完全攻略!ダイヤモンドトレール(後編)
前日のぶろぐエントリからの続きです。
なんとこのぶろぐ開設以来はじめての前後編です!
それじゃ、れっつらごー☆
千早峠から先は極めて緩やかな下りへと変わり、階段地獄を抜けてきたご褒美の
ようなトレイルが待っています♥
画像は葛城二十八宿第十九経塚が安置されている神福山への分岐です。
弥山みえないんですけぉ1!1!!
金剛トンネルの上を抜けます。
走るー走るー
おれーたちー
(この空間が永遠に続けばいいのに・・・)
不意に襲い掛かってきたスズメバチ単体の特攻をウィービングでかわして
ダイトレ行者杉です。
この行者杉は東の行者堂とも呼ばれています。
超快適に飛ばせるので写真とるためにとまることすら惜しいです♪
あっという間に杉尾峠です。
タンボ山を過ぎます。
タンボ山山頂はここと全く関係ない場所にあるとのこと。
十字峠方面から来た林道としばしの間併走します。
快適なトレイルを駆け下りて西の行者堂に到着です。
ルートから南に外れた断崖に行者堂が存在します。
さて、ダイトレ縦走大会はここで終了で天見駅に向かっているのですが
私はもちろん先に向かいます。槇尾山施福寺はまだ15km以上先です!
そして西の行者堂から先は紀見峠に向かって300m分一気に下ります。
やっと階段から開放された・・・と思ったら次はコンクリ道です!
山ノ神の抜けて更にコンクリ道を駈け下ります!
371号線旧国道と落ち合います。合流点にはバイオトイレがありますが
水道水はありません。ですがここですぺしゃるドリンクを作る準備・・・
ダイトレ紀見峠です。
本物の紀見峠(紀伊見峠)は371号線を更に和歌山側に進んだ先にあります。
そしてそのまま宿場町に・・・
ルートを外れて何やってるかというと腰痛の神様の所にある水場で
水の補給です!この場所は必ず抑えておきましょう!
もちろん腰痛の神様とお地蔵さんにお礼を言うのは忘れずに!
ダイトレに戻って最後の難関岩湧山に挑みます!!
ぐぉぉ・・・いきなり登りの階段・・・
日もだいぶ傾いてきました。
研石谷林道を越えます。
なんか登ったり降りたりで閉口です・・・。
ボ谷の池です。
もう水はありません。
だからなんで降りるんだYO!!
葛城二十八宿第十七経塚です。
残りの行程の無事を願う・・・
そして葛城経塚から先についに岩湧山の上り階段が牙を剥きます・・・!
足は大分疲労がたまっていたのでこの階段が一歩一歩かなりやばい・・・
階段がなくなると今度は木の根の急登りになります。
ダイトレ終盤の最難間です・・・!!!!
・・・ねむいさんは虹弦流・四足獣の構えで人間を捨てて足を温存しつつ
何とかクリアー・・・・!やばかった・・・!
岩湧山三合目です。紀見峠駅から続く直登ルートとここで合流します。
ぬ"ぉぉぉ・・・
日が落ちきる前に岩湧山のススキを見に行くんだ・・・!!
ここで道が少しなだらかになり夕日に照らされた根古峰を通り過ぎます。
ダイトレ根古峰はそこから更に下った先の目立たない箇所にあるので
ご注意を。
コンクリ舗装路と合流し、南葛城山分岐を過ぎます。
五つ辻の手前に湧き水・錦命水があります。
ここでアミノバイタルをぶっこんだペットボトルを湧き水で満タンにして
最後の登りに備えます・・・!!!
五つ辻です・・・!山頂まであと少し・・・!
岩湧寺のいわわきのみち分岐です。ここから更にきつい登りに・・・!
ぬぅぎギg目ギ彙tbwmbtっぷぉfsfヂkっゎヵであslk
ッ・・・!見えた!!頂上までほんとのほんとにもう少し!!!!!!!
あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!1
・・・ダイトレ岩湧山、岩湧山山頂東峰ですです・・・!
すでに太陽は地平線の下に沈みあとは残照だけがススキを照らしていました・・・。
西峰に移動します。ここから加速度的に空は暗くなっていきます。
もともと滝畑以降で使うつもりでしたがねむいさんはここでヘッドライトを
装着しました。もう時間が無い。
太陽が姿を消した今月の光が強くなっていきます。
用意ができたらすぐさま岩湧山を降りました。
一歩ずつ降りるたびにどんどん暗くなるのが分かります・・・。
一瞬森の中に入るともう既にほとんど真っ暗です・・・!
鉄塔に出るとこの日の最後の日照が見えました。
そして暗闇の世界よ始めまして。
ここからはナイトビジョンでお楽しみ下さい・・・!
滝畑の下りは日がある内でも薄暗くかつ滑りやすくこけやすいかなり
危険な道です。暗くなった今ではなおさらです。夜間山行は初めてだったので
超ティキンモードで慎重に下っていきました。
南葛城山分岐の林道と合流します。
林道を渡って更に降ります。
人工の明りが見えた頃に滝畑のトイレに降り立ちました。
普段は観光客で多い場所ですが今は誰もいません。
ダイトレ滝畑です。残るダイトレ銘板はラストの槇尾山後一つ!!!
少し補給のため休憩した後、滝畑トイレからラストステージに挑みました!
すぐに暗闇に包まれますがこのルートは事前に予習済みなので
私にとっては何も恐くは無いです!
ぁ・・・猫さん
フラッシュ焚いちゃったごめん・・・
民家の庭横を通って最後のトレイルに乗り込みます!!!
ティキンモードで進んでいるので岩湧山の時ほど足に疲労は
そこまで蓄積してません・・・その分確実に進みます!
ここに来てようやく長い長い階段地獄から開放されますが
すべると谷底にまっさかさまの危険な道なのです・・・!
ボテ峠です・・・!ここを越えたら後は流れで・・・!
道の傍らにお地蔵さんが現れます。ここもかつての巡礼古道なのです。
番屋峠・・・残る峠後一つ・・・!
追分・・・!後は登りを残すのみ!!!
ライトに照らされたお地蔵さんを拝みながら、最後の登りを攻略する!
ラストの直登りの手前に湧き水があります。
ここで最後の登りの力を蓄えます!!
最後の急登!!ここも四足獣歩行体制で無事クリアー!
登りきると見慣れた近畿自然歩道の看板と合流します!
さぁ長かったダイトレも後数100m!!ダッシュだ!!!
・・・付いた・・・槇尾山施福寺・・ダイトレ槇尾山・・・ダイトレ全走破達成です!
ねむいさんはやったぞとしあき!!!!
しかし感慨にふけってその場にとどまっているわけには行きません。
すぐさま施福寺から脱出を図ります!
石の参道は夜になると危険な道に変わります。
慎重に、急いで降りていきました。
槇尾山バス停に到着です・・・がもちろん
バスの便などとっくにありません。己の足で暗闇から脱出しなくてはいけません!
なんかいろんなブツが画面にうつってる気がしますがフラッシュでしょたぶんHAHA
今度は更にスピードを上げで府道を駆け下りて槇尾山口バス停に向かいます!!
ダッシュツセヨ!ダッシュツセヨ!
駆け下りているとだんだんと文明の光がちらほら増えはじめ・・・
ライトがいらないくらい明るくなったところでついに槇尾山口バス停にたどり着きました!
残念ながら和泉大津行きのバスが数分前に出てしまいました・・・
次のバスは一時間後・・・
・・・
・・・
ならば和泉中央まで走るか!!ってわけでトレラン(もうロードですけど)継続です!!
国道480号線に折れて大阪湾方面をめざします!
480号線をひたすら進み、暗くてわかりづらいですが和田東という交差点で
進路を左にとり小さな峠を越えます!
明りで道が見えるって素晴らしい・・・♥
石割中学校東交差点から先はあとはひたすら一直線!!
み・・・見えた・・・和泉中央駅!!
ちなみに和泉中央駅まであと100mくらいのところで音楽プレーヤーの電池が切れて
しまったのですが某ゼEROを流しててカーネルがほぁあああああ!と言った瞬間に
電池がくたばってまったのです・・・後ちょっとだったのに見損なったぞカーネル!!
そんなことはどうでもいいのですが
己の足でついに和泉中央駅にまでたどり着き、二上山駅を発ってから14時間以上
経過してしまいましたが身体にトラブルも発生せず長い長い死闘を無事制しました!
結構電車の時間もやばいかもと思っていたのですが日付が変わるまでに
無事西院に帰る事ができました。家に帰るまでがトレランです!!
正直言いますと体力的に今回が最初で最後のチャンレンジだったのですが・・・
念入りに下山後を含むルートの下調べを行い、私なりにトレーニングとタクティクスを
重ねて体調&気候ともに最高のコンディションの状態で挑みそして制覇することが
できたのでとても満足しています♥
でももうこんな階段地獄はかんべんですよぅ〜!
自作のGPSロガーも激闘のせいかさすがに電池が切れてしまいました。和泉中央駅に
向かうラスト数kmのロードで電池が切れてロギングも止まってしまったのですが、
ダイトレそのもののルートに関しては全く影響はありませんのでご安心ください。
以前槇尾山口から和泉中央まで同じルートで走って移動したことがあり、その時の
精確な距離を吟味すると沿面距離が大体70kmほどとなります。
2015.10.23 ダイヤモンドトレール GPSログ
♥おまけ♥
20151031追:
岩湧山に忘れ物をしてしまったので激闘から一週間経った今、とりに来ました。
とってもとってもステキな忘れ物です☆
それは夕日に沈む岩湧山の山頂とススキです。
岩湧山の山頂のススキは夕日を受けて黄金に輝きます!!
今週も天気は快晴で大阪湾から六甲まで見渡すことができました!
今日は別の山を巡って少し時間調整しましたが、
どんぴしゃで岩湧山に到着して良い写真を取れまくりました♥
槇尾山方面です。こちらも平野と呼ばれるふもとまで
ススキで覆われています。
少し滝畑方面に降りてみました。
ずっとこのステキな空間が続けばいいのに・・・なんて思っちゃいます。
岩湧山西峰広場を俯瞰で。
抜けるような青空、黄金に照らされたススキ、完璧です♥
ダイヤモンドトレールよ、またいつか!!
(この岩湧山周辺はトレーニングでいつも来てますけど)
完全攻略!ダイヤモンドトレール(前編)
ダイヤモンドトレール・・・金剛葛城自然歩道とも呼ばれそしてダイトレとも略されている
この縦走路は屯鶴峯から槇尾山をつなぐ公称43km(実際は50km以上)の過酷な山道です。
そんなダイトレの完全攻略を昨年末の高見山+三峰山の頃から思い立って今年はじめより
少しずつ準備を重ねて気候も体調もベストコンディションの今、ちゃれんぢしてきました!
当ぶろぐの近畿自然歩道のカテゴリとしては屯鶴峯から槇尾山まで下記のルートに相当しております。
「屯鶴峯を訪れるみち」
「二上山をこえるみち+葛城山カタクリの花をめでるみち+弘川寺西行法師をしのぶみち」
「葛城山ツツジを楽しむみち」
「金剛山山野草をたずねるみち」
「行者杉のみち」
「岩湧の森探訪のみち」
「槇尾山山上西国巡礼のみち」
ダイトレは峠はたくさん通過しますがダイトレ銘版があってかつ三角点が有る山頂を
通過するのは岩橋山と岩湧山のたったの二つだけです。こうして見ると一見楽勝
ジャンと思われがちですがそれが罠なのです!!!!
御託はこのくらいにしてさっそくいってみましょーか!
虹裏メイドの朝はちょっとだけ早い・・・
西院から始発の列車で二上山駅に来ました・・・まだ人がほとんど乗っていない
車内で準備やストレッチは完了済です・・・!もう既に戦いは始まっている!
すぐに合間見えることになる二上山を背にして70kmの戦い、いざ開始!
まずは国道165号線を穴虫峠方面に向かいます。
乗用車やダンプが高速で行きかい危険な道です!
危険な道路を横断し更に進みます。
それにしても抜けるような空の青さですね・・・。
ダイヤモンドトレールの起点、屯鶴峯です。
かつてのダイトレの前身、「金剛・和泉長距離縦走100km」は近鉄関屋駅から屯鶴峯を
直接越えてここから更に直に二上山に向かうルートだったようですが良質な岩が
取れる場所のためこの周辺の登山道に当たる部分が業者に接収されてしまい、2015年
現在は二上山を少し回り込むルートとなっています。
ダイトレ屯鶴峯です。先ほどの屯鶴峯上り口のところにあります。
ダイトレは三角点および山頂を直接通過する場面は実はほとんど無く、山頂から
少し下の離れた部分や峠、辻に石の銘盤が置かれています。
銘盤の場所を指して「ダイトレ(地名)」と呼ばれています。
穴虫峠を越えます。車が高速で行きかってて恐い・・。
ダイトレ北入り口です。ここからトレイルとなります。
そして木階段地獄のはぢまりだぁ!!!
登ったり降りたりで一向に標高が上がりません・・・
せめて路傍の花を・・・(こうやって写真撮ること自体が大幅な時間ロスに
つながりあとでどんどん効いて来ます・・・)
やっとこ二上山雌岳と雄岳の中間点にきました!
ここがダイトレ二上山です。
次は竹内峠(たけのうちとうげ)を目指します。岩屋分岐を駆け下ります。
(私が通ったルートは急な下りの旧ダイトレ道で本来は岩屋を通過し万葉の森
駐車場を迂回して車道を通過します…まぁ旧でもダイトレ道だからいいか★)
・・・おや・・・?
葛城市のマスコットキャラ蓮花ちゃんです。
このキャラ見るたびにこれ思い出して息できないんですけど
蓮花ちゃんてば見た目より中身重視で男を選ぶ堅実なタイプなのですね〜
(せんとくんって違う意味で見た目インパクトもすごいですけど・・・)
んなことはどうでもいいのです!!更に下りが強くなってきます。
序盤ですがあせらず足にダメージを与えず降りていきます。
竹内峠(車道)と出合いました。
車が通らないうちに渡って通過します。
真の竹内峠は車道脇のちょっと高い場所の歩道上にあります。
葛城修験道のお札が供えられてますね。
そのピークを過ぎて更に歩道を奥に進むとダイトレ竹之内峠があります。
お次は平石峠です。
待ってろよ晴夫(誰
・・・
蓮花ちゃんっていなちゃんに似てるよね・・・
ていうかいなちゃんにみえてきt・・・
いかんいかんまだ1/10も進んでないぞ!!!
沢水で頭を冷やします。
たまに階段から開放されてこんな風に駆け下りられるステキ道が
でてきます♥
でもそんな楽園はすぐに終わって下り階段に・・・
そしてその先にはダイトレ平石峠があります。
ここでちょっと補給を兼ねて近くのベンチで小休止です。
今回は最初から最後までねむいさん作のスペシャルドリンクで
走り抜けます!先に進むたびに固形物が口に入りづらくなるので
ドリンクこそがダイトレ全攻略の重要な決め手なのです!
木のベンチの向かいには葛城二十八宿の第二十四経塚が鎮座
しています。葛城経塚とはラストの岩湧山手前で再びルート上に
現れます。そしてこの後最初の難関岩橋山に挑みます!!
はぁはぁ・・・もうあかん・・・
こ、こんなところで・・・
走れるところは走る!!
走れるフラットな地形は30mくらいで終わってまた階段地獄・・・
岩橋山山頂に到着です。
そしてダイトレ岩橋山です。
そして岩橋峠まで猛烈な下り!!
今度は猛烈な登り!!!
ナニよこれ!?
しかしながらここを越えたら徐々に階段地獄が緩まってきます。
走れるチャンス!
そろそろ御所市に入ります。
いないさn・・蓮花ちゃんともここでお別れです。
走りやすい道になってきました!!
階段もかなりゆるくテンポ良く走りあがれますが
調子に乗って飛ばさないように!さきははまだまだ長いのです!
ダイトレ持尾辻です。
木漏れ日の中誰にも邪魔されない空間でトレラン・・・
もう極上ですね・・・♥
もちろん有給消化のために平日に行かざるをえない!
(↑ねむいさんは無理やり取るタイプ)
途中にバイオトイレがあります。
なんとトイレットペーパー完備です!
もう11月も間近ですが日差しが痛い・・・
そしてステキ空間は終り葛城山への階段地獄のはぢまり・・・
心を無にして登っていると北尾根コースと合流します。
>ダイヤモンドトレールから山頂(階段多い)
言わなくても多いの知ってるから(怒
やばい角度の階段・・・ロープにしがみついて登る。
弘川道と合流します。
階段からしばしの間開放・・・
広場に出ると葛城ロープウェーからの道と合流します。
葛城山山頂下休憩所です。
ダイトレ葛城山もここにあります。
ここは水洗式トイレがありますのでスペシャルドリンクを調合して
金剛山の登りに供えました。500ml+900mlの計1.4L分ありますが500mlの方を
常に満タンにしておくと心強いです!そして出発!
ススキの先には金剛山が見えます。
まってなさいよすぐに行きますから★
その前に振り返ってススキと葛城山を。
忘れ咲きのつつじも撮り逃しません!
そして水越峠への猛烈な下り階段がはぢまる・・・
何で登ってるのよ!
全走破の場合水越峠の下りで勢い良く降りてしまうのは自殺行為です。
岩湧山どころか金剛山の登りですら足がおかしくなって登れなくなるでしょう。
ゆっくり落ち着いて、でも"ものすごく急いで"降りてください。
有る程度降りると石階段に代わり道が開けます。
路傍の花も良く目に付く場所です・・・が滑ってこけやすいので
注意してください。
沢水ポイントです。
ここから下流にもありますがこっちで補給した方がいいです。
平日にもかかわらず登山者の駐車がいっぱい有る水越峠です。
大阪方面に少し進んだところにダイトレ水越峠があります。
そして奥に見えるゲートから金剛山に向かいます。
ガンドガコバ林道という絶対覚えられないややこしい名前の林道を
登ります。
その林道の途中に金剛の水と呼ばれる湧き水があります。
ここでしっかりと補給をしておきましょう!
更に進むとカヤンボへの分岐があります。
・・・なんでこんなお色気口調なんですかね・・・。
カヤンボ休憩所を超えると猛烈な木階段地獄がお出迎えです!
我慢して登ると旧パノラマ台につきます。
旧パノラマ台から先は少しだけ階段が緩くなります。
もうあんな遠くに葛城山が・・・
走れる場所は走るのですよぅ!
高天からの郵便道と合流です。
丁石もちらほら見えてきます。
最後の階段を越えると葛城神社一の鳥居に出ます。
ここにダイトレ金剛山があります。
ちなみに金剛山->金剛石->ダイヤモンドでダイトレです。
金剛和泉縦走100kmだった頃は「葛城修験"道"」の方がふさわしかったかもしれませんね。
ここがダイトレで一番高い地点です。
出迎え不動さんを超えてしばしの間下りになります。
標高が高いこの地点はもう紅葉真っ盛りです。
ちはや園地の広場に出ました。
子供たちが遠足に来ていました。
そして子供たちにまぎれてさらに降ります。
降りた先の金剛キャンプ場には水洗式トイレがあります。
ここから紀伊見峠まで一切水場がなくなりますので絶対に
補給は忘れずに!!!
伏見峠です。
子供たちの軍団はこのまま千早ロープウェー方面に降りていきましたが・・・
ねむいさんは更に南に向かいます!
しばしの間階段から開放されてテンポ良く駆け下りられます♥
少し滑りやすい下りをクリアすると久留野峠です。
ダイトレ久留野峠もありますが砂に埋もれてました。
そして久留野峠からいきなり猛烈な登り・・・
登っていくと視界が開けて笹に囲まれた中葛城山頂上に出ます。
ごらんの通り中葛城山の山頂部は笹薮と木に囲まれ何も見えませんが
少し降りると木が無くなり笹の向こうに五條の町並みが見わたせられます♥
ここから先は植生が変わってきます。階段も無くなり快調に走れます♥
高谷山を最後に徐々に標高を落としていきます。
金剛山と葛城山はもう林の向こうに隠れてしまいました。
ここでようやくご褒美のようなくだりのトレイルが続くようになります♥
さぁ思う存分飛ばせ!!!!
快調に下っていくと五條方面から合流してくる千早峠と落ちあいます。
72と全く関係ないですがここで初めて「葛城金剛自然歩道」と名が書かれた案内が
出てきます。
千早峠まで来てようやく半分を過ぎたところです。
ダイヤモンドトレールはまだまだ続きます。
というところでこのぶろぐエントリの容量も上限になりそうなので
次回に続きます!
OpenOCD小ネタ19 -Nuvotonドライバの統合-
今をさかのぼること2年前、いろんな行き違いによって同じNuvotonのCortex-M0
向けフラッシュ書き込みドライバが同時にマージされる事態になってしまいました。
その間もいろいろあってなかなか更新できなかったのですが今秋に両者を統合
するドライバがマージされたのでようやく報告できた次第です。
さて、この統合されnumicroと名前を変えたこのフラッシュ書き込みドライバは
少しトリッキーな動きをします。それを少し解説します。
●Undocumented Registerの存在
NuvotonのARMマイコンのフラッシュ領域はユーザプログラム用のAPROMとブート
ローダ専用のLDROMの二つがあり、書き換えをするためにはそれぞれ別のフラッシュ
ブートモードから再起動する必要があります。つまりAPROMを書き換えたい場合は
LDROMのブートモードに切り替えコアリセットを掛けるという手間がかかります。
これが公式のマニュアルに記載されている手順です。
しかし!このような煩雑な手順を踏まなくてもどのモードでもAPROM,LDROM,
CONFIGの書き換えそしてチップ全消去コマンドが実行できる方法が解析により
見つかっています。
マニュアルに記載されていないレジスタ0x5000C01Cに1を書き込むとフラッシュ
に対する全てのアクションが出来てしまうようです。Nu-Linkのツールではこれを
自動で行っていることから気づき解析されたみたいですね。
そして上記の成果はOpenOCDに反映されましたがこのときはまだmini51シリーズのみ
だったため、私の手持ちの他のシリーズ(NUC120,NUC220,M051,NANOシリーズ等)で
この技が効くかどうか確認し、OpenOCDの更新が落ち着いたタイミングを見計らって
今回の統合をおこない、無事マージされました。長かった…!
上記の修正を掛けたドライバでNANO130に書いた時のログはこんな感じです。
> "C:¥Devz¥Coreutils¥bin¥make.exe" program
openocd -s C:/Devz/ARM/OCD/tcl -f interface/vsllink_swd.cfg -f target/numicro_swd_flash.cfg -c "mt_flash main.elf"
Open On-Chip Debugger 0.10.0-dev-00036-g48787e1-dirty (2015-10-02-09:14)
Licensed under GNU GPL v2
For bug reports, read
http://openocd.org/doc/doxygen/bugs.html
Info : VSLLink SWD mode enabled
swd
adapter speed: 1000 kHz
none separate
cortex_m reset_config sysresetreq
Info : Versaloon(0x15)by Simon(compiled on Sep 16 2014)
Info : USB_TO_XXX abilities: 0x0000176E:0x010001EF:0xC0000007
Info : clock speed 1000 kHz
Info : SWD IDCODE 0x0bb11477
Info : NuMicro.cpu: hardware has 4 breakpoints, 2 watchpoints
target state: halted
target halted due to debug-request, current mode: Thread
xPSR: 0x21000000 pc: 0x000002d6 msp: 0x20003ff0
auto erase enabled
Info : Device ID: 0x00113034
Info : Device Name: NANO130SE3BN
Info : bank base = 0x00000000, size = 0x0001ec00
Info : Nuvoton NuMicro: Sector Erase ... (0 to 40)
Info : Nuvoton NuMicro: Flash Write ...
wrote 20992 bytes from file main.elf in 4.078360s (5.027 KiB/s)
verified 20800 bytes in 0.281266s (72.218 KiB/s)
shutdown command invoked
> Process Exit Code: 0
> Time Taken: 00:05
一応デバッグもできますが今回の統合に至るまでにnuvotonのドライバの他にadi_v5や
cortex-mのコードにかなりの修正が掛かっており、リセット直後の状態が特殊な
nuvoton系のARMマイコンでは正攻法が通じなくなっていました。
そこで上手くデバッグできるようにcfg側も仕込んでトリッキーなことをしています。
gdbが接続した瞬間にresetとhaltを連続してかけ("reset halt"だと駄目)、さらに
プログラムカウンタを強制的に0にしておきます。
当然割り込みベクタの一番頭で停止しますがここでcontinueすると・・・
無事main関数の頭でブレークしました★
ちなみにOpenOCD側だけでは不完全でプロジェクト側も多少の修正は必要でした。
おきぱのNUC120,M0516のプロジェクトはすでに新しいOpenOCDに対応しています。
念のため他の品種も洗ってみたのですがnuvotonドライバだけではなくLPC4300系の
SPIFIの書き込みもおもいくそ影響を受けていて書き込みできてませんでしたorz
↑最後のほうでエラー出てますがコアリセットをソフト的に強制的に掛けてるので
こうなります。動作としては問題ないです。
こちらも現行のOpenOCDで正しく動作するようにcfgファイルに修正をかけておきました
ので皆さん安心して使い倒すことができると思います。
根幹に近い文字通りコアな部分をひっそり変えられると思わぬところで上手く動か
なくなるのはよくある事なので私の目の黒いうちはしっかり注視していこうと思います。
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