近畿自然歩道を徃く(大峯奥駈道(のごく一部だけ)を徃く)

大峯奥駈道・・・それは宗教的にも極めて重要な過酷な修験道であり、昭和時代からは
幾多のハイカー/トレラン野郎が挑み踏走破してきた極めて過酷なトレイルである―――


そんなトレイルにごく一部だけですが私も挑みました!
2014年末はルート上の大天井ヶ岳周辺の降雪量にびびって高見山+三峰山のゆるふわ
変更しましたが2015年"度"はガンガン攻めてく覚悟は決めてますので・・・

雪解けの時期かつ山桜が丁度見ごろのこの時期を完全に見切って挑みました!



●2015.04.18 吉野〜洞川



大峯奥駈道は紀伊山地の霊場の一部でありますが今回私はそのさらに一部だけを攻略
することになります。ヤマレコの過去ログを漁るとなんとスタート地点の吉野から熊野まで
何日もぶっ通してかもしか山行された方もいるのですが、私は家庭の事情で山行はすべて
日帰り必須、100歩譲って現地へ前日移動しか許されていないので到底無理です。
さらに奥駈道は一部区間で宗教的理由により女性は通行不能なルートがあります。

しかしながら近畿自然歩道としてのルートは近鉄吉野駅から洞川バス停までで日帰りで
十分到達できる距離なので今回のベストコンディションで挑んだわけです。まだ山開き
前なので洞川発最終バスの時刻は15:55と結構タイトでありやはり綿密なタクティクスが
求められるルートでもあります。
(※今回のルートは支線扱いでルート案内は洞川付近にしかなく道標だけが便りです)



というわけでいざ出発!
奥駈道は吉野山中腹の金峯山寺を通過しますが近畿自然歩道は如意輪寺まで下道です。



車道が終わる頃に高度を一気に上げて如意輪寺まで登り始めます。



如意輪寺です。境内には後醍醐天皇稜もあります。



如意輪寺を抜けて駐車場に出ると大きな舗装路に出ます。
このあたりをよく観察すると・・・


花矢倉へ向かうトレイルがあります!


稚児松地蔵です。



日拝地蔵です。
ここは宮滝・津風呂湖ルートからのエントリポイントでもあります。


上千本あたりまでやってきました。ここで観光客たちと再び合流します。


花矢倉です。ここは満開の時期は撮影場所の争奪戦になる場所です。ですが
もう季節的には上千本でも桜は散ってしまっていました。
しかし、上千本のさらに奥地には・・・!?



吉野水分神社です。貴重な水の補給地でもあります。



境内に咲き残る桜と本殿に今回の山行の無事を祈り、いまだ未踏の地に向かいました!



少し進むと高城山分岐があります。
そして徐々にヤマサクラも見え始め・・・


金峯神社の鳥居とヤマサクラが見えてきました!
ここは吉野では最後に満開になる"奥千本"の入り口です。


桜に出迎えられつつ修行門をくぐり神社に向かいます。


神社のちょっと左奥にある源義経の隠れ塔です。
ここではペットボトルの自販機や茶店やトイレもあります。


金峯神社です。
ここでももうすぐ始まる過酷なトレイルの無事を祈りました。


舗装路は徐々に地道に変わっていきます。
看板に書いてあるように本来の近畿自然歩道である大天井ヶ岳の巻き道は
崩落して通行不可能なので登山者も修行僧も皆大天井ヶ岳山頂を経由する
事となります。


その前にちょっと寄り道・・・



吉野奥千本です。山奥に咲き乱れるヤマサクラが見事ですね♥
吉野の千本桜は実際は千本どころか一万本以上あり、現在も桜の植林が続けられて
います。ここ奥千本も絶賛植林中で私がここを訪れる何十年か後にはさらに桜で
埋め尽くされていることでしょう。


奥千本広場の奥にある西行庵です。


奥千本から少し離れた場所にある湧き水"苔清水"です。
寄り道ルートはここで最後の水の補給ができます。
絶対に補給を忘れないようにしましょう。


対面のビューポイントから見た奥千本です。


そのビューポイントにもヤマサクラが咲いています♥
かつてはこのあたりまで寺院があったそうです。


その寺院跡を抜けると宝塔院跡という小広場に行き当たります。
観光地はここで終わりです。後は厳しいトレイルが続く修行の山となります。

・・・が実はねむいさんここに来るまでに外国人観光客たちに至る場所で道を聞かれまくり
足止めをくらいまくってました。多分合計40分くらいロスしたと思います・・・。ねむいさん
英語はぜんっぜん駄目なので"Excuse me?"と呼び止められるたびにしどろもどろでとに
かく思いつく単語ならべて難を逃れてきたのですがこの宝塔院跡でも勘違いして私の
後を付いてこようとした人たちに"ここから先は観光地じゃない"っていう意思を伝える
までに約10分くらいかかったのですがすっかり稲中の井沢さんみたく真っ白になって
しまいましたorz

私たちが棲んでる西院でも八坂神社/祇園方面に行こうとして河原町あたりからから八坂
神社と逆方向にはるばる進んでくる人たちにたまに遭遇するのですが英語ですらアレ
なのに北京語とかハングルで必死の形相で地図とかスマホの画面バシバシたたきながら
大声でまくし立てられても路上強盗にしか見えないからマジやまてくだち(日本語で)!!!



すみません取り乱しました・・・宝塔院跡から先はトレイル区間となり林道や山道の連続
となります。ねむいさんは途中でまたまた寄り道していきました。


青根ヶ峰の山頂です。


ほんのちょっとの寄り道なのであっという間にさっきの林道と落ち合います。


その林道は奥千本から続いていたアスファルト舗装路と合流します。
合流点の駐車場には石碑ときれいなヤマサクラがあり、写真をアップで
取り巻くってしまいました。


さてその舗装路を少し歩くとまたトレイルに押し込められます。


と見せかけてまた舗装路に戻ってきますが。



黒滝村の境を越えてちょっとあとに黒滝村への分岐があります。
ここはバリケードしてある部分を越えてさらに進みます!


さらに舗装路を進んでいくとさりげなく脇のトレイルにいざなわれます。
ここからが本当に超過酷な山道の始まりなのです!


入ってすぐにオオスズメバチの巣と思われる羽音のする穴があって全速力で駆け上が
ったせいでもう息切れしてしまいましたorz
ちょっと平らになったここは心見茶屋跡だそうです。


そして情け容赦の無い異常な傾斜の登り!
ここで私は人間を捨てて大雨の寧比曽岳で使った以来の四足獣歩行姿勢ですいすい
クリアしていこうとしたのですがいいタイミングで対面から人が降りてきて超恥ずか
しい思いをするハメにorz


そんなことはどうでもいいのです!

ちなみにさっきのトレイルの始まりから"KOBO-TRAIL"なる道しるべが散見されます。
これは文字通り弘法大師の道をたどる山岳マラソン大会の道しるべだそうです。
大天井ヶ岳頂上までこの目印がどう進めばよいかをサポートしてくれます。


そんなこと考えてる間に視界が開けてきましたよぅ〜



本日第一の難関、四方岩山頂上です。
やったぜ


バスの時間が早くも気になるので長居は無用、次の目的地へ向かいます!



行者さんが使用される足摺の宿です。
ご覧の通り建物の中を通過します。


そっから先は打って変わって快適なトレイルに!♥


またまた舗装路と落ち合います。



ここは百丁口と呼ばれる広場となっています。



そこから程なくして百丁茶屋跡/ニ蔵宿です。
ちょっとここで昼食をかねて小休止しました。


さて、前途の通り本来の近畿自然歩道は崩落していて先に進めないので大天井ヶ岳の
頂上を経由することになります。これでもかってて言うくらい大天井ヶ岳へ誘導しようと
してますね〜私ももちろん大天井ヶ岳に挑戦します!


ハァハァ・・・四方岩山の時よりきつかった・・・
でも何とか尾根に出られましたよぅ


尾根道はなだらかです。
途中で作業用モノレールと落ち合います


大天井茶屋跡の広場で体制を整え、次に待ち受ける急登りの力を溜めます!


ぬぅぉぉぉぉあと一息だ!・・・と安全な場所に手や足を掛けて登りあがったらうっかり
頂上より東側に出てしまったのがわかり軌道修正・・・



大天井ヶ岳頂上です!東海自然歩道の姫次以来の私が登った山の最高点更新です!
やったぜ



頂上から離れ、あとは尾根に沿って五番関にむかってひたすら下っていきます。


五番関手前の広場に降りてきました。
ココには大天井ヶ岳の巻き道は通行できないという警告看板があります。




五番関です。ここから山上が岳までは"男の世界"で女子禁制なのです。


それを快しとしない者が注意看板に落書きしたり五番関の門を一部破壊したり
しています・・・!こういうことする奴はtntn付いてても付いてなくても山に登る
資格は無いですYO!!!


・・・と一通り憤ったあとは脇の近畿自然歩道の道標に沿って一気に下ります。


五番関トンネルの手前にやってきました。
こっからはまた舗装路となります。


ぬぉぉ!!


走る走る(なんかこのあたりでルートミスしてたようです)


洞川地区は和漢胃腸薬 陀羅尼助丸の看板や商店が至る場所にあります。



さらに進むと山上が岳/稲村が岳への最前線基地の母公堂にたどり着きます。
ここできれいな水が補給できます♥



そこからすこし進んだ先にまたまたきれいな水が流れるごろごろ水なる名水が
あります。しかしココは採水禁止で飲んだらお腹ゴロゴロ水・・・すみませんだじゃれです///



そして同時にようやくルートミスに気付き山上川沿いへ進路を変えます!




時折現れる行場を見ながら山上側の美しい渓谷を何度もクロスしていきます。


ここで面不動鍾乳洞方面に進路をとります。



森を抜けると洞川の集落のはずれに出ます・・・がすぐにまた山に向かいます。


大原山の頂上を目指すのですが・・・なにやらやばい雰囲気・・・


なんとごらんのとおり頂上へは通行不可能となっていました!!


そんなわけで大原山はなかったことにして下りに転じたトレイルを駆け下ります!
しかし・・・



やばい・・吊橋だ・・・


あぁあぁあぁぁぁっぁああああ(吊橋恐怖症)


ひェェェえええぇええい★(吊橋恐怖症)


イぇえええぇエエェエエえええぃ♥(吊橋恐怖症)


吊橋を越えた先も細かく上り下りがあり私の足を苦しめます・・・。


面不動鍾乳洞の分岐までやってきました!


つい数時間前まで激闘してきた大峯奥駈道は中央奥の遠くに見えます・・・
てか五番関からここまでが結構長く感じました。


ちなみにここは入場料かかりますので時間も押してるので鍾乳洞はスルーで・・・


最後にもう一度、大峯奥駈道と洞川の町並みをとらえてから洞川の中心部へと
降りました。




洞川八幡宮まで降りてきました。
ここで近畿自然歩道のルートはゴール地点なのですがほんの少し時間ができたので
竜泉寺に寄りました。



竜泉寺です。ここでも満開の桜が歓迎してくれました♥



境内には小川や池があり、どれも鏡のように透き通ったきれいな水をしています。



悔いが無いように今年最後の桜を写真に納めてきました!


竜泉寺を離れ、今度こそゴールに向かいます。


洞川の南には洞川温泉があります。
残念ながら今回はバスの最終時刻もあいまって洞川温泉に入るまでの時間は
取れませんでした。次回ココに来たときにでもりべんぢします!


てわけで今回のゴールである洞川温泉バス停に到着です。
いろいろありましたが帰り支度する最低限の時間的余裕を残して
到着できました!


バスに揺られること一時間、近鉄下市口駅に到着です・・・
バスはココが終点ではないので転寝すらできず気を抜くことはできません・・・!


下市口からは近鉄特急で・・・
こちらも京都行きの乗換えがある橿原神宮前までは一切気が抜けません!
・・・もちろん無事乗り換えも済み、そっから先は終点の京都まで爆眠でしたZzz・・・






というわけで大きなトラブルもなく、ほぼ予定通りに近畿自然歩道の最難関といわれる
コースをクリアすることができました。気温が高くならず雪もほとんど無く人もまばらな
この時期に行くのがやはりベストです。至る場所で桜も堪能できますし☆

しかしながら今回は時間の都合で温泉には入れなかったので天川川合経由の近畿自然歩道
を攻める時には必ずや入りたいと思います!お風呂セットは忘れません!



近畿自然歩道(吉野〜洞川) GPSログ

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