LPC4330はぢめました -まだLチカもできない-


積み基板どころか"詰み"基板になるのが分かっていながら人はなぜ、
何故、同じ過ちを繰り返してしまうのだろうか?



…しかしねむいさんはLPC1788にMCI版FatFsを移植を行ったので十分挑戦権が
あると自負しています!日本のアマチュアでは今度こそ一番乗りで(あつさんがすでに触ってました…)LPC4330
搭載されたLPC4330-Xplorerの使用感を報告させて頂きたいと思います!!
この基板インド製だそうですがもう時代は中華大陸飛び越えてインドですよ
インド!


さて、この基板はNxP社肝入りのCortex-M4F+CortexM0のデュアルコアが搭載
された最新のマイコンLPC4330が搭載されています。
最大動作周波数はCortex-M系最高速の204MHzに上り(M4,M0コアの両方とも)、
クアッドSPI-ROMが使えるインターフェース"SPIFI"も搭載されています。


USB-HSのPHYもLPC4330内に搭載しており(USB0のみ)、外付けHS-PHYも必要
ありません!
もちろんねむいさんのいつものに必要なMCIインターフェースもあります!


んでもって基板の構成ですがSTM32F4Discovery宜しく音アプリを強く意識
した構成となっていてAudio-CodecやEthernet-PHYも実装されています。
さらに基板上にMicroSDカードコネクタやSPIFI用のシリアルROMも乗っていて
FatFsの移植も少しは楽になりそうですね♥

さぁケーブル繋いで通電だー!と思ったのですが…
…良く見るとコネクタがなんだか変…






写真分かりづらいですが無理やりねじこんだように金具の上側が微妙に
曲がってます…



そして付属ケーブルの口見たらこんなになってやがりました…
注:最初からこんなになってました。ねむいさん壊してないですよぅ!
  もちろん刺さりませんorz



もうナン持ってイェェと叫びたくなるのを我慢してさらに基板をよく見ると
手半田で修正した跡がありDIPスイッチが溶けてLEDが焦げてました…
もうダブルオドロキですよねほんと印度クオリティすごいってまたひt


インドのNGXから直接購入したので修理交換の手間と金が非常にかかって
しまうと感じ、結局自分でコネクタ・LED他の付け替え修理を行いました。
LPC4330-Xplorerに実装されたmicroUSB-Bコネクタとほぼ似た形状の奴を
taobaoで購入しており、スムーズに付け替えは完了しました。ちなみに
秋月さんちで売ってるタイプの奴はコネクタを挿す向きとピンの
並びが逆のため付け替えができません!ご注意ください。


LEDの交換ついでに3.3VのLDOもMLCCが使用可能なZLDO1117に換装して
おきました。
最初に付属していたUSBMicro-Bのケーブルは捨てて手持ちのを使います。

後はチュートリアルに従いVcomのドライバ入れて基本操作を確認しました。

NGXのチュートリアルにはUSB0サイドのUSBHIDデバイスは挿したらすぐに
動くように見られますがまずUSB1サイドをPCに刺し、その次にUSB0サイドを
PCに刺し、最後にSW2を押すとUSB0サイドのHIDデバイスとして認識される
ようになります。



またSW2を押した後は仮想COMポート上で上画像のように各種チェック
ルーチンが走るようになっています。


同時にEtherNetもアクセス可能です(192.1681.1.123固定なのでご注意下さい)
LEDの操作がブラウザ上から可能になっています。



最後にJTAGで繋いでみてOpenOCDからどう見えるか確かめてみました。
LPC4330-XplorerのJTAGコネクタがちいさ過ぎてTI-StellarisのICDI付属の
ケーブルしかピッチが合うのなかったので、JTAGkey2Cloneの代わりに急遽
これを使いました。

↓で繋いだ状態はこんな感じに…

openocd -s C:/Devz/ARM/OCD/tcl -f interface/ftdi/luminary-icdi.cfg -f target/lpc4350.cfg
Open On-Chip Debugger 0.7.0-dev-00001-ga4830e7-dirty (2012-09-10-17:57)
Licensed under GNU GPL v2
For bug reports, read
http://openocd.sourceforge.net/doc/doxygen/bugs.html
Info : only one transport option; autoselect 'jtag'
adapter speed: 500 kHz
cortex_m3 reset_config sysresetreq
Info : clock speed 500 kHz
Info : JTAG tap: lpc4350.m4 tap/device found: 0x4ba00477 (mfg: 0x23b, part: 0xba00, ver: 0x4)
Info : JTAG tap: lpc4350.m0 tap/device found: 0x0ba01477 (mfg: 0x23b, part: 0xba01, ver: 0x0)
Info : lpc4350.m4: hardware has 6 breakpoints, 4 watchpoints
Info : lpc4350.m0: hardware has 2 breakpoints, 1 watchpoints

確かにCortex-M4とCortex-M0のふたつのコアが見えてますね〜

ほんとに触っただけというかそれ以前のやっと修理したばっか状態なのでLチカ
すらも進んでませんが、豊富なサンプルをベースにいつものを作っていきます。

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