WVGAな解像度で容量性タッチパネルなTFT-LCDモジュールを動かすその1
数年前にこのLCDが最強最後とか言いましたが・・・
ありゃウソですよぅ
これがっ!480x800でッ!IPSの広視野角でッ!しかもCTP(容量製タッチパネル)
までついったっ!MCUバス向けの最強最後のTFT-LCDモジュールです!!!!!
そしてサイズは4inch!!
中華通販で変換基板付で購入しました。配線の手間が省けて超ラクです♥
TFT-LCDのコントローラICはRM68120という480x800サイズに対応したものです。
ここでちょっと気をつけなければならないのは、大きなサイズのLCDコントローラIC
では内部RAMが半分もしくは全部ない場合があり、そういった品種では8-bit,および
16-bitバスなどのMCUバス経由ではマトモに表示することが出来ません。中華通販で
買うときはご注意ください。
容量製タッチパネル(CTP)は抵抗膜式タッチパネルよりも処理が複雑でマイコン
単体では賄いきれないため専用ICがほぼ確実にセットになっております。
ICの頭にFT5216GM7と書いています。FocalTech社のICですね。
ネットでいろいろ調べてみたのですがFocalTech社のデータシートでよい物が
なかなか見つかりませんがこのCTPコントローラICは2.8〜5インチで相互容量
方式となっています。STM32F7-Discvery(F769版も)にはFT5336GQQという
マルチタッチサポートな相互容量方式のものが使われています。
容量性タッチパネルコントローラの自己と相互の方式の違いについては
ノリタケLCDさんちの説明がとても分かりやすいです。
さて、このFT5216はタッチポイントが一つしか搭載していません。結局抵抗膜式と
あんまし変わらない感覚ですので使い勝手を抵抗膜式の時と同じになるように、
FT5xx6シリーズはタッチポイントが5つまで、さらにジェスチャ機能もサポート
しておりますが、従来の抵抗膜式タッチパネルと同じ感覚で操作できるように
いつものにCTP向けの処理を追加していきました。
世に出回っているCTPコントローラはI2Cインターフェースと外部割込み
用端子がでているものが殆どです。当然ながらSPIよりも速度が遅いくせに
シビアなI2Cペリフェラルの操作が要求されるのでご注意ください。
また、殆どのケースでINT割り込みの処理が必須になるでしょう。
で、動かしているところです。まずCTPコントローラICのdeviceIDを読み
取って表示できるようにしました。0x79はFT5216の証です。
そんでもっていないさんの全身図を♥
480x800の世界ってスバラシイ♥
昨年まではWVGAサイズなTFT-LCDも容量性タッチパネルもなかなか手が伸びにく
く実験レベルで終わっていたジャンルでしたが、現在では気軽に利用できる段階に
までなったと感じております。これから先どんどん活躍していく事でしょう。
なんとこの記事、次回につづきます・・・
コスプレ大好きいないさん
どうでもいいですがねむいさん自身いなちゃんが誰のキャラのコスプレしてるのか
知らなかった・・・
-
免責・連絡先は↑のリンクを
↓SNSもやってます↓
powered by まめわざ- ARM/STM32 (116)
- OpenOCD (27)
- ARM/NxP (34)
- ARM/Cypress (5)
- ARM/Others (3)
- ARM/Raspi (1)
- AVR (13)
- FPGA (4)
- GPS/GNSS (19)
- MISC (81)
- STM8 (2)
- Wirelessなアレ (16)
- おきぱ (1)
- ブラウザベンチマーク (28)
- 日本の自然歩道 (25)
- STM32U0はぢめました
⇒ ねむい (08/07) - STM32U0はぢめました
⇒ ひかわ (07/28) - STM32H5を使ってみる3 -待ち受ける初見殺しの罠たち-
⇒ ねむい (05/17) - STM32H5を使ってみる3 -待ち受ける初見殺しの罠たち-
⇒ どじょりん (05/16) - STM32H5を使ってみる3 -待ち受ける初見殺しの罠たち-
⇒ どじょりん (05/16) - いろいろ試す61(と今年の反省会)
⇒ ねむい (01/02) - いろいろ試す61(と今年の反省会)
⇒ ひかわ (01/02) - いろいろ試す61(と今年の反省会)
⇒ ひかわ (01/01) - STM32H5を使ってみる3 -待ち受ける初見殺しの罠たち-
⇒ ねむい (12/31) - STM32H5を使ってみる3 -待ち受ける初見殺しの罠たち-
⇒ ひかわ (12/31)
- October 2024 (1)
- September 2024 (1)
- August 2024 (1)
- July 2024 (1)
- June 2024 (1)
- May 2024 (1)
- April 2024 (1)
- March 2024 (1)
- February 2024 (2)
- January 2024 (1)
- December 2023 (4)
- November 2023 (2)
- October 2023 (2)
- September 2023 (1)
- August 2023 (2)
- July 2023 (1)
- June 2023 (2)
- May 2023 (3)
- April 2023 (1)
- March 2023 (1)
- February 2023 (1)
- January 2023 (1)
- December 2022 (2)
- November 2022 (1)
- October 2022 (1)
- September 2022 (1)
- August 2022 (1)
- July 2022 (1)
- June 2022 (1)
- May 2022 (1)
- April 2022 (1)
- March 2022 (1)
- February 2022 (1)
- January 2022 (1)
- December 2021 (2)
- November 2021 (2)
- October 2021 (1)
- September 2021 (1)
- August 2021 (1)
- July 2021 (1)
- June 2021 (1)
- May 2021 (1)
- April 2021 (1)
- March 2021 (1)
- February 2021 (1)
- January 2021 (1)
- December 2020 (3)
- November 2020 (1)
- October 2020 (1)
- September 2020 (1)
- August 2020 (1)
- July 2020 (1)
- June 2020 (2)
- May 2020 (1)
- April 2020 (1)
- March 2020 (1)
- February 2020 (1)
- January 2020 (1)
- December 2019 (3)
- November 2019 (1)
- October 2019 (1)
- September 2019 (2)
- August 2019 (1)
- July 2019 (1)
- June 2019 (1)
- May 2019 (1)
- April 2019 (1)
- March 2019 (1)
- February 2019 (1)
- January 2019 (1)
- December 2018 (3)
- November 2018 (2)
- October 2018 (1)
- September 2018 (1)
- August 2018 (1)
- July 2018 (1)
- June 2018 (1)
- May 2018 (1)
- April 2018 (2)
- March 2018 (1)
- February 2018 (1)
- January 2018 (1)
- December 2017 (2)
- November 2017 (2)
- October 2017 (1)
- September 2017 (1)
- August 2017 (1)
- July 2017 (1)
- June 2017 (1)
- May 2017 (1)
- April 2017 (1)
- March 2017 (2)
- February 2017 (2)
- January 2017 (2)
- December 2016 (7)
- November 2016 (2)
- October 2016 (2)
- September 2016 (1)
- August 2016 (1)
- July 2016 (1)
- June 2016 (1)
- May 2016 (2)
- April 2016 (1)
- March 2016 (2)
- February 2016 (1)
- January 2016 (1)
- December 2015 (3)
- November 2015 (1)
- October 2015 (3)
- September 2015 (2)
- August 2015 (2)
- July 2015 (3)
- June 2015 (3)
- May 2015 (4)
- April 2015 (2)
- March 2015 (4)
- February 2015 (1)
- January 2015 (3)
- December 2014 (3)
- November 2014 (2)
- October 2014 (1)
- September 2014 (2)
- August 2014 (2)
- July 2014 (3)
- June 2014 (2)
- May 2014 (1)
- April 2014 (1)
- March 2014 (4)
- February 2014 (4)
- January 2014 (3)
- December 2013 (5)
- November 2013 (4)
- October 2013 (3)
- September 2013 (2)
- August 2013 (2)
- July 2013 (2)
- June 2013 (3)
- May 2013 (2)
- April 2013 (2)
- March 2013 (2)
- February 2013 (2)
- January 2013 (3)
- December 2012 (4)
- November 2012 (2)
- October 2012 (2)
- September 2012 (4)
- August 2012 (1)
- July 2012 (3)
- June 2012 (2)
- May 2012 (3)
- April 2012 (3)
- March 2012 (2)
- February 2012 (3)
- January 2012 (3)
- December 2011 (5)
- November 2011 (3)
- October 2011 (2)
- September 2011 (2)
- August 2011 (2)
- July 2011 (2)
- June 2011 (2)
- May 2011 (2)
- April 2011 (2)
- March 2011 (2)
- February 2011 (2)
- January 2011 (3)
- December 2010 (7)
- November 2010 (1)
- October 2010 (1)
- September 2010 (1)
- August 2010 (3)
- July 2010 (4)
- May 2010 (1)
- April 2010 (2)
- March 2010 (2)
- February 2010 (2)
- January 2010 (3)
- December 2009 (3)
- November 2009 (8)
- October 2009 (7)
- September 2009 (5)
- August 2009 (4)
- July 2009 (6)
- June 2009 (6)
- May 2009 (14)
- January 1970 (1)
Copyright(C) B-Blog project All rights reserved.
Comments
Aliexpressを見ていたら同じような感じの5インチが出てますな(480x854)
https://ja.aliexpress.com/item/5-0-inch-HD-IPS-TFT-LCD-capacitance-touch-panel-with-PCB-adapter-board-highlight-wide/32669095802.html?isOrig=true#extend
ねむいです。こんにちは。
貼ってしまいましたね!?それはまさに次回用のネタだったのですが…!
このLCDについていたCTPコントローラICが曲者だったので次回に詳しく
解説させていただきます!
すみません(汗
使用レポート期待しています(`・ω・´)ゞ
お久しぶりです。
ようやくこの記事のCTPを動かしてみました。5点迄拾えますよ〜。
あきらさまこんにちは、ねむいです。
ご指摘の点確かに私の思い違いだったので修正しました。
マルチタッチに加えてジェスチャなんかも取れちゃいます。
CTPは抵抗膜式と比べてキャリブレーション要らずなので
一度動かし方覚えたらとっても楽ですね。
Post a Comment