…石!腹!
殴手ごたえあり!てめぇ人間様に噛みつくとかよっしゃ次は目に直撃1000年早いとどめ
死ねよyうわっ暴れっ逃げよった


…犬に噛まれた…野犬!?

…気が付いたら左手首から血がボトボト出たままペタンコ座りしてた私…野犬って
群れてるもんだからさっきの一匹だったしどっかの野良同然で餌付けされてる犬が
出てきたのかしら…と考えながらとにかく血を止めにかかりました…
犬に噛まれた個所は上顎が掛っただけで下顎まで深く噛み込まれては無かったので
血と一緒に黄色い脂肪まで垂れてきたのを飲み物のコーラで洗い流してテーピングを
上手く使って圧迫包帯よろしく(←柔道式)止血して再び走りだしました…が、
…結局血が止まるまでその場で結局15分足止めされたことになりました。分刻みで
スケジュールたててたのでこのアクシデントはかなりの大打撃でした…。


トレランするときは忘れず必ずエイドキットとテーピングを持ってってるのですが
それが今回ガチで役に立ちましたよぅ…

※後日破傷風のワクチンを受けました。現在の日本では狂犬病の心配は無いので
 そちらのワクチンは必要ないとのことです(狂犬病ワクチン高いですし)。


というわけですっかりボロボロな状態で林道ゲートに到着です。
東海自然歩道はこの奥にさらに続きます。


確か田代峠の静岡側は崩落して通行止めだったはずですが少し前に通った方が
居るのでねむいさんも自己責任で向かいました!


大したことない


問題の大崩落個所も先人がちゃんとロープはってくれていました…
これはありがたい…問題なくクリア!


ルートは再び林道と落ち合いますが実は林道を通ってもこの場所に行けます。


この休憩所手前の部分が凍って超つるつるトラップでした…ゆっくり進んでたので
気付いて助かった…


ここを少し超えたら本格てきに田代峠の山道になります!
犬に噛まれたので大幅にペース狂ってすでに左足が攣ってしまった…



田代峠に到着…!ここから先は少しの間山梨ステージになります。
時間が押してるのでそそくさと下山にかかります。



山梨県側は道標がほとんどないうえに凍結トラップ満載のヤバいステージでした…
しかしねむいさんはトレラン用簡易アイゼンを(ここでようやく)装着したので安全に
クリア―していきました!


凍結した道はなおも続きます…この林道に合流する道は道標が無いので注意です!



林道を下って奥山温泉に着きました。今回も分刻みのタイムアタックなのでこの
時点で死に物狂いです。とにかく先に急げ!


七つ釜の滝入口だそうです…山蛭の警告がされてますね(以前は無かった)


名も無き滝をかすめ、舗装路を全速力で駆けおります!



徳間の部落まで来ました。福士川を渡り、上徳間部落に向かいます!
(もうこの時点でたいぶバテてる)


徳間・上徳間周辺は大事な岐路に道標が無くちょこっと目印があるだけです。
注意して進みましょう!


上徳間を超えると林道は勾配を増していきます。


道はダートに替わり、荒い道の路傍に春を告げる花々がちらほら見え始めます


林道の最高点あたりで再び富士山に…大きい!
富士山から元気をもらってさらに進みます。


この鯨野への分岐は目立たなく非常に見落としやすいので厳重注意です!

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勾配はさらに急になり沢沿いを進みます。


再び林道と交錯しますがここも見落としやすいポイントです。注意!




鯨野まで降りてきました。富士山が常に見えるようになりました。
心強くなっってきます!


六地蔵公園の分岐を超えます。時間が無いので寄り道はパス!


…が、坂本のバス停付近の道標が無い分岐でミスってしまいましたorz
お地蔵さんが並んでる直線路はルートミスなので注意!


正規ルートに復帰しましたが遅れを取り戻した焦りで無理な負荷をかけてしまい
両足が攣ってしまいました…がぁぁ…
しかし!もうあと5kmもないので気合で進みます!!1!


いつまで続くのかという上がり基調の林道…文字通り足が棒に
あっあっ頭があdm434m9ふぁまわwr3t45


心が萎え始めた時にようやく井出駅に向かう下りの分岐路に差し掛かりました!
残り一つのSAVASを補給して最後の力を振り絞る!!!


全速力で山道を駆け下り富栄橋に到着!
井出駅まであと少し!そして残り時間もあと少し!!急げ!!


うぉぉぉぉぉ!!



井出駅の踏切であり次の思親山へのエントリポイントに到着しました…
しかし…ここで時間は電車到着時間の16:14を2分過ぎていた――
…ねむいさんの負…け…!?


左腕と両足にダメージまで作ってしまいすっかりしょぼくれていましたが…
なんとねむいさんと同じく身延線まで遅れていたので"運よく"搭乗を予定していた
電車で富士駅に戻ることが出来ました♥ラッキー♥
(↑今季はこんなんばっかですね…)


西富士宮駅近辺から見た富士山です…懐かしい景色…




●2013.03.16 井出->朝霧高原
犬に噛まれた痕も話題の湿潤治療ですっかりふさがりふくらはぎのダメージも
完全に消えたので今季最後のステージに挑みました。今回は1000m越えの山を
2回越えてしかもそのうちの一つは崩落してるという超過酷なルートなので
相手にとって不足はありません!


近鉄高速バスでひとっ飛び、朝の富士宮駅に"帰って"きました…。
…かつて長崎屋だった何かが絶賛解体中で物悲しさを引き立てます…駅を挟んで
出来たAEONが出来て止めを…
…なんでねむいさんがそんな妙に細かいこと知ってるのかですって?
…さぁ?なんででしょ?
ちなみにねむいさん昼間にこの駅周辺うろつくだけで私の顔と声覚えてる近所の
人につかまっt


ところで富士宮駅には開かずのホームがあるのは皆さんご存知ですか?
これは実は某頭がパーンしてるイカス方々が利用していた"専用レーン"なのです。
あと、この駅は初夏には道路を挟んだホテル側(横に昔ボウリング場がありました)で
大声で変な歌歌ってるオヤジとそれを監視する変なオヤジも出没するアレな場所です。
…なんでねむいさんがそんな妙に細かいこと知ってるのかですって?
…さぁ?なんででしょ?



そんなどうでもいいことに思い耽ってるうちにやってきた身延線に乗り込み、
ほどなくして井出駅にそして前回からのエントリポイントに到着しました。
ちょっと気の早いしだれ桜に見送られて今期ラストのランに出発です!!


初めはひたすら林道を上がります。その後T分岐に当りますが、
写真の要領で舗装されている道に進路を取って下さい。


源立寺です。
まだまだアスファルト舗装路…


ここは要注意です。ここは写真の要領で舗装路直進で。
この山道を進んじゃうと源立寺に戻っちゃいます。

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だんだん林道と山道を交錯するようになり、思親山への
本格的な登山道に差し掛かります。


思親山への道です。勾配は急ですが歩きやすい山道です。




思親山頂上に到着です!今回は時間も十分にあって先も長いので
長めに休憩を取った後出発しました。



思親山からグングン下って佐野峠です。


そっからさらに下って上佐野です。
ここでお約束のルートミスをかましてしまいましたorz


いぬ


少し大きめの道を迷ってたら地元の人に"おねぇちゃん道間違ってるよ!"と呼び
とめられ、ついでにルートの復帰の仕方まで教えていただきました‥すみません…


天子ヶ岳/長者ヶ岳に向かう林道のこの分岐も道標がないので注意!



林道に架かる橋を渡りいよいよ本日の最難関である天子ヶ岳/長者ヶ岳
への登山道がはぢまりました!一昨年あたりの大雨で道が崩壊していま
したが少し前に仮復旧したそうです。


ぐちゃぐちゃの谷筋の道を越えると休憩所がありました。
ちょっと休んで今度はさらに危険地帯の尾根筋の道に向かいます!


鉛直方向に30度傾いたザレ場やガレ場が延々と続きます。
路の途中で木にペイントしてある下りの分岐がありますがここは進ん
ではいけません!痩せた登りの道が正解です!


延々と続く危険なザレ場で石をふんづけて何度もこけて髪止めとずずを失ってしまい
ましたが頭のてっぺんで髪留めをくくり直しさらに確実に進んで行きました!


この写真のように一見ぐちゃぐちゃに崩れたように見える道でも実際に目の当たりに
するとどうやって安全に通ればいいかが意外と分かるものです


道はやがてジグザグ状の急登に!確かほかの人のレポートではここを超えたら安全な
稜線に出るとのことですが…!?高所恐怖症のねむいさんはすっかりへっぴり腰に


普通の登山者よりはるかにペース落ちましたがようやく安全地帯の天子ヶ岳/長者ヶ岳の
分岐に到達です!ここからルートは北上して長者ヶ岳に一直線に向かいます。




うォぉぉ…!今回2回目の1000m越えの山、長者ヶ岳頂上についに到着ッ!
人生初めての標高1300m以上の山に登り累積標高も2500m越えだー!
足の回復も兼ねて富士山を独り占めしつつここでも10分ほど休憩をしました。


さて、ここから田貫湖に向かって降りたのですが持参していた水がすっかり底を
ついたのでちょっと脱水症状気味になってきました…予定からは外れますが…


山道を降りて舗装路に出ると静岡バイパスルートへの道と別れます。
時間はたっぷりあるので補給を兼ねて田貫湖にも寄ることにしました。
しかし…


自販機があるオートキャンプ場ベースに向かう湖畔の道でなんと肉食獣に遭遇!
前回よろしく肉を切らして骨を断つつもりで指をさし出すとなんと(長者ヶ岳の
稜線に上がるまでにしがみついていた悪路で)指先に付いた地衣を舐めとりはぢめ
だしました!!しかもおいしそうに♥やっやめなさいっ♥



…失礼…自販機で飲料を買ってしばし休憩…ここはダイヤモンド富士を拝むことが
出来るビュースポットですが、静岡バイパスルートの最終到達点でもある重要な
場所でもあります。


脱水症状も回復したところでルートに戻ろうと思ったらさっきの猫ちゃんがまた!♥♥


…失礼…バイパスルートから本線に戻り先に進みます!


左手に見えるのは小田貫湿原です。


富士山を視界に収めながら舗装路を走り抜けます。


陣馬の滝です。ここから再びダート道/山道になります。


猪の頭中学校です。すぐ先は朝霧高原になります。


朝霧グリーンパーク跡です…今は乗馬場になっているようですね。
後で知りましたがやけにしんどいなーと思って道を走ってたのですが
ここから先はジリジリと高度を上げていくルートだったようです



麓(ふもと)のつり橋を越えて麓(ふもと)と呼ばれる集落に向かいます。



麓につきました。ここは毛無山登山口と上水道完備の東海自然歩道トイレが
あります。ここで最後の水分を補給。



朝霧高原の牧場の端を突き進みさらに北上します。
日没とともに風がものすごく強くなってきました。ねむいさんはこの
時点でほとんど歩いてしまってバテバテです(注:後で調べましたが
結構な上がり勾配でした!!!仕方ないです!)



吹きざらしのトレイルを進むとあずまやと離脱ルートがある分岐に差し掛かり
ました。到着予定時刻より10分早く到着です。
静岡/山梨県境まで距離を残していますが時間的に今季はこの地点で終了、そして
来季のエントリポイントはここからスタートになります。



そして離脱ルートに移るとねむいさんは何故か走る力が回復する!
最後まで走りきって今回の到着地である"道の駅朝霧高原"に無事到着しました!


帰りのバスまで時間が余りまくってますので着替えと食事も済ませちゃいました…

ところで"虹裏メイドねむいさん個人的"には朝霧って名前正直ちょっと
縁起悪すぎです!!!
現地の方にはねむいさんの身勝手な都合とは全く無関係でまことにすみませんがー!



ゲフン取り乱して失礼しました…罪滅ぼしに朝霧ミルクソフトと家族のお土産に
朝霧ヨーグルのウインナーと生ハムたくさん買いましたから許してくだち…


来季は高速バスで京都から直接この場所に向かいスタートを切ることになる
でしょう…すっかり暗くなった空に浮かぶ富士山にしばしの別れを告げ、帰りの
路線バスに乗り込みました。


すっかり金銭感覚狂って新富士から新幹線でとんぼ返りかましました!今季最後だし!
今季の交通費は時間対費用を考え上手くやりくりして17万円とちょっととなりました。
…それに家族のお土産と雑費も付加すると27ま…去年のよn…4倍‥ウヘヘ
モバマスにハマってるとしあき君に何も言えないねむいさん。


…これは今季も頑張ったねむいさんへのご・褒・美♥




と、いうわけで目指す東京は高尾山に向けて残すルートもあと5つとなりました。
この先は丹沢山塊という最後の難関が待ち受けています。来季も例年通り11月から
再開予定なので一番厳しい季節に一番厳しいルートを通過することが予想され激戦
必至でしょう。たふすぎてそんはないのでそれまでは地元の京都の山々でひたすら
トレーニング(とダイエット)に励んで力と交通費を蓄えます!
大平->井出 GPSログ

井出->朝霧高原 GPSログ





…何?読み込みが糞重いページ当分見なくて済むからせいせいしたぜですって?
ご安心ください!
今年は静岡バイパスルートという名の東海自然歩道夏の陣やりますから!

いろいろ試す17

試"す"というか試"した"結果のご報告の方が多いかも…


●STM32F437シリーズの予習
2013年4月中旬現在はまだチップ単体は手に入る時期ではないのですが
去年買って放置していた超格安全部入りボードを使用して来たるSTM32F437シリーズの
予習をしていました。
ただこれに付属しているTFT-LCDモジュールのタッチパネルドライバICが定番の
ADS7843ではなく、I2C接続のSTMPE811というI/Oエキスパンダと温度計も一体化
された妙に"いんてりじぇんす"なICだったのでそれの対応に非常に苦労しました。

↑画像は春になり発情期を迎えたいないさn
とりあえずいつものが動かせられるようになったので同じ基板を購入した人たちは
無改造で追試できると思います(TFTLCDのドライバはILI932xを選択の事)。
I2Cバスエラー対策はまだ実装していませんので、フン詰まりになったら電源を
いったん落とした後再投入して対処してください。
(やっけつ)
また今回はタッチパネルの処理の上位層も少し見直して無駄な記述をしていた
箇所や分かりづらい箇所を廃しております。たとえば、

キャリブレーション画面で青のをしっかり押せたら…

黄色のになる!…もちろんこれだけではありませんが細かいところも修正してます。


せっかくなので全体的にソースコードも見直してコメント等をできるだけ随所に
挿入して、プログラムの流れもつかみやすくなるよう努めるようにしました。
本来は書いた本人がプログラムの動作に関する詳しいドキュメントを書くべきなの
ですがこちらのかたが非常に分かりやすい解説をして下さっており、ねむいさんも
いつも参考にさせてもらっていま…あれ?

今回の修正はおきぱにあるSTM32F1,F2,L系のものを始め他社のARMマイコンのFatFs
移植例にも順次反映していきます。

●STM32F4で外部SRAMを使う
ねむいさん非常におまぬけなミスをずっと放置しておりました。
STM32F4向けのいつもののプログラム中でターゲットボードにREDBULLを指定した
場合は外部SRAMを使用できるようにFSMCの設定を行っていたのですが…
REDBULL上ではキー入力も同時に有効にしておりそこのGPIO設定がでたらめ
だったためFSMCのポートにもそれが波及し外部SRAMへの特定の
アドレスのアクセスで頻繁にHardFaultっておりましたorz
一見まともに動いているように見えたので気づくの遅れましたorzorz
今回のソースコードの見直しではぢめて気づきましたorzorzorz

というわけでそこを修正して大容量のSRAMをmalloc系関数のheap領域として
使えるようにして、(さすがに内部SRAMと比べると非常に速度が遅いうえに
マトリクス化されていないのでスタック領域までは割り当てる気がありません…
F4はCCMあるし)これでメモリサイズを気にせずに自由自在に使えるようになった!
…と思いきや、16bitのアラインメントが乱れるようなアクセスが連続で続くと
やっぱりコケます。
これはlibjpegで画像をデコードするような時に特に顕著になりこのように
途中で表示がグレーになったストール状態に、虹裏で見られる富山みたくなって
しまいます。

↑libpngとgiflibだとこの現象一切起こらないのですが…調査はいずれまた…

また、FSMCのバスにSRAM以外に入出力容量の大きいブツ(低速でしか動作できない
一昔前のTFTLCD等)がぶら下がっているとやっぱりこけます。オシロでWRの波形を
見たらオーバーシュートしまくりです。なのでTFT-LCDも影響を与えないものを
オシロの波形とにらめっこして選ぶ必要があります。もしくはFSMCに影響を与えない
SPI接続のLCDの選択も考えてください。

ねむいさんが試行した限りでは16bit区切りになるような、たとえばVRAMとして
16bitにパックされたRGB565のデータをスタティックに確保しただけの状況下の
使用では問題は一切発生なかったのでこの先も慎重に確かめてみます。


●LPC4357全部載せ基板
RMBレートが13円のころに買っておいてよかったです♥USDも99円(20130411現在)
まで回復してますが海外のパーツ・基板漁りはひとまずお休みして買いためたブツを
消化して逝きましょう先ずはNxPのCortex-M系最高峰のLPC4357のボードです!
(2013年01月中旬当初は国際送料込みでなんと13000円台で購入できていた超格安な代物でした。)


以前LPC4330というLPC4300系の基板をいじっておりましたがあっちはプログラムを
格納するフラッシュ領域が全くなく、スズメの涙ほどの内蔵SRAMか低速な
SPIFI-SPIROMから実行せざるを得ない非常に使いづらい代物でした。
しかしこいつは違います!204MHz動作でフラッシュも1MB内蔵なので使い勝手が
改善されて(ると思い)ます!…しかし…


4.3inchLCD基板の接合部でみてはならないものが目に入ってしまいました…
…なんだこの隙間は…これのせいでベースの基板もひん曲がってるし…
(後日このヘッダピンを半田槽で外し新しいものにまっすぐ付け直しました)


通電すると動作確認用のサンプルプログラムが起動します。またOpenOCD用の
cfgを作っていませんがLPC4300系のフラッシュ書き込みルーチンもまだ
レビュー段階なので先ずはそこから基礎を固めて試してみましょうか…!
(逆さになった何かを無視しつつ)。


●OpenOCDをさらに使いやすく
年明けくらいからでしょうか、ねむいさんが提供しているOpenOCDバイナリ
STLink/V2から使用する際にドライバをLibUSBからではなくSTMicro提供の
純正ドライバを使うように変更できないだろうか?というご要望をちらほら
いただくようになりました。

まさかとおもってSTMicro純正のドライバをよく調べてみると、Windows向け
ドライバとしてWinUSBが使用されているのがわかりました。
また去年行ったFT2232系FTDIデバイスのMPSSE対応の際にWinUSB(LibUSB-1.0)用の
ビルドができるようになっていたのですが、STLink/V2に関してはVersaloonと
同じくLibUSB0.1系を使用するようにビルドオプションを指定したままになって
いたので純正ドライバは使用できない状態でした。

今となってはWinUSB(LibUSB-1.0)を使用しない道理は存在しないのでSTLink/V2の
ドライバとしてWinUSBを使用するようにビルドオプションを変えて純正ドライバを
そのまま利用できるようになったバイナリを現在は提供しております。
ST-LinkUtilityなどの純正ツールとOpenOCDがドライバの差し替えなしに利用
できるようになったのでぐっと便利になっております。
そのかわり従来のLibUSB0.1系から使用できなくなりますのでご注意ください。
↑一応変更当時はトップにでかでかと告知してたので皆さん移行済みかと思います

追:
ドライバの扱いについてちょっとまとめます。
LibUSB-1.0:WindowsにおいてはWinUSBのラッパーとして働きます。
      ですのでLibUSB-1.0のAPIを使いたい場合インストールするドライバは
      WinUSBとなります。WinUSBのKMDFを使用しています。
LibUSB-0.1:WindowsにおいてはLibUSB-Win32と呼ばれ、LibUSB0.1(libusb0)の
      APIはWDMを使用しています。
LibUSBK :WinUSBのエミュレーションとして働きますが、WinUSBでサポート
      してないアイソクロナス転送も使用可能です。
      また、libusb0のAPIとも互換性があるのでLibUSBKをインストール
      しておくと1.0系と0.1系APIを使うアプリがどちらもドライバの
      入れ替え無しに使用可能となります。




さらにFT2232系デバイスの方もZadigでインストールする際にLibUSBKを選択
することによりWinUSBを使うOpenOCDやLibUSB0.1系を使うUrJTAG/FlashROM
などの便利ツールがドライバの入れ替えなしにシームレスに利用できるようになり、
低いコストと簡単な手順で強力なデバッグ環境をそろえることが可能となって
おります♥


●aitendoさんのanux
>ANUX続けるのやめまーす(←peep.usでページを保存しました)
こ ん な こ っ た ろ う と お も っ た で す よ ぅ ! !
そうだねチャイナリスクです…せめて全回路図くらいPDFでくだち…

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