LPC1343はぢめました(+Versaloonを使ってSWD接続でOpenOCDデバッグ)

8/16日にARMマイコン パーフェクト学習基板なるものが販売されました。
基板に搭載されているマイコンはLPCXPresso(LPC1343版)とおなじLPC1343です。
奇しくもLPC1114・LPC1769の開発環境のとっ掛りが出来たので死蔵していた
LPC1343もはぢめて見よう か な とおもって手を出してみました。
決して便乗ではありませんよぅ!


肝心かなめのスタートアップはLPC13xx系がCortex-M3なのを利用してSTM32で
使用したものとほぼ同一のものとしました。NxP系ARMマイコンに存在している
CRP&CheckSumValidationももちろんスタートアップに盛り込みます。
また、LPC1343にはUSBインターフェースがあるのでXPresso基板にUSBminiBコネクタ
から+5Vを引けるようにし、とある1.5A/3.3Vレギュレータでシステム全体に3.3Vを
給電するようにしました。SMDだしセラコン使えるし秋月で買うとかなり安値で買えるし
性能高いしで良いLDOだと思います。


え?秋月のはセラコン対応じゃないのになんで無視して使ってるのですって!?
…さぁ?…誰かがなにかを間違えてるんじゃないかなぁ…?ほら型番とか…

↑ねむいさんは画像掲示板の住人なので画像で語る


それはさておき基板単体で給電できるようになったので、次はフラッシュの書き込み&
デバッグに挑戦です。使用するのはSWD接続なVersaloonです。LPC-Link?何スかそれ?

LPC1114ではまだeraseしかできずあまり期待してませんでしたが、LPC17xx系と
同じようにOpenOCDからSWD接続でフラッシュ書き込みを行うことができました…
これは…ありがたい…!
あとはLPC11xx系のフラッシュ書き込みに対応してくれたら…!


20120229追:
JTAGが無いって言われた時にぃ、じゃぁLPC1114でもSWD接続のOpenOCDつかって
フラッシュ書き込み&デバッグできるじゃない!って確かそういった気もするんですよね



先ずはいつものLED点滅からです。邪魔なうんちゃらLinkはもちろんぶった切ってます。


SWD接続なVersaloonでOpenOCD+Insightによるデバッグ中の画面です。
ペリフェラルはLPC1114の時と同じくaudin氏のOpenOCD用IOViewをLPC1343向けに
移植しました。もうLPCXPressoIDEなぞ要りません。

というわけでLPC13xx系の開発環境の足場作りも整いました。これをとっかかりにして
色々広げていきたいと思います。




ところで、LPC11xx,LPC13xxはフラッシュ容量が32kBしかないので外部に何か容量の超
でかいROMをぶら下げる必要があります。記録媒体としてターゲットにしているのは、
少し前になひたふ氏が触れられていたSSTの大容量SPI-ROM
(手持ちはSST25VF016B)です。
これは現在一般PC用のBIOSROMとして超大量に流通し、使用されているのでmouserや
digikeyでも安価に購入できるようになっています。

こいつに自在にデータを書き込めるようになったらPCのBIOSアップデートに失敗しても
もうなにも怖くはありません!!(←実はこれが主目的)
兎にも角にもSPI-ROMを使いこなすのだッ!


↑接写できるコンデジに買い替えたのでむやみに接写
 …駄目だ上手く撮れない


追:おきを改修しました。
  それに伴いSTM32,LPC2388用のTFT表示プログラムも最新に更新しました。

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