OpenOCD小ネタ28 -もうすぐ0.12.0になりそう-

8月の終わりに入ってから残業規制出向規制すべて解禁となったおかげで
鬼シフtじゃなくてガンガン仕事入れまくったおかげでぶろぐのネタが全く
すすんでません…

特にCodeLiteを使ったGDBデバッグ手順の公開を待ってる方もいるかも
しれませんが今やってる副業(本業は二次裏メイド)の案件がもう少しで
片付くので10月中くらいには何とかしますので耐えてください…

ということでOpenOCDが0.12.0になったなりそうなのでちょっとめぼしい点を
2,3点かいつまんでお茶を濁します…



●SWDマルチドロップのサポート…がまだできてねぇ!
RaspberryPiPicoの復旧でOpenOCDでPicoをデバッグしたいという需要も増え、
つい最近SWDマルチドロップのサポートが強化されておりました!私もさっそく
手持ちのRaspiPicoで試してみました!



ファ〇ック!!!!!111!1


だめだぁ〜〜ぜんぜんまともに動いてないじゃん…


皆様ご存じとは思いますがRaspi公式のgithubで公開されているRaspiPico用の
ブランチはすでに昨年初めの時点でSWDマルチドロップられるし普通にデバッグ
できるしフラッシュも余裕で書き込み出来ちゃいます・・
OpenOCDの本家さん頑張ってくださいよ〜ねむいさん多忙すぎて最近OpenOCDの
ソースから離れちゃったからねむいさん以外の人ががむばってほしい
(☝他人任せ)


しかもRaspi公式のブランチは一昔前の0.11系のやつで最悪なことにftdiなどの
interfaceの設定に使用するcfgファイルが現在の0.12系の奴と互換性がありません
かつてはPi用のOpenOCDも同梱してたのですが現在は分離しております。
ねむいさんが公開しているOpenOCDは現在本家最新のコミットとRaspiPico専用
SWDマルチドロップ対応の物の二つを紹介しております。

・本家最新コミットのビルド
・RaspiPico専用ブランチのビルド

何とか両者が統合してくれることを願うばかりですね〜…ほかにもnuvotonや
ESP32などのブランチも宙ぶらりんになってるのでESP32のほうはだいぶシンクロ
してきてるようですが頑張っていただきたいですね…(他人任せ



●OSなしでデバッグ時にエラーメッセージが延々と流れるのが治ってた
読んで字のごとくです

デバッグ続行自体は可能な動作に致命的なもはないのですがステップ実行のたび
延々と"No RTOS could be auto-detected!"とエラーが垂れ流され続けるので、
ねむいさんも業を煮やして結構苦しい修正をしてました。

diff -urN b/src/rtos/rtos.c a/src/rtos/rtos.c
--- b/src/rtos/rtos.c 2018-09-09 21:28:02 +0900
+++ a/src/rtos/rtos.c 2018-09-09 21:19:18 +0900
@@ -245,6 +245,7 @@
/* Autodetecting RTOS - try next RTOS */
if (!rtos_try_next(target)) {
LOG_WARNING("No RTOS could be auto-detected!");
+ os->symbols = NULL;
goto done;
}


公式の修正はもうちょっとスマートですがもちろん問題も修正されスムーズに
デバッグできたので満足しております。9月末までの修正を盛り込んだOpenOCD
バイナリ
は上でも紹介しましたがおきぱにて公開しておりますので皆さまガンガン
お使いください!





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