技適マーク付き★RN-42とRN-41を使ってみる


これがっ!

技適(このモジュールでは工事設計認証)

マークだっッ!!!!




はぁはぁ…ようやく電磁波と騒音と振動が遮断されたお仕置き部屋から出ることが
できた…♥なんだかねむいさんもきれいな体に成れたって感じです…

かつては電波法の絡みで脱着可能なコネクタを必ず持つモジュール以外では認可が
降りなかったせいで微妙に使いづらく一つ1万円以上もしやがっていたBluetoothSPP
モジュールですが…、

少し前に電波法に規制緩和があり半田付けタイプのモジュールにも技適マークを
貼ることが許されるようになり
、2015年現在では秋月さんよりMicroChip社製の(元
RovingNetworks製)のRN-42
を購入することで"確実に"技適マークがモジュールに
付されているBluetoothSPPモジュールを安価に入手し堂々と使用する事ができます♥

ちなみに"確実に"と強調した理由は技適(TELEC)の認証が降りていてもモジュール
本体に技適マークが貼られたり刻印されていない物が流通しているからで、特に
中華系海外通販などでは技適マークが無い品種が圧倒的に多く購入して実物を確か
めるまで分からず結局お金と時間を無駄にしてしまうことが多いです。

秋月さんちで購入できるRN-42の素の(半田付けタイプ)モジュールは1700円とかつて
のボッタ価格の連中と比べると破格です。しかもHC-05とかと違って電波法違反に
ならずいろんな場所で思う存分使いまくりできます。さらに市場に捨て値で出回って
いるHC-05とその眷属ほとんどが性能足らずのぱちもんなのを鑑みるとRN-42がいかに
非常に安価でなおかつ安心して使用できるモジュールであるかが分かります。
因みにHC-05の正規品は国際送料合わせると秋月さんとこでRN-42買う方が安くなり
なおかつ到達距離もHC-05より性能が高いので、2015年の今ではわざわざHC-05他
技適マークなしの怪しい中華モジュールをコソコソ使う理由が何一つ無いです。

ぇ?私?私はちゃんとキワモノなのを理解して電波法違反にならない様に電磁波と
振動と騒音が遮断されたお仕置き部屋で紹介してきましたのでいいんです。
私はいいんです!


ゲフンゲフフン・・・・せっかくきれいな体になったのにまたダーティになりかけたので
これからはこのRN-42を真面目に使っていくことにしましょう…



私が秋月さんとこで購入したのはモジュール単品に加えてXBee風に変換基板を
あつらえたもの
です。XBee感覚で使用できるのでお手軽です★現在はさらに安価な
秋月オリジナルのモジュールもありお求め易くなっています♥

いつもの汎用無線モジュールドックでXbeeと同じように接続!
しかし・・・

最初にホストPCで認識させたときはなんでかBuetoothHIDデバイスになってしまい
ました。どうやらデフォルトの設定では電源投入時にIO11をHiにすると強制的に
HIDキーボードになってしまうようです。もともと本家Xbee用の下駄を転用していて
XBeeのファーム更新で使うDTRが丁度RN-42モジュールのIO11につながることになる
ので私の環境では頻繁にこうなっちゃいます。

HIDキーボードモードをキャンセルしたい場合は後でも紹介しますがコマンドモード
で"SH,0000"を送信してやると常にSPPモードで使用可能になります。HIDモード不要
なら真っ先に設定しちゃったほうがいいでしょう、このほか、RN-42ではHC-05たち
とは比べ物にならないくらい幅広い柔軟な設定ができます。
(どっちも同じCSRのBC417なのに)

SPPモードで認識するとこんな感じになります。


XBee風のRN-42のピン配置をまとめてみました。電源投入時不用意にHiレベルにして
しまわないように使わないピンはNCに、その一方でハンドシェイク不要の場合はCTS
とRTSは直結にしておいた方が無難です。
オリジナルのXBeeと比べるとフロー制御用のCTSとRTSが逆のあべこべになので
XBeeアダプタを流用されるときは特に注意してください!!ファック1!!!!!

また、公式のデータシートでは一部に誤植まであってGPIO6と8の説明があべこべに
なってたり何故かGPIO7が二つ存在していやがるのでご注意ください。


ひとまずXBee風のRN-42の購入直後から簡単な設定までもう一度やってみましょうか。
ホストPCとUARTで繋がる状態にしてUARTのターミナルを下記の設定にします。
・115200bps,N,8,1
・フローコントロールあり(RTS/CTS)
このフローコントロールありが曲者です。前途のようにちゃんとした手順でホストと
RTS/CTSを繋いでおくか、もしくはXBee風のRN-42側でRTSとCTSを直結にして
おきましょう。解放は厳禁です!

こんな感じに直結用の切り替えスイッチつけておくと楽です★


電源投入後は接続待ち状態になります。この間にターミナルから"$$$"を打ち込む
ことによりコマンドモードに入ることができます。各コマンドは改行をもって受け
付けられます。改行コードはCRもしくはCRLFとしてください。

・コマンドモードに入る
$$$
・ファームウエアバージョン確認
V
・設定を工場出荷時に全て戻す
SF,1
・ボーレートを230400bps,N,8,1に変更
(リセット後に反映されます。コマンドモードも設定されたボーレートとなります。)
SU,230400
・HIDモード切り替え用キーを無効にする
SH,0000
・PINコード2613に変更する
SP,2613
・コマンドモードを抜ける
---



設定がちゃんと反映されていればモジュールをリセット後ターミナルを230400bpsで
開きなおしてコマンドモードに入り"D"コマンドで上記のように表示されます。

ちなみに"R,1"でソフトウエアリセットも可能です。


Bluetooth側の仮想COMポートとホストとの通信はもちろんバッチリです♥


ちなみにUARTからだけでなくBluetooth側の仮想COMからも同じく設定が可能です★





ところでRN-42よりさらにハイパワーなRN-41というClass1な最強に強まった
モジュールも存在しています。
以前は技適を取得できていなかったのですが最近取得されて、技適マークの入った
モジュールが出回っています。


もちろんねむいさんも入手済みです♥Mouserはこの技適マーク入りのモジュールが
"確実に"購入できます。使い方はRN-42と同じですがRN-41はClass1のハイパワーな送信
(デフォルトが最強出力設定になってる)が可能なので当然消費電流も多く、最大100mA,
RN-42の2倍以上電力を消費しますので電源周りも強化必須です!

しつこいくらいにアピール!!!!

秋月さんちで販売されているXBee風変換基板でRN-41もBee化してみました。
合言葉はbe・・・うっ・・・あ、頭がッ・・・!
















さて、せっかく日本国内で堂々とお外で使いたおせるモジュールを手に入れたので
屋外で実践してみたいところですね・・・自宅からそれほど遠くなく、100m以上
障害物がない広い敷地がある場所といえば・・・


京都御苑(GYOEN)!  Kyoto Imperial palace park!

ここなら思い存分実験が可能です!
そうだねお散歩ついでだね。


RN-41/42側は携帯用USB電源を使って電源供給し離れた場所に置きます。
ホストPC側はずーっと昔に買って今も使っているPLANEXのClass1の
BluetoothUSBドングル
をつけて何mくらいまでデバイスが見えるか確かめてみました。


RN-42はClass2で額面はオープンサイトで飛距離10m程度のはずなのですが、
なんか10mどころか20mくらいまでデバイス安定してつかめました・・・!?
頑張ったら不安定でしたが30mまでいけたです・・・RN-41いらんやん!


お次は本チャンのRN-41です!


・・・
これ余裕で100m以上あるんじゃないかな・・・

力こそパワー!



そんなわけでよほど力を欲しない限りは無理してRN-41使わなくてもRN-42で
事足りると思います。無線モジュールはここ数年で規制の面でも値段の面でも
ハードルが低くなってほんとに良い環境になってきましたね♥

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