東海自然歩道を徃く13(善師野〜御嵩/御嵩〜明智)

犬山から先のルートは本線ルートと一旦岐阜県を迂回する恵那ルートが存在します。
新年一発目の行程は恵那ルートから攻めて見ます。また、青春18切符と現地の安い
宿を駆使してなるべく安価に移動・宿泊しつつ現地に早朝から出発することにより
一気に移動距離を稼ぐタクティクスを練りました。


●2012.01.04 善師野〜御嵩

スタート地点の名鉄善師野駅です。新年一発目はここから御嵩を目指します!


昨年通過した山道を逆行しルート分岐点へと向かいます!


本線・恵那ルート分岐点に。このまま直進して可児にでます。


で、分岐点から続く山道を抜けるとず〜〜〜〜っと舗装道路が続きます。
それもあってか飽きさせないようにQRコードで示されたガイドも道標にあります。

この地点後ろ振り向くとラブホテル街…



可児川と名鉄線に迫るこの地点ですが、道が工事中で道標がバリケードに
隠れて見えなくなっています。写真の矢印の要領で進んでください。

可児川は工事中で水が抜かれています??

結構開けた住宅街を駆け抜けます。

特に見るものは無いのでひたすら走ります!!

…どうやら微妙にルートミスしてたみたいです…

後藤さんの卵茹でたい


登り坂を越えて三宮神社で小休止。

太多線の踏切から多治見方面をみます。

この地点は矢印の要領で。


大森にある横穴古墳です。

素掘りのトンネルをくぐります。

ひたすら車道を駆け抜け平政公民館を越えたら再び可児川と落ち合い並走します。



この箇所は要注意です!道標がめちゃくちゃな場所を指し示してます!
3枚目写真の要領で進んでください!


昔の街道の跡、今回のゴール地点の御嵩を示す道標が出てきました。
またこのさきの下の写真の個所で左折しますが道標がないので注意してください!
直進してしまうと不気味な通行止めのトンネルに!



久々利の泳宮(くくりのみや)史跡に。1分間ほど小休止。


小渕ダムに向かう道からだんだん勾配がかかってきました。


4時間近く車道を移動してきましたがようやく再びトレイルに!
危険動物の脅し文句もいい感じに効いてますね!


…と思ったらあっさりピークに到着…。そこから少し下ると再び舗装道路に。
この区画はみたけの森と呼ばれています。

ひたすら駆け下っていくと車道が中規模の土砂崩れで埋まっていましたが、
九十九折りの道だったので直接下の道に飛び降りてパスしました!


みたけの森入り口までやってきました。そうめん…ね…そうめん…

みたけの森を出て車道に出ると拡張工事が終了した広い道に出ます。
御嵩駅への案内もでかでかとあるので迷うことは無いでしょう。


みたび可児川を渡り予定時間より1時間上早く御嵩駅に到着です!

名鉄御嵩駅も廃線の危機に瀕しているようです…みなさんも広見線に乗りまくって
御嵩に観光に来まくってあげてください!!11!

そして痛恨の画面にカメラストラップ混入orz


●2012.01.10 御嵩〜明智

前日18切符で京都から移動。ルートイン可児に宿泊して当日始発の御嵩行に。
可児駅周辺は開けてはいますが都心部の繁華街と比べると・・うn

名鉄御嵩駅を見るのはもう最後かもしれない…そんな不謹慎な思いを残し
御嵩駅から出発しました!まずは御嵩宿場町を駆け抜けます。



6時近くの御嵩は真っ暗でひっそりと静まり返っています。
しかし進んでいくに従って少しずつ太陽の気配が見えてきます。

和泉式部廟所です。
この辺りから中山道の標識が出てきます。

中山道のトレイルへ。気温が氷点下を下回っているのかペットボトルの水が凍結
を始めていました。


耳を祀った耳神社です…。いなちゃんのみみカミカミしたい…♥


歌詠み坂から少し抜け、この地で見つかったというマリア像を見に行きました。

中山道は史跡たっぷりのハイキングコースとしてもメジャーで至る所に
案内があり、しっかりとお金をつぎ込んで整備されてることがうかがえます!


一呑の清水と唄清水だそうです…ここの水はちょっと飲む気しない。


さて車道を走っているうちにだんだんと日が登ってきました。
太陽光線に照らされて蒸気が立ち上っています。


開元院に立ち寄りました。駐車場がやたら広いです。



車道をさらに進み細久手の宿場町に到着です。
昔の雰囲気を残す宿場町を後に大湫(おおくて)宿に向かいます。

中山道にはこのような一里塚と呼ばれる盛り土?みたいなのが
一定距離間隔で多数残されています。

こう言う脱字は見逃さない女、ねむい!


弁財天の池です。

のどかな田舎の風景を振り返って撮影。
そう言えば東海自然歩道設立当時はほとんどの道は舗装路ではなく地道だった
そうですが…。


石畳が特徴的な琵琶峠に。
滑りやすい上に足がとられやすいので下りは厳重注意です!




琵琶峠を下ると大湫宿に。

大湫宿を抜けると十三峠と呼ばれるゆるいアップダウンの連続になります。
坂の一つ一つに名がつけられています。









十三峠にある坂と史跡たち。至る所に史跡があり過ぎて写真撮っては進みを繰り返し
てると徒歩と同じくらい遅くなってしまいます…

他の方も良く写真に収められている中山道を代表するスポットです。

???

紅坂一里塚が見えてきました。通過する最後の一里塚になります。

首なし地蔵と言う八つ当たりで頭部を破壊された不憫なお地蔵さんです。
だがメインカメラは(ry



下街道と呼ばれる伊勢方面への抜け道の分岐点(槙ヶ根立場)に来ました。
東海自然歩道もほどなくして中山道と分かれます。


化学工場のある場所で東海自然歩道は中山道と分かれます。
東海自然歩道は南下を続け、明智と言う場所に向かいます。


現代の中山道とも言える中央自動車道をくぐり、さらに南下しつつ高度を上げていきます。
もう恵那市に入っていますね。この地点で5時間30分くらい経過しています。
本来なら終了の所ですが今回は60km走りきる覚悟と装備はキメてきたのでさらに進みます!!

恵那渓カントリークラブの通路をくぐります。

稼いだ高度を一気に消費して野井の威代寺に。ここを抜けるとまた登ります。



昔岩村城の城主が利用したといわれる大名街道を通ります。
高度もずんずん上がっていきます!

12時を過ぎ、日もだいぶ昇りましたが小ヶ沢池はガッチガチに凍結していますね。
風が無かった分体感温度はそれほどでもありません。


夕立山を抜け、再び舗装路に。
マンホールも"いわむら"に変わり岩村駅が近くなってきたのを感じます。


希庵塚と呼ばれるお坊さんを祀った古いお墓と橋です。


岩村鉄道跡の道を通行し、明智鉄道岩村駅に到着です。
岩村鉄道の岩村駅跡を写真に収め岩村駅を後にしました。


今回はさらに進んで明智まで進みます!次は飯高観音へ!



徐々に道に増えてきた残雪やアイスバーンに苦しめられつつ飯高観音に到着しました。
かなり立派な寺社ですね。

姥石石仏群を越えると登りの山道に入ります。雪が深くなってきました…あわわ
かなり疲れてきて左足もヤバくなってきましたが中山道以降は見るべき史跡がすく
なくなるおかげで写真を撮るために止まる必要がなくなりペースは上がっています。

このさきの下りの山道に入る直前の100mくらい続くアイスバーンがヤバかったです。
滑った時に頭を手で守りつつこけたので背中から凍った地面に何度もたたきつけら
れてしまいましたがザックの一番外側に配置しているSTM32Primer2+GPSモジュール
さんは私の59.6kgの全体重をこめたボディプレスを3発喰らったのにも関わらず全く
の無傷でした…! たふすぎて そんはない

さらに下って舗装路に差し掛かると大正村のロゴが付いた安住寺に。
これが見えたら今回のゴールの明智駅ももうすぐです!

逆光で見えづらくなってますが東海自然歩道の道に獣よけの高圧のかかった電線
トラップが張られています。私は常に足元は重装備なのでノーダメージでしたが、
脛の肌を露出した軽装のトレランスタイルだったら…オゾゾ



川沿いと学校に挟まれた道を進むと改築中の八王子神社に到着しました。
ここが次回のエントリポイントとなり、かつ今回はここで離脱して明智駅へ
向かってはしります。

ねこ

振り返って八王子神社の全景を。


八王子神社からまっすぐに走って10時間15分でゴールの明智駅に到着です。
60km近くありましたが大きな怪我もなく予定時間通りの到着となりました!


…と言うわけで私なりにかなり無茶をしてしまいました。しかし虹裏では震災の時
に帰宅難民に遭ってスーツ姿で高低差がある63km先の自宅まで8時間40分弱で歩いて
帰った「」がいたそうで、私はこんなフル装備でもボロッボロなのに一体何なんでしょ
うかと思う次第です…。多分人間じゃなくてカモシカさんか何かなのでしょうか??
あっちは人外ばっかですし何があってもあんまり珍しくは無いですしと身内ネタで
今日の日記を終えさせていただきます。

善師野〜御嵩 GPSログ

御嵩〜明智 GPSログ

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