STM32F7CubeがV1.9.0になった(とSTM32にかかわる話あれこれ)

皆様あけましておめでとうございます。

今月末に急にネムNEMネムって私の名を呼ばれる機会が増えましたが私の魅力に
ついに気づいてくれたのでしょうか?「」すら忘れかけているのにちょっぴり嬉しいでs
ゲフンゲフフン今年も残すところあと11か月になってしまいましたがわずかな時間を
見つけてがむばらせていただきます!

さて、昨年中盤から副業(本業は虹裏メイド)のほうが超ピークの稼ぎ時でなんと
基本給と歩合給あわせて今までの手取りの3倍ということでマジ超フィーバー状態で
家族のためにSALARYを稼ぐためにとても忙しくなりなかなかマイコンいじりに
割ける時間が取れなくなってしまいましたが、それでもなお沢山の方がとくに
平日日中にもかかわらず多数の方が来てくださっていますので
今後もSTM32を中心に目ぼしい情報を発信していく次第です!!!!!!!!
※ねむいさんのぶろぐは土日のアクセスは平日の1/3以下しかないです・・・
 さぼるな!



●STM32F7CubeがV1.9.0にアップデート

今月末にひっそりとリリースされておりました。
今回の変更内容はCANドライバが大型変更となっており過去のHALドライバと互換性
が消滅しているようです。この容赦のない大変更はSDMMCでもありましたがまぁ今
までSTM32を使いこなしている方ならすぐにアジャストできると思います。

既におきぱのSTM32F7のFatFs移植例は最新のCMSISv5ヘッダライブラリとともに更新
しております。どしどしご利用ください!


STM32H7ついに一般市場に
・・・今更遅ぇえーYO!
すでに廉価版のNUCLEOフル機能の高価なEVALはでていますがねむいさんはひたすら
Dicovery板待ちです・・・EVALは高すぎでNUCLEOは高速I/Fをバラックで組める自信が
ないしでやっぱし中間的な地位のDiscovery板がしっくり来ます。

しかしながらねむいさんもデータ流し読みしてて気づいたのですが、H7では
DTCM領域をDMAのデータバッファとして使用できなくなり常に内蔵SRAMとの
キャッシュの整合性を気にする必要がでてきてしまいました…。
なんというか本当にもはや"マイコン"ではなく"プロセッサ"ですねこりゃ・・・
けしかん様のブログにくわしい解説が記されております。
STM32CUBEの吐くキャッシュ設定のデフォルトがライトスルーじゃなくて
ライトバックなのハマる人続出でヤバいと思うんですがまぁこういうの触る人は
キャッシュの事熟知しているでしょうから問題ないでしょう☆

そういえばDMAで思い出しましたがアライメント制約って4バイト制約のほかに
AHBバスのバースト転送の1kバイト境界制約もあったと思うのですが誰も気に
してなくってねむいさんもずっと使い続けてて特に問題も起きてないから
なんか大丈夫っぽいですね。たぶんSTM32の中の人が上手いこと処理してくれて
いるのでしょう☆


20230920追:
そしてねむいさんはキャッシュ地獄にはまった…!!!
20230920追:





●STM32CubeProgrammer現る!
STM32の内蔵フラッシュメモリに書き込むためのSTマイクロ謹製のPCツールはいくつか
提供されていてテンでばらばらの場所にあったのですがそれをすべて統合した奴が昨年
リリースされておりました。その名もSTM32CubeProgrammer!

モノとしてはSTLinkUtility,DFUDemonstrator,FlashLoaderDemonstratorの3つの
ライタプログラムが一つのUIに統合されたものとなっており直感的な操作が
可能となっております。


ちなみにJAVAランタイム必須です・・・
ねむいさんのぶろぐを見ている剛の者ならば入れて当然入って当然の代物ですがまし
てや無いと無音でプログラムが即終了するので最初何が原因か分からず1日時間潰し
たりするような軟弱野郎はこのぶろぐの読者にいないはずですがねむいさんのように
1日時間潰してうろたえないようにJAVAランライムはインストールしておきましょう。
入れるのは32bitJAVAランタイムのほうです。

インストール時にはSTLinkとDFUとSTLinkV2-1用の仮想COMのドライバが同時に
インストールされるのでドライバを探してあっちこっちせずにすむのでとても
親切な作りとなっています。


操作画面はあっさりした構成になっています。
ひとまずSTLink/V2を接続したところです。


なんとSTLinkのファームウェアアップグレードも出来たりしちゃいます☆


書き換えた新ファームのSTM32F4Discovery付属のSTLink/V2で接続します。
もちろん困ったときの助け舟、ConnectUnderResetもありますね!


書き込みは10秒くらいで終わっちゃいます。OpenOCDより早いです。


お次はDFUモードで書き込んで見ます。
使用したボードはねむいさんの液晶表示用のF4ボード(紅牛板に無理やり
STM32F407ZGT6乗っけた奴)でブートモードにして接続すると"USB"として
認識されます。STM32F4は単体でUSBのDFUモードになれるので本当は
ライタいらずなのです。


これも書き込み速度はまずまずのスピードです。
まぁUSB接続ですもんね。


最後にシリアルブートモード接続で・・・
これさすがに遅いですね・・・128kb位なら気になりませんが・・・


や、やっとおわった・・・
まぁ普段使いの場合はSTLinkを経由して使用することがほとんどでしょうから
DFUやUARTブートモードはホントに緊急の場合に使用するくらいですね〜


そんなわけで私が思っていた以上に使い勝手があがったSTM32CubeProgrammer、
MACやLinux系OS用のパッケージも同梱されているので多くのOSで使うことができ
ますのでますます利用者が広がると思います!
あ、JAVAランタイムは忘れず入れましょう・・・


STM32限定でAtollic TrueStudioが無料で使える!
STマイクロがAtollic社を食べたのでSTM32限定でTrueStudioが無償でフル機能が
使えるようになったそうです!!
ARMマイコンのユーザを高機能な有償ツールの
無償化を餌に取り込む攻勢でしょうか、ライセンス的に企業はどこまで無償で使えるのか
どうかちょっと調べ中ですがホビイストレベルならまったく問題ないと思います。

ちなみにねむいさんのばあいは徹底したIDEの皮を被ったコマンドラインビルド環境
なのでTrueStudioとか必要ないだろと突っ込みうけそうですけどTrueStudioも結局は
GCC使っているのでデモプログラムのビルド条件の解析や他の人が公開しているプロ
ジェクトファイルがこれだった場合はやっぱり必要なので食わず嫌いせず必要な
場面で使っていく次第です。

ちなみにねむいさんは素のEclipseで殴られると全身から血を噴出して即死しますが
メーカーお仕着せのまさにTrueStudioみたいな奴ならば死にませんのでノーカンです!

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