激闘!比良山系縦走

今秋もロングトレイルの季節がやってまいりました。今回は昨年途中で打ち
切って敗退した比良山系縦走
のりべんぢです!

山蛭を避けるため11月以降にと考えておりましたが週末に限って天候が崩れ
なかなかチャンスが得られず12月手前のギリッギリでようやくチャレンジする
ことが出来ました。しかしながら11月下旬にしては異例の寒波襲来で気温は
下がり過ぎてしまい、意外な伏兵に苦戦を強いられることに…!
それではまいりましょうか。



●2017.11.25 比良山系縦走(蛇谷ヶ峰〜武奈ヶ岳〜蓬莱山〜権現山)


虹裏メイドの朝は早い。
JR京都駅では薄明でしたが湖西線に乗り込み大津京駅を過ぎたあたりから
お日様が徐々に登ってきました。ずっと機会を待ったかいがあり当日の天気
予報は晴れ、予報通りとなってくれました☆


JR安曇川駅から若江交通バスに乗り、比良山地の北端に位置する朽木支所前
バス停からアタックします。一昨年春に鯖街道の近畿自然歩道を攻略した際
通過した場所ですね。

昨年は蓬莱山から入ってひたすら北上ルートでしたが今回の縦走では戦略上
ひたすら南下していきます。



まずは鯖街道から離れて朽木オートキャンプ場・グリーンパーク想い出の森
へ向かいます。敷地内の運動場からは冠雪した北アルプスがみえますね〜



グリーンパークの敷地内に縦走路の最初の難関蛇谷ヶ峰への登山道があります。
ここから最後までずっとトレイル!(びわこバレイ除く)



不明瞭な渡渉あり超滑る上に斜めってる木の通路ありで序盤からきつい
展開となります。蛇谷ヶ峰までとにかく登り一辺倒です!


尾根道まで出ると暖かい日差しが…♥



標高が900mまで迫ろうかと言ったころに視界が開け、雪をかぶった北アルプスが
くっきり見えますが…なんと自分の足元にも雪が…!昨年は12月上旬でもぜんぜん
なかったのにー!



何はともあれ蛇谷ヶ峰に到着です。琵琶湖の北端やこれから挑む釣瓶岳、
武奈ヶ岳が…あっちもやっぱりてっぺんが雪被ってる!?
ちょっと来る時期が遅かったのかも…寒波の影響もありましたけど。



さて、蛇谷ヶ峰〜釣瓶岳間はとても迷いやすく通行危険個所となっています。
そしてご多忙にも漏れずねむいさんもおもいくそ迷いました。
ココハダレハワタシハドコ


とりあえず尾根に上がってもう一度現在位置確認するか〜と無理やり
登った尾根道のてっぺんが蛇谷ヶ峰山頂だったorz
戻ってるじゃねーか!1!!!
やり直し!!!!


また迷ったorz


らちが明かないので地図読みと球体コンパスを駆使して高度は無視して
"一直線に南下"を試みて本来の縦走路にかち合う作戦をとり、滝谷の頭と
言う分岐で漸く正規の縦走路に落ち合いました…
フ●ァック!!!11!1と言う叫びが滝谷の頭にむなしくこだまする…




一時間半くらい無駄な時間過ごしましたがもう一回アタックして失敗したら
おとなしく山降りるつもりでしたが試合続行ッッ!!

その後は滞りなくボボフダ峠、アラ谷峠、ヨコタニ峠と次々にクリアして
いきます!ボボフダ峠は須川峠と言う別名もあるそう。



前回の離脱ポイント、地蔵峠に到着です。ほどなくして三角点がある
地蔵山もあります。
私が未踏だった比良の縦走区間はここまで。後は勝手知ったる道なのです!!



ササ峠からイクワタ峠につき釣瓶岳を見据えます。
予想以上に雪が積もってそうですね‥‥



実際くるぶしの上までズボるくらい雪が積もってました…釣瓶岳山頂です…


次は比良山地最高峰武奈ヶ岳です!一番標高高いので釣瓶岳よりも
雪あると思います…



釣瓶岳から武奈ヶ岳間はそれほど距離は離れてませんがさっきの雪のせいで
欠航苦戦しました…しかも人が良く通る個所は雪が解けてめっちゃぬかるんで
ます…ここは昨年もぬかるんでたので注意地点ですね。
そして―


武奈ヶ岳に到着です☆
天候が変わりやすく急に曇ったりもしてましたがうまい具合に晴れてくれました!



無駄足を喰ってしまったので感慨にふける暇もなく次にすすみます。
金糞峠へはイブルキのコバから八雲が原を経て向かいます。
そしてちょっと日陰に入るともうすでに雪山の様相を呈しております。


イブルキのコバです。
積雪があったのでこの周囲の登山道の凍結を恐れてましたが日中気温が
一気に上がっていたのでそれは杞憂におわりました。


スキー場跡を降りて八雲が原湿原です。
キャンプを楽しむ人たちがちらほら見えました。



紅葉と雪のコラボを見ながら金糞峠に向かいます。
このあたりとても水がきれいな渓谷でお気に入りの場所です☆



金糞峠です。ザ・ゴールデンウ●ンコ・パス。酷い名前だ…。
ここからは堂満岳を巻いて南比良峠に向かいます。


この巻道ですが超ザレザレで足を滑らせれば谷底までスザザザザの
超危険地帯になっています。

標高の低い割に数多くの遭難者と死者を出している比良山地の恐ろしい所は
迷いやすく脱出できない地形にあります。近いから/低いからといって舐めて
掛かってウボァーが普通に有る場所なので私も今回の攻略に向けて体力づくり
や装備品の厳選を重ねてきました。はたから見たらトレランには全く見えない
ゴテゴテ装備の有様ですが。
特に今回は球体コンパス君と紙の地図が全行程で大活躍です♥




やがて二体のお地蔵さんが見えたころに南比良峠に着きました。
既に縦走路は南比良エリアに入っています。



足滑らせたら下までまっさかさまの登りを越えて荒川峠です。
ここ一番ひどい箇所や…



鳥谷山です。既に日没を考慮する時間になっています。


遠く先にびわこバレイと蓬莱山が、目前には比良岳が待ち構えています!



一気に下りて葛川峠に、そして巨岩地帯を登っていきます!



巨岩地帯を越えたら比良岳山頂です。
ほんとうの山頂は縦走路から離れて西ですがついでに寄ってみました。


太陽が山の裏手に落ちて残照タイムになったころに木戸峠に。
完全日没までに間に合うか!?


びわこバレイ(打見山山頂)への最後のゲレンデの激登り…
夕焼けがきれいだなぁ(現実逃避)



はぁはぁ…完全に暗くなる前にぎりぎり間に…合った…!
びわこバレイ、打見山山頂です…!

びわこバレイは冬季シーズンへのメンテを行うため12月頭から12月中ごろまで
一時閉館となってしまうため比良山地縦走路唯一の貴重な補給ができなくなって
しまいます。

比良山地全山縦走をリスクを限りなく減らして達成させるためには気温が適度に
低くなおかつ積雪も無く天気も安定しているこの時期この季節に来る必要があり
11月のこの時期はほんとにギリッギリなわけでした・・・これ逃したらまた来年に
なるところでしたが危なかったです・・・


補給も終わって夜間山行の装備を整えていたら既に一部で始まっている
改装工事の現場のあんちゃんに「今から(蓬莱山に)いくのか」とよびとめられました。
「今夜は権現山まで」と答えましたが私以外にも"そういう人"が多いのか馴れた口調で
「夜だから遭難しないように気をつけてなー」と見送られました。

雲が吹き荒れる蓬莱山へ向かいます―



雪をなるべく避けてゲレンデを登り三角点がある蓬莱山山頂にたどり着きました。
・・・雲のど真ん中に居るようですね・・・
残照も尽き、もうすぐ本格的な闇の世界がやってきます!


夜間山行の実戦も3度目になりましたが今回は未だ標高1000m越えの世界。
引き締めて挑みます!ここからナイトモードになります。


・・・ッッ前がみえねぇ!

蓬莱山を降りた直後から雲の気流が激しくなってヘッドライトを最強にしてるにも
かかわらず視界がさえぎられる箇所が多々現れてきました。
しかも積雪が硬くなっていて踏み抜いて転倒する危険があるため慎重に慎重に
進んでいきます。


雲の気流が途切れると下界の夜景が琵琶湖側の視界に入ってきます・・・
時折聞こえる鹿のピギーという鳴き声と気流のブォォォォという音だけが
鳴り響く何時もの山の中とは違ったなんとも不思議な空間です。


小女郎ヶ峠です。雲の気流の切れ目を狙って写真を撮ります。
徐々に標高を下げていきますがまだまだ雲の中です・・・



仏像が安置されているホッケ山です。
積雪はかなり減ってきたので足元についてはこれでひと安心です。

南比良の権現山〜蓬莱山間は大人気の縦走路で私自身もこの一帯はトレーニングの
一環でたびたび登っているので夜は来るのは初めてでしたが妙に落ち着いた
気持ちで進む事ができました。んでもって歩行スピードも夜にあわせて落として
いるので疲労に回復が追いついて来て気力も十分になってきました!


ラストピーク、権現山です。ここから一気に高度を落としていきます。



高度が落ちるにつれて雲も徐々に晴れて下界の景色がくっきりみえてきます!


降りていくと急に平坦な広場になり特徴的な切り株が見えました。
ズコノバンまで来たようです。
全然関係ないけどズコノバンってスピルバンみたいやなwですよぅ


ズコノバンからさらに下ると林道になります。
ここからひたすら下り坂ダッシュです!


栗原登山口まで到達しました。
道は舗装路に変わります。長い長いトレイル区間はこれで終了です!


舗装路になっても暗闇は変わりませんがひたすら駆け下りていくと
ようやく街の灯りが出てきました。栗原の集落です。


栗原バス停です。
ここからさらに南下して道の駅で県道と合流します。


街灯がほとんど無い県道は月明かりを頼りに。
月の回りは満天の星です☆
写真ぶれてますけど


JRの高架をくぐり少し北上して和邇駅にゴールです。
トラブルはいくつかありましたが脚力と頼れる装備で乗り越えて
長い長い戦いに勝利しました!


帰路も京都からごくちかくなのでらくちんです♪



というわけで今年も試練が終わりました。今後は熊野古道の攻略に重心を置き
つつ東海自然歩道の復路も再来年あたりのスタートを見据えて準備を進めて
行く所存です。

それとずっと使って来た「STM32Primer2 GNSSTr@cker」ですが、改良を重ねて
これからもどしどし使っていきます。多分ねむいさんが世界でSTM32primer2を
一番長く使い続けている女だと思います(地獄のミサワみたいな顔で)

比良山系縦走 GPSログ


GNSSモジュールを試用する17 -みちびき四号機打ち上げ成功記念-

10月吉日、準天頂衛星「みちびき」の四号機が無事に打ちあがりました。
これで日本製GNSSも4基体制になりますます便利になったと感じますね。
さて、前回はみちびき弐号機の捕捉を目指して奮闘しましたがそれはかないません
でした。後で調べて分かりましたが弐号機のアラートフラグが解除された(=一般の
GNSSモジュールでも受信できるようになること)が9月中旬以降だったのが判明!!

注:以後はこちらの方の表現に倣ってアラートフラグが解除され捕捉可能状態と
  なることを脱皮と表現させていただきます。


ねむいさんが18切符使って奮闘したのが8月中だったので全く無意味なことやって
いたのも同時に判明しましたが別にいいんですyamapに大事な近畿自然歩道攻略
足跡としてしっかり残りましたのでと負け惜しみしながら・・・・・
脱皮確認後に新たに弐号機の捕捉に挑みました!!!!!




●近畿自然歩道(熊野古道伊勢路・滝原宮&三瀬坂)
こらっ☆ずるして飛ばし読みしちゃだめだゾ♥






ねむいさんは数年前から熊野古道の紀伊路、中辺路、小辺路、大辺路、伊勢路の
それぞれのルートからちょっとずつ攻略し、熊野本宮を目指しております。
近畿自然歩道もその一部を通過しているため、熊野古道を攻めるのは近畿自然歩道の
攻略にもなるわけで当ぶろぐのコンテンツにかなったものとなるわけでございます。
今回も三瀬〜滝宮までは近畿自然歩道のルートをまたぐこととなりますがどっちかと
言うと熊野古道がメインとなります。


みちびき弐号機捕れたかどうか結果だけしりたいというせっかち野郎さんはこちらの
リンクから
飛んでくだち!


さて、サテライトIDが記録されるGPGSV/GLGSVも取得できるようにファームを改修
したSTM32Primer2 GNSSTr@cker(と予備のロガー)を起動させ、栃原駅から出発!


住民の生活道路にもなっている熊野古道伊勢路は現在はほとんどがアスファルト化
されていて一部トレイル区間以外はひたすらロードワークとなります。
しかしながら当時の史跡も多数残されており飽きることはありません☆


がしかしそのわずかな区間も工事や自然災害で通行不可能になったりしてますorz



逆に近年になって過去の古道が通行可能になってる箇所もあり、これはありがたい…



ちょっと霞んでますが当日前半はよく晴れていて暑いくらいでした。



宿場町を往きます。
過去の史跡は今でも大事に残されています。


熊野本宮までまだまだ遠い…


紀勢自動車道をアンダークロスします。
弁慶が腰を掛けた弁慶岩なるものも。


定峠なるちょっとした峠を下ります…
がここでつま先で突っ張りすぎて足の指の爪がまた剥げたorz


まだまだ20勸幣綮弔辰討襪里房衂蕕い砲覆辰童兎擦虜肱に…
熊野古道は三瀬の渡しを通過したそうです。


三瀬の渡しです。川は事前に予約して置かないと船で越えられないのでねむい
さんはリターンして大きく迂回します。


ここでようやく近畿自然歩道の起点です…!
相変わらず適当過ぎる案内図なので正確なルートを記載した地図の
事前準備は必須です!!!!


慶雲寺です。一応このう回路も熊野街道の旧道となっています。


三瀬砦です。現在は神社となっています。


不動尊の近くにものすごくいい感じの滝を見つけました☆


北畠氏を祭る北畠神社です。
北畠館跡は勘違いしてスルーしてしまったorz


自然歩道は西に進みますが突然逆方向に進路を変え、三瀬谷ダムに向かいます。




しかし三瀬谷ダムは工事中で歩行者も通行禁止、仕方なく舟木橋から迂回します。



大きく迂回してようやく自然歩道と合流です。
ここからは線路と渓谷の隙間に沿って走ります。



JR滝原駅です。が、まだまだつづきますよぅ!
大内山川をこえて今度は国道42号沿いを北上します。



道の駅木つつ木館に到着です。その奥には滝原宮があります。



滝原宮も伊勢神宮と同じくらい格式が有る場所のようですね。


近畿自然歩道は滝原宮前のバス停で終了ですがまだまだ続きます。



さらに北上をつづけ、熊野古道を逆行する形で三瀬坂峠に登山口に向かいます。


三瀬坂峠への本日最後のトレイル区間です。
傍らに珍しい花を見つけました。



三瀬坂峠です。お地蔵さんが安置されています。


三瀬坂の下りは滑りやすい石が多くて危険!


さらに降りると道は舗装路に変わります。
暗くなる前に脱出出来て安心しました。



多岐原(滝原の万葉仮名当て)神社です。
少女漫画風の解説版があります。ちなみに滝原宮もほぼ同じ奴がありました。


午前に到達した三瀬の渡しの反対側につきました!



熊野古道はとりあえずつながったので後はJR三瀬谷駅に帰還するのみです!
熊野本宮までまだまだありますね…


道の駅「奥伊勢おおだい」に。
しかしここから三瀬谷駅に行くには大きく回り込んで線路を渡らないと
いけないことが判明orz



はぁはぁ…最後の最後にてこずらせやがって…#
無事三瀬谷駅に到着しました。JR東海側の紀勢線は本数が無いので注意です!


近鉄乗り継ぎの松阪駅へ。
後は近鉄に揺られて京都に…帰りますが乗り継ぎの大和八木まではうっかり
居眠りできません!(いちおう無事京都に還れました)


今回のルートは栃原から紀勢線と沿って走り宮川からは川をなぞるように大きく
迂回していったり戻ったりのルートとなりました。
近畿自然歩道(熊野古道伊勢路・滝原宮&三瀬坂) GPSログ

さて…肝心のみちびき弐号機はTitan3で捕捉できたのか!?EXCELで作ったNMEAログ
パーサーで解析してみると…




!!!!!
サテライトIDに193(みちびき初号機)と194(みちびき弐号機)が見え…

〜〜〜〜〜〜ッッツッ!!!!

やったぁあああああああああああああああああああああああああ!!!!!

奮闘すること3か月くらい、ようやくみちびき弐号機を捉える事が出来ました!!
しかも初号機とセットです!!ああなんかとても嬉しい♥



11/22日現在、では一般的なMT3333系のGNSSモジュールで受信できるQZSSは初号機と
弐号機のみとなっています。みちびきの公式サイトに運用状況が適宜更新されていますので
分かりやすいです。ごく最近打ち上げられた参号機四号機もじきに脱皮して受信できる日が
来ることでしょう。

みちびきが増強されることによって近畿自然歩道攻略もますます心強くなりましたね!
これから山行ログも増強していきますのでみなさんも飛ばさないでじっくり見てくださいまし!!!!!!!!

いろいろ試す30

あと2か月で2017年も終わりですか…今年は展開が早すぎた・・・・
でも毎年恒例のロングトレイルの準備に向けてバキバキにトレーニング
してますのでこうご期待!

●OpenOCD久々の更新
OpenOCD小ネタに出来ないほどの小ネタなのでここで紹介します。

まだ黎明期だった9年前より成熟が進みOpenOCDの更新の伸びも飽和してきた
感じですね。かつては当ぶろぐでも毎日更新とかかましてましたが忘れた頃に
mergeされていることが多いので一週間に一度くらいは様子を見てmergeされてる
のがあったらビルドし公開し続けております。

そのなかで有意義な更新が一つ。

STM32F7等のCortex-M7系とかのキャッシュ有マイコンの時の挙動を考慮して
いなかったのが考慮されるようになりました。URLに有るようにフラッシュ書き
込みを行ったあとの即起動するような時に理不尽な糞詰まりやHardFaultの発生が
抑えられます。
QSPI-ROMをリニアに参照するような使い方してるシステムのデバッグ時に
効果が実感されるかと思います。

そんなわけで10月下旬までのmergeを集約したwindows版OpenOCDはこちらからどうぞ!


●FatFsもR0.13aに更新(+ぱっちも)
ChaN師のFatFsもR0.13->R0.13aに更新しておりました。
内容はexFATの細かいバグ潰しとLFN有効の際にLFNとSFNを格納するためのバッファ
用の文字列数の定義が追加されています。
あとunicodeにUTF8が追加されました。これによりFF_LFN_UNICODEが設定できる値が
0〜2に拡張してます。尤もこっちの機能は直接は使用していなくてご縁が無いので
よくわかりませんがデコードの関数(ff_uni2oem())だけはmp3/AACのID3タグの解析の
際にちゃっかり利用させてもらってたりします。

今回の変更を加味したSTM32F7STM32F4は更新済みです。
さらにLPC4088LPC4357向けも順次更新していきますのでよろしくおねがいします。
月末にR0.13a用のパッチも追加されましたが勿論それも適用しております。


●avrdudeが更新終了してるっぽい?
かつて手軽に扱えるホビー用ワンチップマイコンとして絶大な人気を誇っていたAVR。
しかしATMELがmicorchipに吸収されてSTM32等の32bitなARMマイコンがホビー
向けに進出し、いろんな種類のマイコンがArduinoライクに手軽に扱えるようになった
今では**duino系基板にAVRを利用する強い理由がなくなってしまいAVRそのものの
人気もすっかり寂れてしまった感がします。
やはりフラッシュ領域にリニアにアクセスできなくて超めどい完全ハーバードアーキテクチャのせいか

そんな中ねむいさんもすっかりビルドするの忘れていましたがavrdudeがひっそりと
更新を止めてしまったようです。

こういうフリーツールの場合正式終了のアナウンスが有るのは極めて希で更新が
途絶え情報のやり取りや使う人がいなくなった時が終焉の時となるのが常です。
メーリングリストも9月を境に全く音沙汰がなく半導体業界の栄枯盛衰、所業無常を
感じる次第でございます。

それを受けてねむいさんのおきぱで公開しているwindows版avrdudeも11月の更新を
もって最終とさせていただきたいと思います。windows版OpenOCDは知る人ぞ知る
メインコンテンツですがwindows版avrdudeも隠れて需要があるのでAVRが電子工作
の場から完全に消えるまではずっと残しておきますのでご安心ください。

なお、以後の更新は行わないのでOpenOCDと違ってサポートも行いません。自己責任
のもとご使用をお願いします。



STマイクロ配布のライブラリとかツール類がログオンしないとダウンロード
できなくなっていた


フ○ァック!!!!!


・・・・と思いきや苦情殺到したのかログオンしなくてもダウンロードできる
状態に戻ってました?????????
でもメール登録しないとダウンロードできない煩わしさはのこっていてやっぱり
不便ですね〜〜…エコシステムとはどこから来てどこへイクのか!?


ESP32の基板が電流引けないからってAE-FT234Xの基板上のポリスイッチの部分を無理やりジャンパ
C☆R☆A☆Z☆Y過ぎる・・・
しかも火事の脅しつき!
去年あれだけ急激に電流変化するから電源はしっかり作り込めって言ったのに!
これに関わった連中カンガルー先輩全員〆られちゃえばいいのですよぅ!
↑実務でも特定地域のお客さん(政治不安定地域ため現地に行くことができない)の
 環境でしか発生しない電源の不具合が解決できなくて超イライラねむいさん

STM32F7を使ってみる19 -CubeF7がv1.8.0になった-

9月も終わりを迎え、ようやく涼しくなってきましたね。
ねむいさんはここ数年は初夏〜晩秋にかけては登山や自然歩道攻略にリソースを
全振りしているのでこちらのぶろぐはなかなか更新するネタが無いのですが、
OpenOCDやSTM32のトピックは常にチェックしておりますのでご安心ください。

さて9月の下旬にSTM32F7Cubeが更新されV1.8.0になっております。
それに伴いCubeF7の中核をなすHALライブラリも大幅更新となっていました。

大きな変更はソースコード中にソースのバージョン表記が一切なくなったこと
です…なぜこのようなことにしたのか理解できないのですがこれあとあと面倒な
事になりそうでちょっと心配です。特に公式のフォーラム上でくだらない漫才
繰り広げられそうで私はちょっと戦慄しております。

あとはコールバックや割り込みハンドラの細かいバグ潰しでこちらもそれほど
致命的なものではないようですね。実際にCubeF7V1.7.0のHALライブラリと直接
差し替えても特に動作に支障はなかったです。


USBライブラリのMSCのアレについては相変わらずバグったままなので注意して
ください。scsi_blk_addrのuint32_tをuint64_tにしておくのを忘れずに。


それとBSP関連が結構変わっており手を加えないといけません。
私のいつものサンプルにおいてはSTM32F769-Discoではotm8009のドライバを使用
していますがV1.7.0まではランドスケープ(800x480)だったのがポートレイトに
(480x800)なってしまっています。ひとつ前のに戻しておかないと表示も入力もめちゃ
くちゃです!これに関してはotm8009.hの定義を元のV1.7.0のやつのに戻すことで対処。


それともう一件はmp3等のサウンド再生用の関数でこれまたSTM32F769-Disco上に
搭載されたcodec、wm8994を駆動するための初期化の関数内で微妙な改変が行われ
ておりそのままではヘッドフォンから音が出力されなくなってしまったことが判明
しましたorz。(STM32F746G-Discoも同様です)

これについては私が作成してた上位関数があるmp3_support.c,aac_support.c,
そしてwav_support.cのEVAL_AUDIO_Initの第一引数をOUTPUT_DEVICE_SPEAKER
からOUTPUT_DEVICE_BOTHにすることで対処しました。ほんとはこれが正しい記述
だったのかな!?


と言うわけでCubeF7V1.8.0を適用し上記の修正を加えた今月分のいつものの更新
を行いましたので
皆様どしどしご利用ください。
ちなみにARM提供のCMSISのヘッダファイルはCubeF7梱包の奴は使用せずgithubで
日々更新されているその時の出来たてホヤホヤの奴
を適用しています☆
F7のサンプルに限らず他の品種にも時間が空いた時にこのCMSISヘッダファイル群は
まとめて適用して更新しておりますのでSTM32に限らず他のCortex-Mx系のARM
マイコンを使用されてる方にも恩恵があると思います。


ここまで書いて思い出しましたが一般信者へのリリースが待ち焦がれている
STM32H7について、CubeH7ライブラリは実は既にお披露目となっていました
STM32H7のSDIOはなんとUHS-1対応となりましたがリファレンスマニュアルを読むと
動的にI/O電圧を内部で切り替えられる機構はなく専用のトランスレータICと組み
合わせて制御する仕組みとなっています。Discovery系のボードではさすがにトラ
ンスレータは乗ると思いますがNucleo系はちょっと予算的にも信号の精度的にも
難しそうですね。一応トランスレータ無しの3.3Vオンリーなら従来のNS(25MHz)と
HS(50MHz)はサポートしてるのでホビーならこれで十分ですけど。

この辺H7のさらなる進化でUHSモード時のI/O電圧動的切り替えがチップ内部で
出来るようになってくれると嬉しいですね〜

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