いろいろ試す3

ハロウィンネタ&他のキャラの誕生日お祝いネタの仕込みで本業(二次裏)が糞ほど忙しく
なってます。しばらくこっちは更新できそうもないので今のうちに書けることを…。


この前のTFT液晶の在庫数が
一気に減ってたaitendoさんの900円液晶、私がこのブログに使用記を公開したあたりから在庫数が一気に
減ってました。皆様子見だったのですね〜…。
もうじき在庫ゼロになりそうな勢いです。
私はLPC2388向けにサンプルコードを公開してましたが、STM32はUSBライブラリが(ry
のおかげでまだ二の足踏んでます。まぁRCは出てるから時間の問題とは思いますが…。

あとSTマイクロ側がUSB-OTGのデュアルロール機能のサンプルとか公開してくれたら
神なんですけお…USBホスト関連のスタックは今でもそれ作るだけでお金になる
ようだから無対価で手に入るの(=枯れる)はずっと先になりそうです。


●STM32F107でUSB_DFU_Bootloader使う件
んでもって前回行ったSTM32F107/5系のブートローダーが機能しない件の回避策
ですが、ねむいさんはブートローダーをDFU一本に絞ることにしました。
したがって以後は下図のような構成でマイコン遊びを続けていきたいと思います。
un
20091102変更:
BOOT0とBOOT1を取り違えるという最悪なミスに気づいたので修正orz

20091216変更:
PB5は10kohmでも問題ないことが分かり修正orz

STM32F103系と違ってdfu使うための領域とかスタートアップの設定とかを
気にしなくてよくなったのは良い点だと思いますね。errataさえなければ!



●シンプルi2cマスタライブラリ
ライブラリ固め
AVRでの使用例とか
LPC2388での使用例とか


●OpenOCDのビルド方法が少し変わった
現在、zus氏のOpenOCDのビルド方法をそのままやるとビルドエラーで失敗します。
svnからgitに変わったのでgitで最新のソースを落とせとのこと。
gitでの取得のコマンドはsvnと微妙に違って
git clone git://openocd.git.sourceforge.net/gitroot/openocd/openocd
だそうです。けっこう時間かかります。

んでもっていつものフラッシュ書き込みやってみました。
STM32F107VCT6の例です↓

> "C:/Devz/AVR/WinAVR/utils/bin/make.exe" program
openocd -f C:/Devz/ARM/OCD/daemon.cfg -f C:/Devz/ARM/OCD/tcl/interface/jtagkey.cfg -f C:/Devz/ARM/OCD/tcl/target/stm32_flash.cfg -c "mt_flash main.elf"
Open On-Chip Debugger 0.3.0-dev-00405-g1e5daf5-dirty (2009-10-22-11:15)
$URL$
For bug reports, read
http://openocd.berlios.de/doc/doxygen/bugs.html
1000 kHz
jtag_nsrst_delay: 100
jtag_ntrst_delay: 100
trst_and_srst separate srst_gates_jtag trst_push_pull srst_open_drain
Warn : stm32.bs: nonstandard IR mask
Warn : use 'stm32.cpu' as target identifier, not '0'
Info : device: 4 "2232C"
Info : deviceID: 67358712
Info : SerialNumber: 11111111A
Info : Description: Amontec JTAGkey A
Info : clock speed 1000 kHz
Info : JTAG tap: stm32.cpu tap/device found: 0x3ba00477 (mfg: 0x23b, part: 0xba00, ver: 0x3)
Info : JTAG tap: stm32.bs tap/device found: 0x06418041 (mfg: 0x020, part: 0x6418, ver: 0x0)
Info : JTAG tap: stm32.cpu tap/device found: 0x3ba00477 (mfg: 0x23b, part: 0xba00, ver: 0x3)
Info : JTAG tap: stm32.bs tap/device found: 0x06418041 (mfg: 0x020, part: 0x6418, ver: 0x0)
target state: halted
target halted due to debug-request, current mode: Thread
xPSR: 0x01000000 pc: 0x080061a4 msp: 0x20010000
Info : device id = 0x10016418
Info : flash size = 256kbytes
stm32x mass erase complete
Info : Padding image section 0 with 0 bytes
Warn : not enough working area available(requested 16384, free 16336)
wrote 95952 byte from file main.elf in 5.906250s (15.865079 kb/s)
verified 95952 bytes in 1.921875s
Info : JTAG tap: stm32.cpu tap/device found: 0x3ba00477 (mfg: 0x23b, part: 0xba00, ver: 0x3)
Info : JTAG tap: stm32.bs tap/device found: 0x06418041 (mfg: 0x020, part: 0x6418, ver: 0x0)

> Process Exit Code: 0
> Time Taken: 00:10


…OpenOCD+Jtagkeyをほとんどフラッシュ書き込み機としか使っていない私。


●FreeRTOSがV6.0.0になってた
なってました。私が使用しているMCUには特に大した変更の影響はないみたいですが…。
いまはSTM32F107VCT6に重点的になっててLPC2388の更新したのずいぶん前に
なっちゃってましたので動作確認がてらにソースの見直しをしました。
LPCUSBを使用したUSB-CDCのソースコードも一本化して可搬性あげるよう
努めてます。
他のMCUにも言えることですがBare-MetalとFreeRTOSで分けていたソースは
#define切って同じファイル使いまわせるように直していくつもりです。
今見返すとつぎはぎだらけでひどかったorz
LPC2388用FreeRTOSのサンプル

LPC2388もある程度遊んだらクローズしてSTM32に集中したいです。今後はSTM32にFreeRTOSの組み合わせが日記のネタの要になるでしょう。


●STM32 Primer2の電源ICがすぐぶっこわれて云々の件
私が検証記事を載せた数日後に公式も同様な見解を述べています。
ううむ、私の読みが完全に当たってしまった…ってわけですか…。
電源IC壊れちゃった人はこの際私みたく別のLDOに変えちゃうのもいいかもしれま
せんね…。(もちろん自己責任で)

LPC2388にもTFT液晶モジュールを

un
よし。
LPC2388の高速なFIOでもノーウエイトで十分に動かせられるのでかなり使えますね〜。
とりあえずaitendoさんに追加で発注掛けときました。これは良いものだ(マ・クべ顔で)
ソースはこちらに。ご利用は自己責任でどうぞ。今日はこれにて!








…と言いたいところだが!!話はSTM32、現在私が使用している最中のSTM32F107VCT
の話に戻ります。STM32のフォーラム見てたら例のブートローダーが動かないバグが
正式にerrataとして上がってました

> During the boot loader activation phase,
> if the USART1_RX (PA10), USART2_RX (PD6,
> remapped pin), CAN2_Rx (PB5, remapped pin),
> OTG_FS_DM (PA11) and/or OTG_FS_DP
> (PA12) pin(s) are connected to low level or left floating,
> the boot loader cannot be used.
> It is not possible to connect to the boot loader through either
> of CAN2 (remapped), DFU (OTG
> FS in Device mode), USART1 or USART2 (remapped).
だそうです。本来ならSTM32F103VBT6でうまくいってた接続ではSTM32F107/5系に
乗り換えても本来は正しく動くはずですが、errataのせいで正しい状態に遷移出来てな
かったようです。んでWorkAroundは…

> ● For 100-pin packages: depending on the used peripheral
> the pins for the unused
> peripherals have to be kept at a high level during the
> boot loader activation phase as described below:
> . If USART1 is used to connect to the boot loader
> : PD6 and PB5 have to be kept at a high level
> . If USART2 is used to connect to the boot loader
> : PA10, PB5, PA11 and PA12 have to be kept at a high level
> . If CAN2 is used to connect to the boot loader
> : PA10, PD6, PA11 and PA12 have to be kept at a high level
> . If DFU is used to connect to the boot loader
> : PA10, PB5 and PD6 have to be kept at a high level
一応回避策はあるようですね。…しかし…
>● For 64-pin packages: none. The boot loader cannot be used.
> In 64-pin packages, the USART2_RX remapped pin PD6 is not available and is internally
> grounded. Therefore, the bootloader cannot be used at all.
un


ねむいさんはSTM32F107VCT6(100Pinデバイス)なのでまだ負けていません。
回避できるかどうか早速試してみました。STM32F103VBTで使用していたUSART1は
107系ではUSB-OTGのvbusとぶつかってしまう為にremapされたUSART2を
使うのが都合が良いようです。

あとシステムメモリブート起動時のプルアップはworkaroundには"kept ata high
level"とだけ
書いていますがこれが10kohmとかでプルアップしただけじゃ全然ダメで、
一部のポートは1kohmくらいで強めに引っ張り上げとかなくてはなりませんでした。

20091216変更:
PB5に別の検証で使ってたデジトラのコレクタがぶら下っててこれ取り除いたら
10kohmでも問題ないことが分かり修正orz


20101206追加:
デジトラのコレクタがぶら下ってて気づくの遅れたのですが、どうやら
最初にサンプルで貰ったSTM32F107VBT6では1kohmで引っ張らないと無理です。
まぁESですから文句は言えませんね


remappedされたUSART2でブートローダーを使うときには以下の組み合わせで…。
PA10(USART1_RX) :10kohm
PD6(USART2_RX) :10kohm
PB5 (CAN_RX) :10kohm
PA11&PA12(USB_DATA) :4.7kohm
USART2(とUSART1も結局試したけど)はブートシーケンスに入るタイミングがかなり
シビアです。
ちんたらしてるとすぐに失敗します。なんとかホストPCとの通信に成功すると
いつものダイアログが出てくれます。
un
ここまでくれば安定してフラッシュの読み書きができます。でもここまでに至る過程が
非常に不安定です。それにCQ-STARMの基板流用してUSBから電源供給してるので
USART2からのブートのためにPA11,PA12(DP&DM)プルアップしてるとダイアログが
出まくって非常にうっとうしいです。USBと絡めて使うときはUSARTのブートは
使えませんね。

次にDFUで起動するかどうかを試しました。DFUでブートするためにはPA11,12の
プルアップはもう必要ないですが、vbus供給必須です!
先にも述べましたがvbusはUSART1のTXにぶち当たるのでリマップさせない限り
USART1は使用できなくなります。STM32EVAL-CのデモもすべてUSART2(remapped)
に切り替わってるのでSTM32F105/7系でUSART1をあえて使う理由もありませんが…。

念願のDFUが起動しました…
un
シリアルナンバーは"STM32"で固定です。一度ドライバ読んだら次からはUSBポート
のどこさしてもドライバは要求されません。

un
内部フラッシュメモリの読み書きのほかにoptionbyteもいじれるみたいですね。

un
書き込み速度は流石にJTAGにはかなわないです。でも単体でUSB経由でファームの
更新できるので出先でも書き換えができます。(実装次第ですが)


…と懸念事項であったSTM32F105/7のブートローダーが起動しない問題も
workaroundで一応の解決を見たのですがerrata-sheetを見るとUSB-OTGや
EthernetMACのerrataもたんまり増えてます。
これから使いたい機能にもろかぶりしてしまってるので、はまって足止め
くらわされないようにじっくり検証していきたいですね。

aitendoさんのTFT液晶モジュールを使う

20101228追:
MCUバス接続タイプのTFTLCDモジュールを動かしたい奴は必ず読め!!11!



かねてから興味があったaitendoさんの液晶モジュール、ZY-FGD1442701V1が手に入っ
たので早速使ってみました。現在はそら氏がATMEGA644Pで画像の表示まで達成されて
いますね。私はいつものSTM32F107VCT6で攻めてみました。

この液晶モジュールのコントローラはST7735で、データシートみる見る限りでは
chan氏のOLEDの時とほぼ同じようなアクセスの感じに見えたので、前回STM32に
移植したOLED用のコードとサンプルコードをもとに新たにST7735用のコードを
作りました。
STM32のローレベル部分はこさえてあって表示部分はchan氏の非常に柔軟なコードが
ほぼそのまま使えたので、はんだつけ工作も含めて移植は半日も掛かりませんでした。

で、OLEDでやってたミニフォトフレーム(?)をTFT液晶モジュールでも再現。

↑やや青みがかってますがOLEDモジュールに引けを取らないほど発色がよいです。
 そら氏がされているようにガンマ値いじればさらに綺麗になるでしょうね。


↑周囲を暗くして写して見ました。デジカメでうまく撮るための工夫を考えねば…。


un
↑ああ、残念だ。美しいいないさんの肢体が輝度が高すぎてで光学迷さ(ry

un
↑おやくそくはおいといてコツメちゃんを表示。うまくいった後はBEERがうまいぜHAHA!
 タプタプ


液晶モジュールのデータシートはロジック3.0V,LEDバックライト3.3Vまでと
謳われていますが、ロジック部のコントローラST7735は3.3V(絶対最大定格4.6V)で
運用可能です。
ねむいさんはST7735のほうのデータを信用したので(良い子は真似しちゃだめよ!)
STM32F107VCT6動かしてる3.3Vの単一電源だけで液晶モジュールを動かしています。
多分稼働寿命対策でモジュール単位では低い電圧で運用してもらううつもりで書いて
あるんでしょうけど、遊びで使うなら3.3Vでもなんら問題ないでしょう。

STM32ではうまくいったのでお次はLPC2388でもやってみます。安い上に非常に
使いやすいのが分かったのでもう5〜6個ほど買うつもりです。

色々直す…

…前回の検証でSTM32 Primer2に乗っかっているSWレギュレータIC(L6928D)を、
2つとも吹っ飛ばしてしまいましたが、これらはU9:メインMCU電源供給(2.85V)、
U17:バックライト用電源(3.1V)向けという非常にクリチカルな部分に使われており
どちらか一つでも壊すと、もはやPrimer2は使用不可能になります!!あほか!

仕方がないので代替で使用できそうなレギュレータを探し貼っ付けました
L6928Dは非常に繊細だとのことでもう使わない方向で…

うー
まずバックライト電源生成部。元の設計上では3.1V出力ですが実際は3.2V近くです。
また、カラーLCDのバックライト電源は3.3Vまで使用可能でなおかつSTM32Primer2が
監視しているリチウム2次電池のシャットダウン電圧が3.5Vな点から、いつものLT1963A
先生に代役してもらうことに。電流は500mAも引かないので3.5Vまで落ち込んだ時の
ドロップアウト電圧も気にならないレベルです。これでもう一寸安くなってくれたら
ねむいさん的に最強のLDOなんですけお…性能が高い分お値段も高いんですよね。

うー
次に2.85V生成部なんですが身近にすぐ手に入る2.85V出してくれるちっさいサイズの
レギュレータがLP3988しかありませんでした。残念ながら150mAしか引けないので
STM32Primer2回すだけで精いっぱいです。外部に機器を接続する時は別口でとらざるを
得ないです。耐圧はL6928Dよりも0.5V高いので過渡電圧余裕も確保…かしら?

うー
一度は死んだSTM32primer2でしたが措置を施し電源が修復強化されて無事復ッ活!!
ちなみに10月11日は同僚のヤクいさんの誕生日なのでした!



そしてもうひとつ、不注意で壊してしまった(輝度が異様に下がってしまった)OLEDの
代わりに新しいOLEDの基板がやってきました。前々回もお見せしましたが、chan氏の
LPC2388用のOLEDアクセスプログラムをSTM32F107VCT6に移植しています。
LPC2388のFIOはI/Oクロック36MHzの高速アクセス(最高I/Oトグルスピード18MHz)が
できてOLEDも非常にスムーズに表示できたのですが、STM32もほぼ互角のI/Oアクセス
性能を持ちます。

ただし、STマイクロ提供のライブラリ関数からだと呼び出しオーバーヘッドが掛かり、
直接GPIOレジスタにアクセスする必要があります。
さらにSTM32に(というかCortex-M3)はビットバンドによるアクセスができるので、
うまく組むとLPC2388より早くアクセス可能でしょう。
今回は便宜上GPIOEのみを使用してOLEDを制御したので1命令分多くかかっています。

というわけでSTM32F107VCT6でOLED動かしたところ↓
うー
嗚呼残念だ、せっかくのいなちゃんのえろすな絵が輝度が高すぎて光学迷彩が
掛かったみたいな写真になってしまったー(棒

うー
…とふざけるのはここら辺にしといてカラー写真とかもOLEDでは綺麗に表示できてい
ます。モデルはコツメ氏。カワウソって良いですよね♥特に頭の形とか♥

はてさて、STM32の新(OTGを含む)USBライブラリのリリースはもう少しのはずです
が…。待ち遠しいですね〜。

涙目のネムイ2(STM32 Primer2壊しました)


STM32F107VCTでもOLED使えるようになりました。64kBもあるRAMのおかげです♥
え?"なにも映ってないだろこの茶デブが!"ですって!?よっっく見てください!!
うっすらとシルエットが見えるでしょう?…OLEDを物理的に潰さなければもっと
綺麗に写ってるはずなのです!なのです!!
…いないさんの美しい肢体は新しいOLEDモジュールが来るまでおあずけ…







…さて本題、先日STM32 Primer2について黒田さんより電源IC(U9,U17のL6928D
というIC)が破損対策がされているのにもかかわらず破損したとのコメントを
いただきました。遊びでも仕事でもも電源周りのトラブルで泣かされている
ねむいさんはこれ以上Primer2で憂き目にあう人が出てしまわないように調査を
開始しました。

まず問題の部分、以前はU17のGNDが信号線扱いで間違って細いパタンが引かれてしま
ってGNDのインピーダンスが高い状態になってしまって電源投入直後の入力の過渡電圧
でIC死亡となっていた問題は、出荷時にU17のGND(4Pin)を太いジャンパで強化するこ
とによって回避しています(したはずでした)。



しかし対策されたはずの基板でも破損が発生したということは同じ問題が解決していな
いかもしくはまた別な問題があると思われます。とにかく現状何が起こってるかをオシ
ロで観測することに。

VCCINとGND,実際はC23の+と-の電位差をモニタし、FETスイッチがONになった瞬間の
電圧遷移を測定しています。



VCCINの波形は電源供給元によりかなり特性が変わります。これはリチウム2次電池のみ。

うー
こちらはUSBケーブルの給電のみ。裏のジャンパは外した状態。

うー
最後にUSBケーブルの給電+リチウム2次電池。

L6928Dの絶対最大定格が+6VですがFETスイッチが入った瞬間の過渡電圧が+5V近く
まで迫っています。私の環境では定格内に収まっていますが、違う環境(USB給電で
使用時、かつVbusが+5Vより少し高いようなPCの環境)では+6V以上に跳ね上がる
可能性がありますね。



また黒田さんが教えてくださったRaisonance側の見解は、
>The two L6928D regulators (U9 and U17) are very sensitive.
>To solve this issue, the patch on U9 is the main measure.
>But it seems not to be sufficent.
>A second measure consists in replacing the input capacitors (C23 and C56)
>by multilayer ceramic capacitors (instead of tantalum).
>We will modify the web page to recommend this additional measure.

これはESRが低い大容量のMLCCを使って過渡電圧を抑制しようという試みでしょうか??
十分な性能を持ち、手に入れやすいMLCCを使って私も検証してみました。
参考になる記事
…ほんとは電源周りに使うなら十分な耐圧持ったX7R、最低でもX5Rは欲しい。

うー
とっかえました。撮影の際見やすいように電源ICは一旦取り外してあります。
>2012サイズではちょっと取り付けが苦しそうですね。
はい。確かにちょっと半田しずらいですorz。半田で盛って何とか取り付けました。


この状態でもう一度、FETスイッチがONになった瞬間のVCCINの電圧遷移を
測定しました。

うー
これはリチウム2次電池のみ。

うー
こちらはUSBケーブルの給電のみ。裏のジャンパは外した状態。

うー
最後にUSBケーブルの給電+リチウム2次電池。

波形に関しては目に見える効果が表れています。チップタンタル使ってた時に発生して
いた過渡電圧の"ヒゲ"がバッサリ削られています。これだと十分にL6928Dの定格に収め
られますね。

L6928D破損の原因がFETスイッチのON時に発生する過渡電圧ならばC23,C56の
チップタンタルをESRが低いMLCCに交換する手法は非常に有効でしょう。


20120522追:
Achan22氏のさらなる解析によると、出力段FET(Lxピン)に外付けのフライホイール
ダイオードを付与して回生エネルギーによる破損からFETを保護する必要もあるようです。



この後もいろいろデータ取りたかったのですが残念ながら続行できませんでした。何
故かというとオシロのプローブあちこちつなぎ換えてるうちにどっか変なトコ触っちゃ
ったのか知りませんがL6928Dを潰してしまったからです…。
しかもU9とU17の2つとも!!!!orz

>The two L6928D regulators (U9 and U17) are very sensitive.
>very sensitive.

繊細すぎる…さてと代替品探しに行くか…。

STM32の新しいライブラリを試してみた

前回も終わりのあたりでさらっと触れましたが、まず標準周辺ファームウエアライブラリ
(STM32F10x_StdPeriph_Lib)がv3.1.0->v3.1.2に変更しています。それとまだRC版ですが
USBライブラリ(STM32_USB-FS-Device_Lib)もV3.0.1->V3.1.0RCになっています。前回
はさっと見ただけで済ませてましたが、もう少し深く立ち入って検証してみたのでその
所感をば…。

●STM32F10x_StdPeriph_Libの方
 全体的に大変更は無く、若干のコメント記述の変更やデモプロジェクトの追加等でお
さまってるようです。ライブラリそのものもごっそり入れ替えるだけ公開してきたいくつか
のサンプルで正常動作を確認しています。

 また、前々回FreeRTOSを動作させた時スタートアップ周りのコードをそのまま使っていると
数秒で止まってしまった問題
は私が設定したスタートアップのdefine漏れと私自身が作成
したi2cローレベルルーチンのバグ(ACKフラグの消し忘れ)が原因だということが分かり(orz)、
結局そこを直しただけでわざわざ変更修正していたsystem_stm32f10x.cも配布の物を
そのまま使える状態で動かすことができています。
つまらん時間食ったぜ…orz

●STM32_USB-FS-Device_Libの方
 現状まだRC版ですが内容物を見たところ、7月頃に公開されていたConnectivity-Line
用のUSBOTG-LIBと合併した形で公開されています。おそらく正式リリース版もこの形で
提供されることになるでしょう。また、評価ボードごとのヘッダ・ソースファイルも今回より新
しく提供されていました。私のようにCQ-STARM基板を改造しまくって使用し、かつライブラリ
付属のサンプルを流用してる人は要注意です。

 ちなみにSTM32F103系で使えてたUSBライブラリはUSB-OTG(とOTG用のPHY)が乗った
107系には転用できません(だからライブラリもわざわざ別にされてたわけなんですが)。今回
のライブラリの合併(サンプルプロジェクト付き)によって107系でも手軽にUSBが扱えるよう
になりました。でもって肝心の動作の方なのですが、STM32F103系はそのまま差し替える
だけで問題なし。STM32F107系もOTG-LIB関連のファイルを追加してビルドするようにすると
USBデバイスとして動かすことができるようになりました。現状では、USB-CDC・MSCの
二つは動作を確認できています。提供されているサンプルは今のところターゲットデバイス
のみに絞られており、OTGの機能をフルに使ったものはまだないようです。
今後の充実に期待ですね…私もUSB-miniABコネクタ買っとかないと…。


前回は新ライブラリで動作を確認次第公開していたサンプルコードも順次差し替えていくと
言いましたが、上述のとおりUSBのライブラリももうすぐリリースされそうなのでこちらの
正式リリースを待って公開としていこうと思います。今から急いでも仕方なしですからね〜
…特に107系は。




あ、いちおう言っとくけどLPC2388はUSB-OTG用のPHYチップ付けないとOTGの機能使えま
せんから!USB-TargetだけもしくはUSB-HostだけならPHY無しの直結でも動きますけどね…。

STM32F107VCT6に乗り換えた

今をさかのぼること数年前、まだ私が「」がいるほうの二次裏で活動していた頃、タッチ
ペン使ってめどいさんと云々なDSのゲームの妄想ネタがあった(はずだとおもう)のです
が、STM32Primer2使って似たようなこと再現してみました。

bare-metalで組んだ方が勉強になる(キリッ とかでかい口叩いてしまいましたがやっぱし
APIとか提供されてたらそっち使った方が楽ですよね〜ハハ、ハハハ…。今回紹介したのも
CircleOSにビルドインされてるDRAW関係のAPI呼んだだけ。アプリよりこれ用の絵を
引き直してる時間のが長かったです。


うー
↑いないさんとあそぼう(性的な意味で)。びいぶろ君が欲情すると困るので画像をぼか
 してる上にちいさいのはあしからず。そのかわり虹裏には鮮明な画像を投下して
 おいた!

Primer1と比べると発色・視野角ともに良好で美しいいないさんのイラストがさらに
際だちますね♥写真はぼけてるけど。

うー
↑もちろんタッチペン入力に対応。ペンの先っちょで"先っちょ"をつんつんすると…♥




…ごめん、もう二度とこんなことしないからゆるして…






さて本題、先日digi-keyよりSTM32F107VCT6を購入したので以前CQ-STARM基板に載
せ替えていたSTM32F107VBT6と交換しました。当たり前ですが先日走らせたFreeRTOS
もそのまま無事に動作しています。また懸念されていたシステムメモリから起動する
方のブートローダーが動かない件はVCT6になってもやっぱり駄目でした
(リビジョンは同じ'Z')。まぁJTAGあるから良いでしょう…。

そしてSTM32の Standard Peripherals Library(FWLib)がv3.1.2 に上がったので
こちらのライブラリもFreeRTOSのデモに組み込んで無事動作確認。あとは過去に
公開したSTM32F103VBT6,STM32F107VBT6用のプログラムも順次FWLibを3.1.2に
最終アップデートしてclosedとし、以降はSTM32F107VCT6一本で遊んでいきたい
と思います。

と書いているうちにUSB-OTG対応のUSBライブラリのRC版がリリースされたようです。
こちらも早速評価してみます。

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