東海自然歩道を徃く14(明智〜伊勢神/伊勢神〜田口)

私は現在、奥三河と呼ばれる交通の便がかなり悪い地域を目指しています。
なんというか現地への移動時間>>>>行動時間になっちゃってますが、分刻みの
行動スケジュールで動き、少しのルートミスが命取りになるこの辺りのルートは
な意味でスリルがあります。
ねむいさんは知恵と体力と財力でかろうじて切り抜け
ていきました!


●2012.01.28 明智〜伊勢神

いきなりスタートで躓きましたorzなんと中央線の到着が遅れ、瑞浪駅で明智駅行
きのバスに乗り過ごすことに!!…私は帰りの伊勢神峠で最終バスを乗り過ごした
ときの最終手段でタクシーで帰還するつもりにとっておいたトラの子タクシー代
1万円をここで切った!

…タクシーの運ちゃんの運転がWild過ぎてアドレナリンが異常分泌した状態で
アップの必要なくスタートぉ!エントリポイントの八王子神社境内を通過します!


明智光秀や遠山の金さん?の墓があるらしい龍護寺です

大正浪漫館です。この建物の右側を通過します


千畳敷公園からの展望です

♪FULL FORCE 誰よりも速く 明日を見に行けば
 自分の足跡だけが 残されて行くのさ
 
…「」にいつも叩かれてたけどねむいさん仮面ライダーカブト好きなんですよぅ…

ここは間違えやすい有名な分岐です!写真の通りに進みましょう



颪と呼ばれる場所まで下りてきました。しばらく川沿いの車道を走ります



???



串原太平を過ぎて黄梅院に立ち寄りました

柿畑を越えて行きます。電流柵も越える!

三本松休憩所でトイレ休憩を

oh...




閑羅瀬橋を越えると川原越以来長らく続いた岐阜ステージともようやくお別れです


矢作ダムを遠くに望みながら愛知ステージを進みますが‥クマの足跡?



クマに出くわすことなく旭高原少年の家を過ぎ旭高原元気村に到着です。
少年の家を越えたところでオリエンテーリングコースに入ってしまい
時間を喰ってしまいました


長井坂峠を一気に駆け下りた後千人塚と弘法杉がある猿が城登山口に。
再びだんだんと雪深くなってきました!




崩れそうな木階段を登り猿が城跡のある頂上に。今は鉄塔が立っています。

その後は縦走を繰り返し、林道に到達します。
ここから林道の登りです…

林道のピークを越えて一気に駆け下ります!!アイスバーン盛りだくさんの
かなりヤバい道でしたが、ねむいさん人間ができてるから私のぶろぐ見て
くれてる受験生のために滑ったりこけたり落ちたりしませんでしたよぅ!!


一気に駆け下りたあとさらに昔の峠道を登って八百比丘尼の杉と伊勢神峠に!
あと少しで今日のゴールです!



伊勢神遥拝所です。ここが次回のエントリポイントとなります

時間が少し余ったので旧伊勢神トンネル(伊世賀美隧道)に立ち寄りました…狭い
20121107追:
たまに質問もらいますが、"旧々伊勢神トンネル"なんてものは存在しません。
まず伊勢神峠・伊勢神遥拝所が最高点に位置しており、時代によって
伊勢神峠(中馬街道(飯田街道,塩の道とも))
-> 旧伊勢神トンネル(旧国道153号線/伊世賀美隧道が正式名称)
-> 伊勢神トンネル(現国道153号線)と
幹線道路が変遷しているので旧伊勢神トンネルより高い位置にトンネルは掘れません。
完全にガセネタです。



20131222追:
以前はガセネタと切り捨ててしまいましたがなななんと!あと10年くらい待つと
新伊勢神トンネルがさらに新しくできるらしいので
それに伴って現在の
旧伊勢神トンネル(伊世賀美隧道)が自動的に旧々伊勢神トンネルになります!
おめでとう!





アイスバーンだらけの舗装路をかわしつつ駆け下り、今日のゴールである
伊勢神ドライブインに到着予定時刻より1時間早く到着です!とよたおい
でんバスもちょうどいいタイミングで来ました


2012年現在はパス一発で東岡崎に行ける路線が存在しないため足助でバスを乗
り継いで東岡崎へと帰還しました…うう冷える


●2012.02.11 伊勢神〜田口



新幹線乗ってる時間よりバスの移動時間の方が長いです…おしりが早くも痛いです‥


や、やっと伊勢神ドライブインに着いた…
今回はゴールの田口のバス停の発車時刻が18:14でかなり時間が余るため後述しますが
寄り道プランを立てています。11:00の出発となりますが綿密な事前リサーチのおかげ
でこれでも十分間に合うわけです。



前回のおさらい、伊勢神峠と伊勢神遥拝所に。
今日はここから寧比曽岳を越えて田口まで向かいます。


閉鎖されたいこいの森がある伊勢神湿原を越えていきます。
雪だらけでよく分かりません‥。

大多賀峠に。ここからは登りの一方となります。


有名な亀の甲石も雪に埋まっています。



頂上に向かうにつれて樹木が雪の華を身にまとっていってます


パウダースノーの作りだす幻想的な景色にみちびかれ頂上に――――



っ着いた〜!寧比曽岳頂上!
ここが東海自然歩道恵那ルートと本線ルートの分岐点となります。
都合上私は再びここを訪れることになります。


ゆっくり休憩をとった後田口を目指して駆け下ります!
富士見峠には有名な"あと***キロ"の道標が。




段戸裏谷を駆け下り人造湖段戸湖へ。


段戸湖は凍結していました。ほとりの休憩所には東海自然歩道の
解説板が多数あります。


きららの里の端の道路を登り、今回のルートの要所である田口森林鉄道本谷線跡の
トレイルに突入します!

しばらくの間は野生動物の足跡の案内を‥実はまだこの地点ではまだ森林軌道跡
と少し外れています。


凍結した超危険な木橋がお出迎え…この後何度も苦しめられます…
そしていつの間にか森林軌道跡をトレースするルートに。


脅しではなくマジでめちゃくちゃ滑ります…
ちなみに滑って転ぶとそのまま谷底にまっさかさまです。
ねむいさんはぶろぐ見てくれてる受験生のために(ry

気づくと沢(寒狭川)が並走しています。
浮石だらけでなかなか走れなかったトレイルも坂がゆるくなり
だんだん走りやすくなってきました!

これは森林軌道の遺構、橋脚です…



田口に近づくにつれ駆け下りるスピードを上げていきます。
この辺りは有名な森林軌道の切りとおしが見えます。

と思ったらまた木階段…ここは元は森林軌道の木製の橋脚がありましたが…





木製の橋脚は星霜によりすでにすべて崩れ落ちていました。
崩れ落ちがれきとなった木にうちこまれたボルトが当時の存在の
証明をしています…


森林軌道の解説のある個所まで来ました。
ここからさらにスピードを加速して駆け下りていきます!!



大名倉辺りで森林軌道跡とは分かれ、松戸橋目指してアスファルトの
舗装を川幅が大きくなった寒狭川を横目に駆け下りていきます。

ここ全面凍結しててスパイクはいてても超ヤバかったです(汗
でもねむいさんは受験生の(ry


エメラルドグリーンの水をたたえる寒狭川に掛る松戸橋を越えます。
さて、この橋を越えると奥に見える道標を越えてゴールの田口に行くのですが…

私はここで寄り道して廃鉄な方には超有名な豊橋鉄道三河田口駅の今の姿を見に行きました。
去年の夏、大雨により駅舎はとうとう斃れてしまったとのことですが…
2012年2月現在、すでに路面にはみ出た屋根は取り壊され"曝葬"された状態でした。


後で気付きましたが、駅舎の残骸の一部は少し離れた空き地に移し替えられていた
ようです。しかしこの状態になってしまうと自然に還るのも加速度的に早くなって
しまいますね。
ここにかつて電車が通り、三河田口駅があったという事実はこの看板だけが唯一の
証人となるでしょう…と言いたいところですが後数年後には設楽ダムの建設によっ
てこの辺り一帯は水の底となり、最早誰も近づけない場所となってしまいます…。
東海自然歩道も当然付け替えとなり私ももう二度とこの地を踏むこともないでしょう。
さよなら、三河田口駅。
(※:これらほかにも写真・動画もいくつか撮っていますので、資料としてご入用の
   方はどしどしご連絡ください)


おまけですが少し戻ったここにも遺構があります。
通路橋の下に森林軌道の橋脚があるのがわかりますね

さて松戸橋に戻り最後の登りの山道を越えて今度こそ田口の町へと向かいます。



武田信玄の墓があるらしい福田寺です。次回のエントリポイントはこの地点
となり今回はここで東海自然歩道から離脱します。


お約束ですが市街地で迷ってしまいました…
スパーという店を探してたのですがすでに潰れて別の店になってたようですorz
そして30分近くロスして田口バス停に到着です。


着替えを済ませてるうちに日が暮れてしまったようです。
バス(最終便)が来るまでまだ時間がありますが、待合室も閉鎖されおん出されて
しまい一気に底冷えてきた田口バス停の袂でバスを待ちます…ぇっくし!


バスに揺られてJR飯田線本長篠駅まで45分…電車を待つ間本長篠駅のホームで
空を見上げると明かりもなく空気がきれいなのか満天の星がみえました。
京都の市街じゃなかなか見れないです。そして見とれてるうちに列車もやって
きました。ここからさらに飯田線に揺られて豊橋、んでもってこだまで
京都に…ぁー(移動が)疲れた…




今回は恵那ルートの終盤と奥三河の"さわり"の部分に入ったわけですが、定光寺
止まりでうっちゃっていた本線ルートをこれから攻略して再び伊勢神峠を目指し
ます。今期のラストは東海自然歩道3大難所の一つ、奥三河縦走で締めくくること
になるでしょう。

明智〜伊勢神 GPSログ

伊勢神〜田口 GPSログ

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