色々直す…

…前回の検証でSTM32 Primer2に乗っかっているSWレギュレータIC(L6928D)を、
2つとも吹っ飛ばしてしまいましたが、これらはU9:メインMCU電源供給(2.85V)、
U17:バックライト用電源(3.1V)向けという非常にクリチカルな部分に使われており
どちらか一つでも壊すと、もはやPrimer2は使用不可能になります!!あほか!

仕方がないので代替で使用できそうなレギュレータを探し貼っ付けました
L6928Dは非常に繊細だとのことでもう使わない方向で…

うー
まずバックライト電源生成部。元の設計上では3.1V出力ですが実際は3.2V近くです。
また、カラーLCDのバックライト電源は3.3Vまで使用可能でなおかつSTM32Primer2が
監視しているリチウム2次電池のシャットダウン電圧が3.5Vな点から、いつものLT1963A
先生に代役してもらうことに。電流は500mAも引かないので3.5Vまで落ち込んだ時の
ドロップアウト電圧も気にならないレベルです。これでもう一寸安くなってくれたら
ねむいさん的に最強のLDOなんですけお…性能が高い分お値段も高いんですよね。

うー
次に2.85V生成部なんですが身近にすぐ手に入る2.85V出してくれるちっさいサイズの
レギュレータがLP3988しかありませんでした。残念ながら150mAしか引けないので
STM32Primer2回すだけで精いっぱいです。外部に機器を接続する時は別口でとらざるを
得ないです。耐圧はL6928Dよりも0.5V高いので過渡電圧余裕も確保…かしら?

うー
一度は死んだSTM32primer2でしたが措置を施し電源が修復強化されて無事復ッ活!!
ちなみに10月11日は同僚のヤクいさんの誕生日なのでした!



そしてもうひとつ、不注意で壊してしまった(輝度が異様に下がってしまった)OLEDの
代わりに新しいOLEDの基板がやってきました。前々回もお見せしましたが、chan氏の
LPC2388用のOLEDアクセスプログラムをSTM32F107VCT6に移植しています。
LPC2388のFIOはI/Oクロック36MHzの高速アクセス(最高I/Oトグルスピード18MHz)が
できてOLEDも非常にスムーズに表示できたのですが、STM32もほぼ互角のI/Oアクセス
性能を持ちます。

ただし、STマイクロ提供のライブラリ関数からだと呼び出しオーバーヘッドが掛かり、
直接GPIOレジスタにアクセスする必要があります。
さらにSTM32に(というかCortex-M3)はビットバンドによるアクセスができるので、
うまく組むとLPC2388より早くアクセス可能でしょう。
今回は便宜上GPIOEのみを使用してOLEDを制御したので1命令分多くかかっています。

というわけでSTM32F107VCT6でOLED動かしたところ↓
うー
嗚呼残念だ、せっかくのいなちゃんのえろすな絵が輝度が高すぎて光学迷彩が
掛かったみたいな写真になってしまったー(棒

うー
…とふざけるのはここら辺にしといてカラー写真とかもOLEDでは綺麗に表示できてい
ます。モデルはコツメ氏。カワウソって良いですよね♥特に頭の形とか♥

はてさて、STM32の新(OTGを含む)USBライブラリのリリースはもう少しのはずです
が…。待ち遠しいですね〜。

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