いろいろ試す21…という名の今年も反省会

                お詫び

私ネムイ・トリノミアスは国土地理院とgooglearthの規約を思いくそぶっちして地図
画像をぶち上げておりました。ここにお詫び申しあげますm( _ _ )m



何がダメだったかというと国土地理院の場合はカシミール3Dを使用して表示した
画面を、googleearthは同プログラムを使用してGPS軌跡を表示した画面をキャプ
チャーしたものをブログ上にそのまま上げてしまったことです。

国土地理院のほうは問答無用の完全アウツでgoogleearthのほうは以前は
googleのロゴが画面中に出ていればOKだったのですが
今はそれが完全に禁止され、
使いづらいAPI経由の地図表示でないと許されなくなっていました。

20160729追:
googleの方はくそ使いづらいAPIに苦情がありまくったらしく著作権帰属表記
がなされていれば問題なくなりました
。よかったよかった♥
20160729追:

というわけで11月くらいからせこせこと過去の東海自然歩道やGPS/GNSS関連の
記事はそれらの問題に引っかからないように修正を今もし続けておりますす
みません。

とはいえ国土地理院に関しては承認をもらえば逆に参照し放題となるので
この際なので正式に地図の使用承認をもらうことにしました。

20230910追:
現在ではねむいさんのようなケースでは複製承認は不要になりました!
一応過去はこうでしたよという記録として記事はそのままにしておきます。

20230910追:

●国土地理院の地図の複製承認をもらう
以前は手続きが恐ろしく難解かつ面倒で敬遠されていたそうですが今はある程度
易しくなっているそうです。しかしながら相変わらずのお役所処理なので
そこらへんのことはしっかり理解して挑まないといけませんでした。

ねむいさんの場合、ブログ上でカシミール3Dで地理院地図を表示しさらに
GPSデータと高度データを追加で記載した画像、具体例をあげるとこんな画像
ブログ記事上にて表示するための許可が必要ですが、これが法第29条
「測量成果の複製承認申請」に相当します。

兎にも角にもこの"複製"が大前提です。では実際の手続きに入ります。

現在ではワンストップサービスなるもので申請が可能です。

このサイトの申請ボタンを押してスタート!…の前にユーザーを登録しなければ
なりません。なぜか先に進めてしまうのですが申請段階でログインしてないと
エラーではじかれてしまいます######

右上のログイン画面へのところで新規登録ができるので先に必ずしておき、
ログインも済ませておきましょう。


申請に関しては「基本測量の測量成果」を選択し、次への矢印をクリックします

すると目的を聞かれますので「地図の作成」を選択て次へ。

最初で述べた「複製」を行いますのでここは「紙地図・空中写真をスキャン(コピー)
し、あるいはラスタデータ型の数値地図(地図画像など)をコピーして基図とする」
を選択してください。

複製目的は「インターネット等により情報を提供する」を選択。


ここから複雑になります。ねむいさんの使い方では上記のようにする必要がありました。

そして使用する地図ではカシミール3D上では電子地形図(タイル)を表示します。
電子地形図(タイル)チェックを入れさらにツリー下のすべてにチェックを
入れてください。

「複製する測量成果の交付年月日又は地図の発行年次」は「すべて最新版」、
「複製の範囲又は区域」についてはねむいさんは日本全国を股にかけるので「日本全国」、
「複製の期間」は「一年間(※これを選ぶと承認日より一年分の包括申請となります)」、
「複製品の利用方法」は「Webサイト等での公開」、
「有償無償の別」はもちろん「無償」、
「複製品の部数」に関してはねむいさんはDropboxにファイルを置くので、
「サーバー」にチェックし、「1部」と記入します。


残りの項目は個人なら「不備があった時の対応者」以外は空欄で。
備考欄に「確認のやり取りはメールでお願いします」とすると電話連絡ではなく
メールのみで迅速に済ませられることができます。

これで申請ボタンを押して申請開始です。早ければ1週間ほどで承認番号を
付与したPDFファイルが登録したメールアドレスに送信されるでしょう。
PDFに記載された指示に従って作成した「成果物」を速やかに返信してください。
webサイトの場合はその画像が
あるURL
を指定してください。
また、ねむいさんのようにやらかしてしまった人もかなり多く居るらしく、
その場合は速やかに指示に則ったフォーマットで画像を作成し差し替えるべし
と指導を受けました。

また、審査状況は申請処理を行った後に現れる審査状況タブからも参照できます。


そんなわけでねむいさんも国土地理院の地図を堂々と使用することができるように
なりましためでたしめでたし♥あとカシミール3Dから地理院地図を表示しているので
ちゃんと"Powered by Kashmir3D"と使用ソフト表記も追加しております。




GCC ARM Embedded in Launchpadがアップデート
このぶろぐではデフォルトとなったLaunchpadのARM-GCCが予定よりちょっと早めに
バージョンアップしておりました。前回の更新は従来のGCC4.8.4からCortex-M7が
追加されただけだったのですが、今回はGCC4.9.3に上がっています。去年と同じく
いつものを使ってさっそくlibjpegとlibpngのデコード速度の性能比較をしてみました!


libjpeg/libpng rendering speed compare
uses inai-san's oketsu-pantsu gazou.
PNG : INA~1.png 96128kByte
JPEG : INA~1.jpg 40491kByte

LAUNCHPAD
arm-none-eabi-gcc (GNU Tools for ARM Embedded Processors) 4.9.3 20141119 (release) [ARM/embedded-4_9-branch revision 218278]
@1201_7z SDIO_NSMODE_LIBPNG1.6.15
(Using newlib) -Ofast -mfloat-abi=hard -mfpu=fpv4-sp-d16
=== Total Binary Size ===
text data bss dec hex filename
0 492036 0 492036 78204 main.hex
***libjpeg
174817uSec
***libpng
157300uSec

LAUNCHPAD
arm-none-eabi-gcc (GNU Tools for ARM Embedded Processors) 4.8.4 20140725 (release) [ARM/embedded-4_8-branch revision 213147]
@1201_7z SDIO_NSMODE_LIBPNG1.6.15
(Using newlib) -Ofast -mfloat-abi=hard -mfpu=fpv4-sp-d16
=== Total Binary Size ===
text data bss dec hex filename
0 491948 0 491948 781ac main.hex
***libjpeg
181474uSec
***libpng
167060uSec

…イケてるじゃないですか(セルピコ顔で)

バイナリサイズは若干増加しましたがそれが気にならないくらいパフォーマンスが
上ってます!GCC4.8.4のSDIOのハイスピードモードでも勝つくらいの速さです。
これはすごいです。


…と言いたいところですが!

なんと最適化が効きすぎてメモリマップドI/Oのアクセスがごっそり削除されてしまう
ケースが存在しましたorzこちらのディスカッションでも話題に上がっていますが、
プリプロセッサを経由したちょっとトリッキーなアクセスになる場合、すべて
固定値として処理されてしまいますorz

身近な例ではSTM32F1系の旧USBライブラリ(STM32_USB-FS-Device_Driver)が
過剰な最適化の影響を受けます。ここでUSBのレジスタの読み書きの部分が
GCC4.9.3系でごっそり削除してくれやがるため、USB機能が一切機能しなく
なってしまいますorz
たぶん新しいCube系ライブラリではマクロを多用した抽象化が極めて激しい
ためもっとヤバい事態になると思います。まぁそっちは使わないからどうでも
いいですけど回避策として"usb_regs.c"の全体を-O0オプションでコンパイル
するようにpragmaをぶち込んで事を収めました。

現在F1系のUSB機能使っている作例で公開しているのは
STM32Primer2 GPS/GNSS Tracker
のみなので、旧F1系USBライブラリをご使用の方はそちらを参考にしてください。
ついでなので関数ポインタの怪しい部分も明示的にvolatile化しています。




●年末恒例ねむいさんFAQ
ねむいさんのぶろぐを運営するうえでメールやコメント欄(業者対策で全く機能
しなくなってしまいましたが)、はたまた私が虹裏メイドとしてまっとうに本業を
こなしてる時のスレ上において、そして副業時などで頂いたさまざまな
とんちんかんなご質問に対してわたしがとんちんかんに返答させていただきます…


Q:いままで問題なく動いてたのに急に(ry
Q:OpenOCDが動きません。
A:私もOpenOCDがうまく動かないので困ってググってみたのですがこいつのサイト
 ばっかりヒットして非常に鬱陶しいです。なんとかしてくだち。

Q:(捨てメアドで)私は(日本語風の意味不明の文字列なので途中は割愛)
 したがってあなたは開発者なのだから使い方をわかりやすくまとめる義務がある。
A:ここを100000000回声に出して読んでください。
 なんですぐれたシステムとやらを納入してる実績をお持ちの割にはOpenOCDの使い方
 すら理解しようと努力せず丸投げしてくるのか理解に苦しみますがそもそもOpenOCD
 を業務で使用するほうが大間違いですがそれをやんわりたしなめたとたんに
 仕事じゃなくて趣味の遊びですから
とか言って逃げるのマジやめてくだち!

Q:ねむいさんのぶろぐをtwitterで薦めたらいきなりブロックされてしまいました(ニヤニヤ)
A:私のぶろぐを他者を攻撃する武器として使うのマジやめて。
 ルネサス系のマイコン、とりわけ旧日立系の産廃H8,SHをドヤ顔で使ってたくせに
 今更
 STM32にドヤ顔で乗り換えてきたようなハナクソみたいな周回遅れの意識他界系な方々の
 プライド最安値を刺激するのかほんとにヒット率高いです…でもそんなねむいさんも
 職業訓練のマイコン演習の際に生まれて初めて触れたマイコンはH8とイエローソフト
 のCコンパイラで、孫にあげるのはもちろんSTM32。
 なぜなら彼もまた、特別な存在だからです。

Q:ねむいさんルネサスのこと嫌ってるくせにルネサスのデジトラ愛用してますよね?
 い い え
 唯一使用していたFB1A4MはROHMのDTD123YKT146に置き換えました。そもそも
 NEC時代のFB1A4Mなのでノーカンですよぅノーカンうふふふ。
 これは独り言ですがルネサスの半導体のうち置き換えがきくディスクリートデバイス
 は早急に他社のものに置き換えたほうがいいです。旧NECエレの営業さんもROHM製品
 を進めてましたしねむいさんの好き嫌いの話ではなく突然使えなくなる事態が迫って
 いるので今からでも遅くはないですから急げ1!!!!!
 さて問題は置き換えが効かないV850とかのCPUですが、こちらも徐々にARMに変えて
 いこうと上司や社長に働きかけてます。すでにASICの代替でpsoc5採用になりましたし。
 正確に言うとルネサスが嫌いなのではなくルネサスの中にいる旧日立系の残党が大大大嫌いなのです。


Q:(回路図・コード・てにをは)が間違ってます。
A:すみません教えていただいてありがとうございます。直しました。

Q:何故がた老さんにあなた作の描画ライブラリのバグだしをさせているのですか?
A:ごめんなさいごめんなさい!!!!
 ちゃんとこちらでバグの箇所を見つけ修正しました。がた老さんいつもすみません。

Q:こんなバカな質問投げたのどう見てもあんたでしょ
Q:去年は年上にモーションかけてたくせに今年は年下かよ!
A:それわたしじゃありません!でも微妙に歳ごまかしてるように見えて他人のはず
 なのになんか自分のことみたいですごいヤですね…副業先でも話題になってしまった。
 突っ込みどころが多すぎて言葉に困りますがねむいさん
 じゅうよんさいからそっちの33歳の厄年なねむいさんに一言だけアドバイス
 送りますよぅ♨

 自分のことばっか話すな。ちゃんと人の話を聞け###

Q:FETが焼けました。
A:焼いたFETの数だけ強くなれるはずです。
 わざと焼くと逆に弱くなります。

Q:(ハルロックの)ハルちゃんいいよね…
A:いい…
Q:そっちじゃないだろ
A:ハルちゃんいいよね…
Q:ケモナー↓キ↑モいんだよ(C.V.置鮎)
A:気づかれたくなかったのでな…(C.V.麦人)
A:マジレスすると表紙に気合入りすぎて表紙詐欺の同人真っ先に思い出しtウソウソ
 ハルちゃん可愛いよ。マンガ読んだことないけど。
 
Q:↑をぶろぐに乗っけるといろんな意味でヤバいんじゃないの
A:線画だけだととびぃぶろくんにバレなくてセーフなのに気付きました。
 たぶん肌色が見えたらアウトですね〜。
 来年は虹メらしく手描きを強化していこうと思います
 ↑後で知ったのですが作中でSTM32F4を使う描写があったそうで、
  ハルちゃんはSTM32を知っていることになり、この手描きは的外れでした。

Q:ねむいさんのぶろぐが会社/学校から閲覧禁止にされてしまいました。
A:おそらくあなたの上司のケモホモ嫌いが原因ではないかと
 至極まっとうな会社や学校だと思います。
 ねむいさんの副業先でも閲覧禁止されて自分のぶろぐ休み時間ですら見れませんから
 おあいこですよHAHA!
 …ウウッ!

Q:ねむいさんのスレにたまに現れなぞの呪文を唱えるこれは何ですか?
A:そんなのこっちがききたいです…"「」はお前を監視している"ということでしょうか…
 それはさておきKOUSHIROUさん主演のNHKのドラマがひどすぎて腹筋の筋肉痛が
 いまだに直りません…

Q:「ねむいさん」って名前の人ってBL好きな人がやたら多いのですが貴女も…?
A:twitterで一押ししてた方のマンガ買って読んでみたんですけど単なる"やおい"に
 ならず結構読ませる内容でしたよ…新たな世界が見えた…
 ってわけでわたくし虹裏メイドねむいさんは朝田ねむいさんを応援しています♥
 ねむいさんつながりですし♥


さて、そろそろ年越しそば作る時間になったのでこの辺で勘弁してあげましょう…
2014年も最後までドタバタ続きでまったく年が納まっていない感じですが
それでは皆様、よいお年を〜Zzz…

近畿自然歩道を徃く(高見山と三峰山に樹氷を求めて)

TG-3に買い替えてからトレラン主体の記事は今年一度も書いてないからせっかく
なので書かせてもらいますよぅ
近畿自然歩道が主体の内容も今回が初めてですね〜…あれ?何嬉しそうな顔
してるの?でも今回は見ごたえがあるのでだまされたと思って見てってください!
っていうか見なさい!!!!!
近畿自然歩道は東海自然歩道の時とは違って他の人の参考になるような超地味な
攻略要素はなるべく省いて単純に魅せる内容で攻めてみますからだまされt(ry



●2014.12.27 高見山+三峰山ルート

朝の榛原駅。
ここは東吉野村や高台山脈に行くための前線基地です。
交通の便は皆無といっていいほどないのでマイカーがない人は敬遠するような
場所ですがねむいさんは"虹弦流・タクシーでずるっこ移動"をかまして直接
高見山登山口に行きました!
(※樹氷が見られる時期は樹氷バスなるものが運行されています)


東吉野村の高見山バス停に到着です。
ここに来るまでは道を邪魔するものは全くなく猛スピードでかっ飛ばすタクシーの
運ちゃんのハンドリングがワイルド過ぎてすでに心臓バクバクでウォームアップは
すでに完了です…


冬山なので防風と保温を兼ねて帯電防止エアキャップを体幹に巻いておきます。
これ軽くて体積もとらずなおかつ効果抜群なので冬場のトレランの必須アイテム
です!


それじゃ今年の走り納め行ってきます!




高見山登山口は伊勢南街道としばし道を同じくします。
途中で石畳もあったりします。


木々が開けた場所では雪を冠した高台山脈が。
私もすぐにその場所に行く!


途中道が崩れている個所もありましたが巻くことができます。
でもそろそろ道が雪と氷におおわれてきてやばいです。




小峠に到着です。ここから先は急な登りと堅い雪道になるので
トレラン用アイゼンを装着して挑みます!
…なんかクマ出るみたいですねここ…



小峠からは高度を上げていくたびに白色の支配率が上がっていきます。
その白色の正体は樹氷です!


平野登山口と合流して雪の登山道を登っていきます。



樹氷バスがでるのは一月上旬ですが、樹氷はすでに見ごろのようですね〜♥


夢中になって登っていると気づいた時にはあたり一面銀世界となっていました。



山頂付近は風も強いですが樹氷も成長して見ごろです。
撮影ポイントな場所はやっぱし人が結構いてねむいさんも撮影待ち…



山頂小屋はだいぶ人が入っていました。
樹氷バスが出るころは人多すぎで入ることすらできなくなるとのこと。
ねむいさんはちんたらしてたら三峰山にすらたどり着けないので
関係ないですがー!


高見山の山頂には高角神社があります。
えびのしっぽと呼ばれる樹氷がすごい伸びてるのが分かりますね〜


高見山からは直接尾根道経由で三峰山に出られますが近畿自然歩道をたどってるので
いったん下りることになります。標高差900m以上を2回登ることになるので東海自然歩道
の北丹沢
より過酷なコースです。


TG-3のマクロ撮影機能を用いて撮った雪の華です。
わたしもTG-3をだいぶ使いこなせてきましたよ!


どんどん下っていくと急に視界が開けて高台山脈の山々が広がります。
思わず"おお…!"と声をあげてしまいました。



さらに下りると高見峠に行きつきます。ここでトイレ休憩です。
ここは気温は氷点下になっていないようですね。



そこから少し下りて和歌山街道のトレイルに入ります。
ある程度下って積雪が無くなってからアイゼン解除してさらに下る
スピードを上げます!



下って行く途中でかつての街道の史跡が見られました。
なんで蘇我入鹿がこんな辺鄙なところに…???


道は蘇我入鹿の首塚から先ですぐに舗装路になります。



高見山に見送られて国道166号線に降ります。…ここからが長い!


ようやく国道166号線に合流です。すでに次のターゲットの三峰山は見えています!




166号線をある程度下ったら波瀬の集落の旧和歌山街道を走ります。


三度166号線と合流して松阪方面にひたすら進みます。
途中で波瀬小学校(現波瀬ゆり館)があります。


166号線をひたすら下っていくと泰運寺への道が現れます。
今度は進路を北に変えて舗装された林道を上がります。


ひたすら登っていくと泰運寺の参道が出てきます。
舗装路でも本堂に行きつきます。


泰運寺本堂です。


泰運寺本堂からちょっと戻って月出の里への分岐に進路をとります。


結構きついピークを越えて不明瞭な下りを下りると民家の庭先に出てしまいます。


一応近畿自然歩道のルートですがこれ逆から来た場合ルートが完全に
わからないんじゃ…



そんなこと考えつつ川沿いに進んでいると月出の里案内所に行きつきます。
この一帯は民宿があるそうですが泊まる人とかいるのかしら…
営業してる気配が全くないみたいですし過去の元気だったころの日本の
遺物なのでしょうか…
(自然歩道のガイド情報ってたいてい20年くらい遅れてます)

…そんなこと考えつつ次の戦いの支度をします。そう、ここは高見山コースの
終点であり三峰山コースの起点でもあります!



月出の里から三峰山へはまず中央構造線へ向かう必要があります。
超巨大ゲートを力いっぱい押しあけたり不動尊にお祈りしたりと
結構イベンツがあります。




中央構造線(正式名称は月出中央構造線露頭部)に到着です。いわゆる超巨大
断層帯です。二つの異なる岩質がぶつかり合って常に崩壊してる場所ですが
かつては上まで行けたようですが崩壊しすぎてもう駄目みたいですね〜
ここからちょっと戻ってさらに林道を登ります。


三峰山登山口までやってきました。登る体力は必要十分にあります!
ちょっと休憩したのちアイゼンをすぐにつけられる状態にして挑みました!


新道峠までは急登です。しかもちょっと荒れてます。
幾多の難路を越えてきた今では"道が見える"状態ですが油断せず進みました。



稜線に出てすぐに新道峠です。
すでに積雪が高見山よりありました。ここから三峰山までひたすら
スノートレイルになります!


高見山と違ってちょっと樹氷が雑だな〜と思っていたのですが…


そんな思いはすぐに否定され…


三峰山でも樹氷が出迎えてくれました。
ちょうど晴れてくれたのでその隙を逃さず今回のベストショットをキメました!



その後すぐに曇り始め雪も降ってきました。
樹氷も頂上に近づくにつれさらに大きくなっていきます。




御杖村への分岐を越えたころには再び一面の銀世界。
そしてそれに導かれるように頂上まで駆け上がります!



三峰山山頂に危なげなく到着です!頂上は風雪が厳しかったですが、
展望が効く曽爾方面は雪雲に阻まれずよく視界がききました♥


今回の山行を強力にバックアップしてくれたTG-3さんも気温-3℃の環境で山頂と
ツーショットです。こういうタフな環境では本当にタフネスを発揮してくれます。
これからもよろしく〜



三峰山山頂からは緩やかな下りを少し進んで八丁平に行きつきます。
こちらも眺めが素晴らしいです♥
近畿自然歩道の福本登山口への道はちょっとわかりづらいので注意してください。
厳冬期だと道が完全に消えて迷うかも。


八丁平から下りるときに撮影した一枚。日の光が高台山脈に綺麗に当たって
またもや"おお…!"と声をあげてしまいましたよ。



八丁平から先は急降下です。アイゼン外すタイミングがつかめない…


ひたすら下っていくと眼下に林道が見えてきました。
トレイルもあと少し!



福本登山口に到着です。手に持っていたアイゼンをザックにしまい
駆け下りられる体勢になります。


あとはひたすら山間部にある舗装路を下ります!!
うりゃー!


River Deep,Mountain High.


山の向こうに落ちた太陽に代わって月が輝きを増してきます。
これは…まるで…!


もうじき残照も消える。
この時期は日が落ちるのが本当に早い。
山間部ならなおさらそれを強く感じます。


国道166号線と合流する地点で近畿自然歩道の三峰山ルート起点に行きつきます。
ゴールはもう少し南です。


ゴールの富永バス停です。
到着時刻は17:14。最終バスは17:29ですがこれを逃すと和歌山街道の山の中に
一人取り残されて身動きとれなくなるという別の意味で恐ろしい難関なコース
です。おそらく近畿自然歩道一の難しいコースかと。


バスが松阪駅について特急乗る時もドタバタでしたが…、
そして電車が走り出したとたんに緊張の糸が切れて眠りこんでしまい、
危うく上本町まで行ってしまいそうになったり最後まで気が抜けません
でしたがなんとか攻略できました。


そんなわけで2014年の初走りに負けないくらい過酷なコースで今年も〆ましたが
このぶろぐ記事書いてる今ようやく筋肉痛が解けたので、綺麗な体(?)で新年を
迎えられそうです。近畿自然歩道は東海自然歩道ほど一度の距離は少ないですが
道標がない、整備がない、そのそも道がないと意外と難しい印象です。
この一年和泉山系を中心にかなり攻めたつもりですがまだ全体10分の1も攻略
していないのでほんとにライフワークになりそうです。
来年も果敢に挑んでいきたいと思います。


近畿自然歩道(高見山+三峰山) GPSログ



今年のぶろぐこれで終わりじゃないですからもう少し耐えてください!!!

OpenOCD小ネタ15 -LPC5410x,LPC82xシリーズの書き込み対応-

11月ごろに新規ラインナップリリースの報は小耳にはさんでいたのですが
まだまだ先かと思っていたLPC54102XPressoが秋月さんから唐突に発売
されて
おりました。同時にLPC824MAXも販売されましたので早速手に入れ
評価してみましたのでご紹介します。


●LPC82xシリーズのフラッシュ書き込みに対応

LPC824MAX、正式名称はLPCXPresso824MAXです。

中心部のLPC824はCortex-M0+コアを持つLPC810シリーズの上位に位置し、
フラッシュメモリとSRAM容量の増強に加えてDMAも追加されております。
もはやLPC810シリーズとは別品種(後述の部分も含め)とみて良いでしょう。
付属のデバッガはおなじみMBED版CMSIS-DAPです。マスストレージからの
書き込みもサポートしております(が当ぶろぐでは全く使いません)。

ん…?なんかコネクタのハンダが雑だ…

!!!!!!なんかコネクタうまくハマらないと思ったら…
とりあえず精密ラジオペンチで障害物取り除いて対処しました。
後で新しいのに取り換えておきましょ。


気を取り直してOpenOCDから書き込みしようとしてみました…
が、
LPC81x系と同じだろうと高をくくっていましたが正しく書き込めませんorz
もう少し突っ込んで調査してみると最初の1kBしか書き込めてない現象
…これはまさか

UM10800rev1の386ページにはIAPのスタックはLPC810系と同じく148byte確保せよと
指示してあるのですがこれに従うと駄目でlpc4300系みたいに208byte確保しないと
ただしく書き込み動作、正確にはIAPコマンド51が連続で実行できませんでした。
マニュアルの整備がまだ行き届いてない感じですね。LPC82xはリリースして結構時間
経ってるので多分同じ指摘が来てるはずです。来月あたりにこっそり変わってると思い
ます。NxPさんはドキュメントの修正対応かなり早いので特に気にしてませんがあまり
高に言うとコワモテのくまさんに〆られるのd


そんなわけでLPC824にも書き込みデバッグが可能になりました。
ついでにLPC11xxとLPC17xxで対応しているフラッシュメモリサイズの
自動認識についてもLPC800シリーズ向けに対応しておきましたので
cfgファイルの統一可能です♥



●LPC54102のフラッシュ書き込みにも対応


LPC54102XpressoはCortex-M4FとCortex-M0+が同居したLPC5410xシリーズと
V3にバージョンが上がったLPCXpressoのハードウエアで構成されています。

デバッガとしてはLPC-Link2同等品として動作します。CMSIS-DAPでデバッグが
可能になっております。

またコネクタ構成もArduinoのシールド互換に構成になっており、mbedにも
対応予定だそうですがmbed公式にはまだ影も形も使ってる人すらもいません。
つまりこの記事投稿するのが早ければ私が国内第一号になるはずです!!!


と、その前に書き込みをできるようにしなければなりません。LPC824と同じく
OpenOCDにパッチを当てる必要がありました。ブートローダーの構成・エントリ
ポイントはLPC1500シリーズと同じですが当然ながらフラッシュメモリのセクタ
サイズとIAP消費スタック容量が異なりますのでそれに合わせて作りこんで
いきました。


作りこみ自体は慣れたものなのでLPC5410x系のフラッシュ書き込みは危なげ
なく完了し、現状M4コア単独のみですが動作も確認できました。

但し書き込み時にはcfgサイドでちょっとコツが必要です。LPC5410xはLPC1000系
には存在しているベクタアドレスのリマップ機能がなく、電源投入時はもちろん
各リセット時にもブートローダー(0x03000000から開始)にまず飛び、ブートROMの
先頭が0番地に来ます。つまりリセット直後にhaltをかけた状態でベリファイを
行うと、ユーザフラッシュではなくブートROMの内容を読んでしまいベリファイに
失敗します。

これを防ぐためにフラッシュにプログラムを書いた後は一旦リセットをかけて
ユーザプログラムを走らせ(reset run)てからhaltをかけてやる必要があります。
私が公開しているOpenOCDのプログラムと同梱のLPC54102向けcfgは一連の操作を
リブートコマンドとしてprocに定義してありますのでユーザサイドでは特に意識
しないで書き込み・デバッグが可能となっております。

おきぱにはGCCでビルドできるLPC54102XPresso向けのプロジェクトを置いて
ますので秋月さんで購入された方は試してみてください。上で述べたとおりこの
ボードに仕込まれてるものはLPC-Link2相当でHighSpeedで繋がるため、OpenOCD
から書くと極めて遅いと言われているCMSIS-DAPにも関わらずかなり早いです。


これらLPC2000向けパッチはgerritにもパッチをあげておりますので興味のある方は
ビルドして試してみてください。またWindows環境の方はおきぱのOpenOCD
パッチ適用済みですのでご利用ください!

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